漁業×観光の力で「稼げる漁村」へ。官民一体で取り組む「神経締めの究極鮮度」を武器にした地域再生プロジェクトを本格始動。2月・京都で品評会を開催…

掲載日: 2026年02月10日 /提供:TRAPOL

高知県土佐清水市の窪津共同大敷組合と土佐清水市観光協会が協働し、「漁村再生×観光振興」プロジェクトが本格始動したことをお知らせします。神経締めの第一人者・長谷川大樹氏を招聘し、地域の強みを再定義する本プロジェクトの第一歩として、2026年2月・京都にて魚の品評会を開催いたします。


長谷川氏による神経締めの技術指導

漁村の危機を救う、観光協会との「究極鮮度」による地域協働

高知県最南西端に位置する窪津大敷漁港は、黒潮の本流と急峻な海底地形が生み出す恵まれた海域にあり、「質の良い魚が揚がる漁港」として知られてきました。しかし近年は、漁業者の高齢化、後継者不足、船舶の老朽化、採算性の低下など、日本各地の漁村と同様の問題を抱え、地域の将来に危機感が高まっていました。

この状況を転換するべく、2025年9月に就任したのが41歳の新代表・林氏です。 「窪津には、魚そのものの質という圧倒的な強みがある。その価値が市場に正しく伝わっていない」という思いのもと、林氏は就任直後から、漁村再生の鍵として“魚の価値向上”に力を入れる方針を明確にしました。

これに呼応したのが、昨年度より「究極鮮度のまち」構想を推し進める土佐清水市観光協会です 。漁港の「生産(漁業)」と観光協会の「発信(観光)」が一体となり、地域全体で新たな経済循環を生み出す、官民一体の改革が始まりました。

その第一歩として決断したのが、全国で活躍する神経締め技術者・長谷川大樹氏の招聘です。

世界が注目する神経締めのプロフェッショナル・長谷川大樹氏とは

長谷川氏は、仲買人であり神経締めの専門家で、テレビ番組やドキュメンタリーでも多く取りあげられてきた人物です。魚の鮮度保持と旨味の維持を科学的な視点で体系化し、「漁業者の収益構造を技術で変える」取り組みを行っています。

神経締めは、魚のストレスや腐敗を抑え、鮮度の頂点を長時間保つ高度な処理技術で、特に定置網が盛んな地域では大きな付加価値を生むと期待されています。窪津にとって、まさに必要な技術でした。


神経締めを施す長谷川氏

技術指導会で漁師自身が体感した「窪津の魚の本当の力」

窪津大敷の船長を対象に神経締めの講習会が実施されました。長谷川氏の実演後、参加した船長たちは、神経締めを施したムロアジやシイラを試食。その変化は予想を超えるものでした。

ムロアジを口にした船長は、
「普段は刺身にすると水っぽいが、今回は身がしっかりしてもっちりしていた。同じ魚とは思えないほど違う」 と驚きを隠せませんでした。

シイラの試食では、
「これまであまりおいしい印象がない魚だったが、今日はカンパチのような重みがあり、臭みがなくて驚いた」という声が挙がり、漁師自身が自分たちの魚のポテンシャルを再認識する場となりました。

ただ技術を教わる場ではなく、 “自分たちの魚がもっと評価される未来”をつくるために、漁師の方々も前のめりになって参加していました。

魚価向上から漁村再生へ。そして観光へ。持続可能な地域モデルを目指す


水揚げ作業を行う漁師

今回の技術導入は単発の取り組みではなく、窪津漁港が進める長期的な地域再生計画の中核を担うものです。今後は以下の取り組みが段階的に進められます。

・定置網で揚がる魚の神経締め処理を順次導入
・市場・飲食店向けの魚の品評会開催
・料理人・バイヤーとの連携強化


こうした取り組みの結果として、土佐清水の魚の価値が再認識されて魚価が向上し、長期的には土佐清水ブランド確立していくことを狙っています。同時に、漁業を軸にしたガストロノミーツーリズムも活発化させていくことを目指しています。

林代表はこう語ります。「窪津には魚の質という揺るぎない強みがあります。それをどのように価値として届けるかがこれからの漁港の存続を決める。今回を起点に、地域全体で新しい未来を積み重ねていきたいと考えています。」

そして、土佐清水市観光協会も「土佐清水市の目指す観光について、この事業で学んだ事を活用し土佐清水の新鮮な魚を更に一手間、二手間かける事で究極鮮度の魚を味わえる街としてPRしていきたい。そして、新たな観光人口増と販路拡大によって関西圏を中心に美味しい魚を届ける事が出来るように努めて行きたいと考えます。また、全国シェア70%の宗田節をもっと知ってもらう為に、新たな体験メニューを造成し来てよかったと思ってもらえる土佐清水市にして行ければと思ってます。」

このような取り組みを通じて、魚の価値向上が漁業者の収入改善につながり、観光が地域経済を広く支える。こうした好循環を生み出すことが、本プロジェクトの最終的な目的です。

京都・「魚の品評会」のご案内




今回の講習会を受け、神経締めをした土佐清水の魚の魅力を伝えるため、仲買人・飲食店・料理人向けの品評会を2026年2月に京都で開催します(一般の方もご参加頂けます)。

ご関心をお持ちいただけましたら、下記リンクでお申込み下さい。

■仲買人・飲食店・料理人・メディア関係者の方
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScLaGHltkevP5kaTZNC4U-FhRTifTA2xHKvSoKiDlKtpfutrg/viewform

■それ以外での一般参加を希望される方
大好評のため一般参加枠も設けさせて頂きました。本来、飲食関係者様向けのイベントとなるため、有料でのビュッフェイベント参加となりますが、ご容赦下さい。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScjF3lhQ0j9-s0lMXRoqIuWawonHinU9NUV0AibO5Jd2v7k5g/viewform

【お問い合わせ】
TRAPOL株式会社
E-mail:ope@trapol.co.jp

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