キノコから都市のフードシステムを考える。コミュニティスペース〈KINOKO SOCIAL CLUB〉5月14日東京・清澄白河にオープン

更新日: 2025年05月14日 /提供:モノサス

株式会社モノサスは、地域のコーヒーかすからキノコを栽培するFACTORYと、収穫したキノコを料理して提供するCAFEが一体となったKINOKO SOCIAL CLUBを東京・清澄白河にオープンします。




「良い“職”は、良い“食”から」を提案する「MONOSUS社食研」などを手掛けてきた「株式会社モノサス」と徳島県神山町で9年にわたり「社会的農業」を実践してきた「農業法人フードハブ・プロジェクト」は、この度、東京・清澄白河に都市の食糧生産とアート・カルチャーが交差する新たなコミュニティスペース 〈KINOKO SOCIAL CLUB〉(キノコソシアルクラブ) をオープンいたします。
本施設は、地域のコーヒーショップから回収したコーヒーかすで菌床をつくり、キノコを栽培・調理するファクトリー&カフェとして。さらには、食の循環をテーマとしたワークショップや勉強会、アートイベントなどを通じて、都市の地域コミュニティを醸成しながら新しい食文化を創出していきます。

KINOKO SOCIAL CLUB とは?
都市の食糧生産 × 循環型社会 × 文化の交差点

私たちモノサスの食のコレクティブ・ブランドであるレストラン〈 the Blind Donkey〉 が店舗を構える清澄白河。古くからものづくりの拠点としてさまざまな工場が集まり、近年では“コーヒーとアートのまち”として注目され国内外から人々が訪れるようになりました。そんなエリア内のカフェからは、日々否応なしにコーヒーかすが廃棄されています。
都市におけるゴミ問題は後をつきません。また、食糧生産の観点においては、気候変動のリスク、生産人口の減少など、今後ますます課題は山積していきます。消費地としてのみ機能してきた都市から、生産も担える都市へ。私たちは、清澄白河という都市の中心で、小さく循環するローカル・フード・サプライチェーンを描くこと。そして、食料としてのみならず、環境浄化、医療、素材などさまざまな可能性が秘められているとして注目されるキノコを起点に、研究者、アーティスト、テクノロジスト、建築家、編集者、教育者、農家、そして地域の人々とともに、クロスカルチュラルな活動を通じて、都市を耕しながら、都市が抱えるさまざまな課題を新たな文化へと転換していきます。




FACTORY

清澄白河エリアのコーヒーショップと連携し、廃棄されるコーヒーかすを回収します。回収したコーヒーかすから菌床を作りキノコを栽培、収穫したキノコを店内で調理して提供。最終的に使用済みとなった廃菌床は、同じ地域の都市農園へ土壌改良剤として戻します。
Circular Partners
[提携コーヒーショップ]
・Allpress Espresso Tokyo Roastery & Cafe 
 オールプレス・エスプレッソ トウキョウ ロースタリー&カフェ
・+Angle coffee works プラスアングル コーヒーワークス
・TOKAKU Coffee + トカクコーヒー




[廃菌床の活用]
キノコを育てたあとに残る廃菌床を土壌改良剤として農地に活用することができます。KINOKO SOCIAL CLUBから出る廃菌床は、江東区内で区民農園をいくつか管理する〈天龍造園建設〉に引き渡し活用していきます。
天龍造園建設について
1960年創業、公園やスポーツ施設、ホテルの庭園など、土木を含めた総合的な造園工事を通して、都市のさまざまな場所で緑化空間を創出。江東区の夢の島区民農園や砂町区民農園など、江東区内で農業が行われている場の指定管理者であり、施工管理だけでなく公共施設の運営にも取り組んでいる。




[コーヒーかすを回収する自転車]
同じ清澄白河に拠点を置く自転車ブランド〈tokyo bike〉(トーキョーバイク)と提携。KINOKO SOCIAL CLUBオリジナルデザインを施したトーキョーバイクの自転車で、コーヒーかすを回収予定です。
トーキョーバイクについて
1997年創業。2002年より、自転車の製造販売をスタート。街を楽しむプロフェッショナルとして、速く走ることや移動することを目的とするのではなく、日常にささやかな変化を加えるためのツールとしての自転車を提供している。


[アップサイクルで制作したエプロン]
料理や栽培で使用するエプロンは、山道具メーカー〈山と道〉で道具を開発する際に残っていた生地を提供いただき、パタンナーの土川さんにオリジナルのデザインに仕上げていただきました。
生地提供:山と道 企画・縫製:土川枝里子
山と道について
2011年の創業以来、一貫してUL(ウルトラライト)ハイキングのための道具を作り、その思想や文化を伝え、ハイカーの交流と学びの場やコミュニティを広げる活動に取り組む。



EATS

キノコ料理をもっと気軽に、もっとおいしく。世界各地のシェフたちとともに、まだ体験したことのないキノコの食べかた、おいしさを探求していく「キノコ・ファスト・フード」。〈the Blind Donkey〉の料理長・曽根浩貴がレギュラーメニューを考案。建築チーム〈dot archtects.〉制作の可動式屋台で提供します。この屋台はいずれ、店舗を飛び出し各地でポップアップも行っていきます。




