日本の農産物の生産から販売まで一気通貫で展開し、新たな産業構造を創出する株式会社日本農業(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:内藤祥平、以下「日本農業」)は、鈴与商事株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:伊藤正彦、以下「鈴与商事」)と果樹生産事業の拡大を目的とし、資本業務提携を行いました。本提携により、鈴与商事の子会社であるベルファーム株式会社(本社:静岡県菊川市、代表取締役社長:岡田典久、以下「ベルファーム」)が、2026年4月より青森県青森市浪岡地区にて高密植栽培*1を採用したりんご生産を開始します。
また、鈴与商事 代表取締役社長の伊藤正彦氏が、日本農業の社外取締役に就任しました。
*1:世界的に主流となってきている収益性、効率化を求める栽培方法。日本で広く採用される栽培方法(丸葉栽培)に比べ3倍の収穫量が見込まれる。一本一本の樹を細く仕立て面積あたりの定植本数を増やし、また、樹を一直線に並べて植えること(整列樹形)で、機械化・省力化に適している

■背景・目的
農林水産省の試算*2では、2030年には2020年と比べて果樹の耕作面積と農業者は半減すると予測されています。青森県においてもりんごの栽培面積は、2023年から2024年の1年間で400ha(2.1%)が減る*3など、減少傾向が続いています。
鈴与商事は、子会社のベルファームにてトマト生産に加え、アスパラガス生産を行ってきました。しかし、温暖化による栽培環境の変化や地域の就農人口減少といった社会課題を踏まえ、持続可能な農業の実現に向けて果樹栽培への事業拡大を検討してきました。加えて、鈴与グループの航空事業である株式会社フジドリームエアラインズ(FDA)が青森空港に就航しており、グループとして青森地域との結びつきが強いこともあり、青森県におけるりんご事業に参画します。
日本農業は、「日本の農業で、世界を驚かす」をミッションに、生産から販売までを一気通貫で担い、産業の構造転換を目指しています。2016年の設立より日本産りんごの台湾や香港などアジアを中心とした輸出を手がけており、青森県において高密植栽培を採用したりんごの生産、ニーズや基準の異なる国内外の出荷に対応可能な選果・梱包の機能を持ち、川上から川下まで展開しています。また、研究開発に取り組む高密植栽培の普及に向け、青森県内のりんご生産者や農業参入企業をサポートしています。
鈴与商事と日本農業は、このような背景を踏まえて、それぞれが持つ資源や特徴を生かしながら、持続可能な農業モデルの構築に向け本提携を進める運びとなりました。りんご事業に留まらず、農産品の輸出、物流、農業資材供給など幅広い分野での協業を視野に、両社間の連携を強化してまいります。
*2:農林水産省「基本計画の策定に向けた検討の視点 我が国の食料供給(農地、人、技術)」(https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kikaku/bukai/attach/pdf/241106-3.pdf)
*3:農林水産省「令和6年果樹及び茶栽培面積(7月15日現在)」
■今後の展望
・農地開発
ベルファームでは、青森県内に支店を開設し、青森市浪岡地区に所在する約7.5haのりんご園地の開発を進めており、2026年4月からの定植を予定しております。日本農業は園地開発や開園後のオペレーションなどを支援します。
・栽培方法
ベルファームのりんご園地では、日本農業が研究開発・導入する、より生産効率の高い海外式の栽培方法「高密植栽培」*1を採用します。
・販売開始
鈴与商事は2025年11月より日本農業とりんごの取引を開始し、静岡・山梨・長野・愛知の4県で代理店として、ベルファームの既存取引先(トマト、アスパラ)を中心に販売を開始しています。

(参考)高密植栽培りんご園地の様子
■鈴与商事株式会社について
企業名 :鈴与商事株式会社
代表者 :伊藤正彦
所在地 :静岡県静岡市清水区入船町11番1号
設立 :1990年6月
事業内容:石油製品・LPG等のエネルギー販売、発電および電力の仕入・販売、エネルギーシステム機器の販売・施工・保守管理、太陽光発電システムの販売、温室効果ガス排出権の販売、ボトルウォーターの製造・販売、セメント・生コンクリート等建設資材の販売、合成樹脂原料・化成品・合成樹脂製品等の販売、FA電機品、複合機他OA機器販売他
URL :https://www.suzuyoshoji.co.jp/business.html
■ベルファーム株式会社について
企業名 :ベルファーム株式会社
代表者 :岡田典久
所在地 :静岡県菊川市西方4200番地
設立 :2010年1月
事業内容:農産物の生産、加工、販売、小売
URL :https://www.bell-farm.jp/
■株式会社日本農業について
企業名 :株式会社日本農業(英文表記:Nihon Agri, Inc.)
代表者 :代表取締役CEO 内藤祥平
所在地 :東京都品川区西五反田1丁目13-7 マルキビル101
設立 :2016年11月
事業内容 :農産物の生産・加工および輸出・販売、農業経営コンサルティング等
URL :https://nihon-agri.com/









