プレスリリース
「バランスの取れた食生活」に関する日仏共同文書を提出!
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令和3年7月26日
農林水産省
フランス農業・食料省
本日、野上農林水産大臣とフランスのドゥノルマンディー農業・食料大臣との間で、バランスの取れた食生活及び食文化を重視すること等を内容とする文書に合意しました。アグネス・カリバタ国連事務総長特使に提出し、今後、9月の国連食料システムサミットでの議論への反映が期待されます。
1.背景
(1)国連食料システムサミットのプレサミットにおいては、食料システムの持続可能性に向けた様々な解決策が提案されています。この議論の中で、日仏両国は、食料システムの持続可能性向上の達成に向けて、食生活に目を向ける必要があるとの立場を共有してきました。
(2)特に、バランスの取れた食生活の重要性、また各国や地域の食文化への関心を高めることが重要である点については、ユネスコ無形文化遺産に登録された食文化を持つ日仏両国共通の視点です。
(3)国連食料システムサミットのプレサミットの機会に、両国から、この視点を幅広く世界に向けて呼びかけようと、両国大臣が共同文書に合意しました。
2.共同文書のポイント
(4)合意された共同文書のポイントは以下のとおりです。
食料システムの持続可能性のためには、持続可能な方法で生産され、安全で栄養価の高い多種多様な食品を元としたバランスの取れた食生活を推進することが重要であること
バランスの取れた食生活の推進は、伝統的な各地域の知識や、エビデンスと科学に基づくべきであり、各地域の食文化に最大限の注意を払うべきであること
日仏それぞれの食生活ガイドラインや食育の経験を共有することで、世界の食料システムの持続可能性に貢献可能であること
(5)本共同文書は、国連食料システムサミットの、アグネス・カリバタ国連事務総長特使にフランス政府から提出され、国連食料システムサミットのプレサミット等の場で、両大臣から世界に向けて発信される予定です。
3.両国大臣のコメント
野上農林水産大臣「今般、ドゥノルマンディー大臣とともに、バランスの取れた食生活の重要性、食文化の重要性を呼びかける文書を発出できたことを極めて喜ばしく思います。我々の主張を、国連食料システムサミットのプレサミットの機会に、世界に届けていきます。」
ドゥノルマンディー フランス農業・食料大臣「野上大臣との共同声明では、安全で栄養価の高い食品の多様性に基づくバランスのとれた食生活の重要性と、食における文化的根拠への配慮の必要性が強調されています。日本とフランスは、持続可能な食料システムを確保するためにはバランスのとれた食生活が不可欠であるという見解を共有しているため、日本と共にこの文書を発出できたことは、私にとって大きな満足感があります。」
4.その他
国連食料システムサミット特設サイト
https://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kanren_sesaku/FAO/fss.html
添付資料
「バランスの取れた食生活」に関する日仏共同文書(PDF : 134KB)
仮訳(和文)(PDF : 209KB)
お問合せ先
輸出・国際局国際戦略グループ
担当者:池田、今井
代表:03-3502-8111(内線3505)
ダイヤルイン:03-3502-8497
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