REGULAR MENU
KSC Set 
ケーエスシーセット

Big Mush with French Fries and Soup
バーガー&フライドポテト&スープ
Big Mush
ビッグ オイスターマッシュルーム
フリットバーガー
Mush Shake
マッシュ シェイク

Mushroom Fritters
いろいろキノコのフリット
French Fries
w/ Mushroom Magical Salt
フライドポテト
w/マッシュルーム マジカルソルト
Forager Soup
キノコ探究スープ

DRINKS
Kombucha
発酵紅茶
Coffee
コーヒー
Citrus Juice
柑橘ジュース
Craft Beer
クラフトビール

・メニューには、店内で栽培しているキノコのほか、富士種菌(原木シイタケ)、信州きのこ村のキノコを使用しています。
・含まれるアレルゲン Big Mush:卵・乳・小麦/Mush Shake:卵・乳 いずれのメニューも卵・乳・小麦を含むものと共通の設備で製造しています。




About Us



運営:株式会社モノサス
創業当初より主力にしているWeb&デジタルの領域をはじめ、マーケティング支援やクリエイティブ、人事、社食などさまざまなソリューションを提供しています。「We Co-Build |ともにつくる」という合言葉のもと、多様な人たちと関わり合いながらものをつくり、ブランドやコミュニティへの愛着、文化や社会を耕しつづけていきます。
https://www.monosus.co.jp/




農業法人 フードハブ・プロジェクト
農業法人 フードハブ・プロジェクトは、モノサスの事業の一環として、2014年に徳島県神山町で地域の農業を次世代につなぐ取り組みとしてスタートしました。「地産地食」を合言葉に、育て、料理し、食べる循環をつくるため、食堂「かま屋」、パンと食料品の「かまパン&ストア」、神山町に2023年4月に新たに設立された「神山まるごと高専」の学食を運営。地域の学校と連携しながら、食育のプロジェクトなどにも取り組んでいます。
http://foodhub.co.jp/

MONOSUS社食研
MONOSUS社食研は、企業の「食」と「働き方」の関係を見直し、「Good Food, Good Job!良い”職”は、良い”食”から」という理念のもとに活動するプロジェクトです。働くことが中心となる現代社会において、食べることを単なるエネルギー補給ではなく、豊かな営みの一部として捉え直すことを目指しています。
https://www.monosus.co.jp/service/shashokuken/




技術パートナー:株式会社 富士種菌
富士種菌は、原木シイタケをはじめとする食用キノコの高性能で品質の安定した種菌を開発・提供する企業です。1982年創業以来、独自技術によってキノコの高速栽培を可能にする種菌を開発し、キノコ生産者に供給し続けています。また、単に種菌を販売するだけでなく、栽培技術の指導や情報提供を通じて、キノコの安定生産や品質向上を支援することにも注力。さらには、キノコの栄養成分や健康機能の研究、消費拡大のための啓発活動などを積極的に行うなど、キノコの未知の可能性を探求し続け、キノコで世界に貢献することに取り組んでいます。
https://fujishukin.co.jp/




建築デザイン:dot architects.
建築家ユニット。大阪・北加賀屋にて、アート、オルタナティブ・メディア、アーカイブ、建築、地域研究、サークル、NPOなど、分野にとらわれない人々や組織が集まる「もうひとつの社会を実践するための協働スタジオ」コーポ北加賀屋を拠点に活動。設計、施工のプロセスにおいて専門家・非専門家にかかわらず、さまざまな人との恊働を実践。設計だけにとどまらず、現場施工、リサーチプロジェクト、アートプロジェクトなどの企画にも携わっています。現在のメンバーは家成俊勝、赤代武志、土井亘、池田藍、宮地敬子、勝部涼亮、小林明日香、倉橋風人の8名。https://dotarchitects.jp/




メニュー開発:曽根浩貴(the Blind Donkey)
1986年生まれ、岐阜県出身。子どもの頃から料理に興味があり、食べること、飲むことが好きだったため、29歳から料理人を目指す。クラフトビールのパブ、六本木〈ブリコラージュ〉を経て、2020年、シンプルな食事のおいしさに感動し、神田の〈the Blind Donkey〉に入社。’23年11月、清澄白河移転を機に料理長に就任。
the Blind Donkey
KINOKO SOCIAL CLUB の2階にあるレストラン〈the Blind Donkey〉(ブラインド・ドンキー)は、2017年、カリフォルニアに50年以上続くオーガニックレストラン〈Chez Panisse〉の元総料理長、ジェローム・ワーグが設立。「日本でオーガニックをスタンダードに」をコンセプトに、自然のリズムに寄り添い、四季の移ろいを感じながら料理を紡いでいます。日本各地の信頼する生産者から直接仕入れた旬の食材を使い、その背景や思いを一皿に込めて表現。料理を通じて、地域の農業や持続可能な生産の在り方を伝えることを目指しています。
https://theblinddonkey.jp/

店舗情報
店舗名: KINOKO SOCIAL CLUB
オープン日: 2025年5月14日(水)
所在地:東京都江東区三好1-7-14 リトルトーキョー1F
営業時間:11:00~17:00(定休日:月・火)
Webサイト: https://kinokosocial.club
電話番号:090-5019-0144
SNS: <Instagram>@kinokosocialclub <X>kinoko social club @KinokoClub95290

bnr_500_menuplus.png 記事下バナー

注目のキーワード

すべてのキーワード

業界

トピックス

地域