新たな秘境グルメで中山間地域に元気を!地元のJA、役場、高校が連携し開発した「イノBooさんど」誕生!

掲載日: 2020年03月26日 /提供:群馬県西部農業事務所

群馬県の上野村にある道の駅上野だけで食べられる秘境グルメ「イノBooさんど」。4月5日までの期間限定で試験発売中!「イノBooさんど」とは、イノブタの燻製、鱒の燻製クリームを挟んだホットサンド。

群馬県西部の中山間地に位置する上野村は、群馬県南西部に位置する人口約1,160人の群馬県で最も小さな山合いの村(令和2年3月1日現在)。観光客に地域農畜産物を活かした「秘境グルメ」を食べてほしいと地元のJA、役場そして地元の高校が加わり商品開発をしました。素材のメインとなるイノブタ(猪豚)は、雄のイノシシと雌のブタ(デュロック種)を掛け合わせた食用の家畜です。昭和43年に村おこしの一環として全国に先駆け上野村で飼育がスタートしました。一般的な豚であれば約6ヶ月程度で出荷となりますが、猪豚は約8~9ヶ月で出荷となり現在の生産量は年間260頭ほどとあって村外ではなかなか手に入らない貴重なお肉です。獣臭さがなく、赤身はコクと風味があり、脂身は甘く柔らかな味が特徴です。上野村の清らかな環境の中で愛情込めて育てたイノブタと、高校生が考案した鱒の燻製クリームソースを組み合わせ生まれた「イノBooさんど」。特色ある地域の農産物を最大限に活かした「秘境グルメ」が山間地域の観光集客につながる様、地元は熱い期待を寄せています。


これが新・秘境グルメ「イノBooさんど」!(写真はイメージです)
●群馬県南西部の自然の恵みあふれる、西上州

群馬県の南西部の西上州中山間地域(上野村、神流町、南牧村)は、縄文時代から人が暮らし、江戸時代には幕府の天領地として将軍家に鷹を献上していました。南は、埼玉県秩父市、西は長野県の1町3村に接しています。周辺は、1,000~2,000m級の山々が座し、険しい山野が9割以上を占める典型的な山里です。山深い地方でありながらも豊かな農産物、渓流の水産物が採れ、群馬県の野菜や畜産物の供給を担ってきました。
神流川が流れる美しい上野村
中央を流れる神流川(かんながわ)は、利根川水系に属し、奥深い山々を源としたその清らかで豊かな流れは「関東一きれいな川」として認定されたこともあります。(平成16~19年度、国土交通省水質調査)平成20年には「平成の名水百選」に選ばれました。渓流では、イワナ、ヤマメ、ニジマスのほかカジカの繁殖が見られます。


●「秘境グルメ」で、夢ふくらむ

群馬県、地元のJA、村役場、万場高校の関係者が「清龍キッチンプロジェクトチーム」を結成し、国の補助事業である中山間地農業ルネッサンス推進事業を活用し、地域の創意工夫、販売戦略、人材育成を見据え、農商観学の連携を促進するためこの「秘境グルメ」で中山間地を元気にすることを目標にしています。そこから、地域の農産物と商業(道の駅)、そして観光の3つの分野を結び付けた商品として「イノBooさんど」が誕生しました。
清龍キッチンプロジェクトチームでは、およそ半年前より何度も試作や試食を繰り返し、この度、道の駅上野での商品化を実現、期間限定販売に至りました。

清龍キッチンプロジェクトチームによる試作風景


ひとりでも多くの方に召し上がっていただきたい「イノBooさんど」
今回は期間限定の試験販売となりますが、今後はお客様の声を反映し改良を加え本格販売を目指し、新たな名物となるグルメとして広く知れ渡り、多くの観光客が県外からも食べに訪れてくれることを夢見ています。

高校生が考案した2種類の燻製クリームが選択できる 左・バジル味、右・チェダーチーズ味

●秘境グルメ「イノBooさんど」

価格:各300円(税込)
販売期間:4月5日(日)まで
※3月26日(木)、4月2日(木)はレストラン定休日のため販売はお休みさせていただきます。
販売場所:道の駅 上野 レストラン販売時間:14時~16時 ※試験販売のため、数量限定

2018年にリニューアルした道の駅上野

住所:群馬県多野郡上野村大字勝山甲131番地
電話:0274-59-2665
営業時間: 9時~18時
※レストランは11時~15時(木曜定休)
※ソフトクリーム他一部商品は10時~16時
アクセス(車) ・埼玉県秩父市から国道299号線で約1時間(約46km)、
        ・上信越道下仁田ICから約40分(約31km)
問い合わせ:0274-59-2665(道の駅上野)担当/店舗責任者 持田 佑(もちだ たすく)

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