刺身で食べるのは広島だけ!?夏が旬の「小イワシ」 - ひろしまラボ

掲載日: 2021年07月16日 /提供:広島県庁

刺身で食べるのは広島だけ!?夏が旬の「小イワシ」

ひろしま自慢 | 2021年7月16日(金)

毎年、梅雨入りの時期になると聞こえてくる「もう食べた?」の声。6月に入ると、広島県西部を中心に、スーパーや鮮魚店には銀色に輝く小型の魚が並びます。

広島で昔から親しまれている「小イワシ」

県内で「小イワシ」といえば、カタクチイワシのこと。広島県では昔から親しまれている魚で、江戸時代にはもう「こいわし」と呼び、市中を売りあるく行商の方がいたそうです。天ぷらやお刺身など、子どもから年配の方まで広く食べられている小イワシは、まさに広島の隠れたソウルフードなんです。

小イワシってどんな魚?

県内の漁獲量の60~70%を占めているカタクチイワシ。毎年6月10日に漁が解禁されると一斉に漁獲が始まります。県西部の広島湾が主な漁場です。通常、カタクチイワシといえばイリコやしらす、ちりめんなど、茹でて乾燥させたものを思い浮かべますよね。でも広島では、この時期、獲れたての小イワシが手に入るので、鮮度を活かした刺身や丸ごと天ぷらにして食べることが多いんです。

刺身で食べるのは、全国でもあまりないそうですよ。鮮度の秘訣は、近くて良い漁場に恵まれていること。特に広島湾周辺では、市場のセリの時間に合わせ、早朝に漁に出て出荷をしています。漁業者の方の見えない努力によって、鮮度抜群の小イワシが届けられています。

新鮮な小イワシが手に入ったらまずはお刺身で!

イワシは栄養価が高いのですが、油 (不飽和脂肪酸) が多く傷みやすい弱い魚です。刺身で食べられるほど鮮度が高い小イワシが、スーパー等で安価に手に入るのは、広島ならでは。新鮮な小イワシが手に入ったら、ぜひ試していただきたいのはお刺身です。ご家庭にあるスプーンや、荷造りで使われるテープ (PPバンド) で手軽に捌くことができるんですよ。

やり方は簡単。スプーンの先や輪にした荷造りテープをイワシのエラにあて、尾に向かい、背びれに沿って身を剥がします。

身は、すぐに氷水で何度か洗います。水の冷たさに手が痛くなってしまいますが、丁寧に水洗いすることで臭みがとれて身が引き締まり、「7回洗えば鯛の味」とも言われています。ショウガ醤油で食べる小イワシの刺身は絶品。「広島に生まれてよかった」と思う瞬間です。

小イワシの旬は6月~8月。飲食店でも味わうことができますので、感染対策のしっかりとしたお店で広島の味を堪能しましょう!

広島積極ガード店 ひろしませっきょくガードてん

県民が安心して店舗を利用できるよう、業界の定めるガイドライン遵守や感染者発生時の行政への積極的な協力などを自主的に行い、県に登録した飲食店。

詳細を見る

bnr_500_menuplus.png 記事下バナー

注目のキーワード

すべてのキーワード

業界

トピックス

地域