株式会社 エミリス(大阪府東大阪市、代表取締役:馬場 栄和)は、社会人の男女500人を対象に「好奇心に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
好奇心とは、自分の知らないもの・未知のものに関心を寄せる気持ちのことです。
知的好奇心は企業が従業員に求める能力のひとつであり、年齢を重ねても衰えにくい脳をつくるための原動力でもあります。つまりビジネスシーンでも老後の健康においても、重要な力です。
そこで今回、株式会社エミリス( https://emiris.net/ )は、社会人の男女500人に「好奇心」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して株式会社スパークル( https://www.sparkle-wellbeing.com/ )代表取締役の川井千佳氏よりご考察いただいております。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社エミリス」の公式サイトURL( https://emiris.net/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:社会人の男女
調査期間:2024年11月1日~4日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性321人/男性179人)
回答者の年代:10代 0.4%/20代 17.4%/30代 31.0%/40代 29.6%/50代以上 21.6%
【調査結果サマリー】
・子どもの頃よりも好奇心が減った人は53.0%
・社会人が好奇心を刺激されるのは「新情報に触れたとき」
・社会人になって好奇心を刺激されたこと1位は「旅行」
子どもの頃よりも好奇心が減った人は53.0%
![](https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151314/17/151314-17-ce11dfb5b13cabd2c4e949c3dd4271ce-700x494.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff)
社会人500人に「子どもの頃と比べて好奇心はどう変化したか」を聞いたところ、「かなり減った」「やや減った」が合わせて53.0%にのぼりました。半数以上の人が「子どもの頃に比べて好奇心が減った」と感じているのですね。
加齢とともに前頭葉の働きが落ちてくると、刺激によって感情が動きにくくなると言われています。また「今は生きることで精いっぱいだから」というコメントも寄せられ、経済状況や生活環境によって好奇心をもてなくなっている社会人もいるとわかります。
一方「好奇心が増えた」という人からは、「子どもの頃より情報が入りやすくなっているから」などのコメントが寄せられました。テクノロジーの進化により、好奇心を刺激されやすい環境になったと感じている人もいるとわかります。
社会人が好奇心を刺激されるのは「新情報に触れたとき」
![](https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151314/17/151314-17-4ec76723618ecdcb6cba963827804eee-700x535.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff)
好奇心を刺激されるのはどのようなときかという質問には、「新情報に触れたとき(41.2%)」という回答が最も多く、全体の4割を超えました。2位「他人の話を聞いたとき(12.6%)」、3位「新しい体験をしたとき(6.0%)」が続きます。
新しいものや新しいことに触れたときに好奇心を刺激される人が多いとわかりました。
<1位 新情報に触れた>
・自分の知らなかった知識を得たとき(20代 女性)
・料理番組で「こんな調理方法があったんだ」と新しいコツを知ったとき。身近な食材で意外な組み合わせのレシピを見つけると、「今度の休みに試してみよう」とワクワクします(30代 男性)
・ネットや雑誌などで新しい言葉に出会うと好奇心が湧き、すぐに調べます(50代以上 女性)
知らなかった情報を得たときに、「もっと詳しく知りたい」「試してみたい」「役立ちそう」と感じてワクワクする人が多くなりました。誰もが驚くような大ニュースではなくても、「料理のコツ」「ちょっとしたライフハック」「新しい言葉」が好奇心を刺激してくれることもあります。
なお新しい情報を得る手段としては、SNSやテレビなどなどが挙げられました。「興味あるジャンルの新情報」「好きな芸能人についての最新情報」というコメントもあり、もともと好きだったものについての新しい情報には、とくに敏感に反応する人もいるとわかります。
<2位 他人の話を聞いた>
・リアルでもネットでも、いろんな体験談や写真などを見ると自分も試してみたいという気持ちになります。子どものときより今のほうが、保守的ではなくなりました(20代 女性)
・YouTuberが動画内でしている「一般人でもできそうなチャレンジ」を見ていると、少しやってみたいなと思うことがある(40代 男性)
・友人の果敢なチャレンジが成功したと聞いたとき(50代以上 男性)
他の人がやっているのを見たり聞いたりして好奇心を刺激され、「いいな、楽しそう」「私もやってみたい」と感じる人も多数。SNSに投稿されている「◯◯してみた動画」に刺激を受ける人も多いようです。
身近な人や身近に感じているインフルエンサーが実践していることなら、自分でもできそうと思えて興味をもちやすいのだと考えられます。
<3位 新しい体験をした>
・地元ではできないことができる機会(20代 女性)
・知らない世界を体験したとき(30代 男性)
・最近新車を買いました。10年前と比べて新しい機能がたくさんついていて、操作時にワクワクします(50代以上 男性)
例えば旅行で初めての景色を見たり、初めてのアクティビティを体験したり、初めての食材を食べたりしたときが該当します。
しかし、旅行のような非日常の体験をしなくても、家電や車の買い替えなどでも新しい体験はできます。「今までは◯◯だったけど、新しい商品では△△なんだ」「地元では◯◯だけど、ここでは△△なんだな」といった体験から、「どうなっているんだろう」「なぜだろう」という好奇心が刺激されるのでしょう。
<4位 興味があるものに触れた>
・好きなアイドルのことを調べているとき(20代 女性)
・自分の好きなことが目の前に広がっているとき。現代アートが好きで、初めて直島に行ったときはたくさんの現代アート作品で溢れており、「まわり切れるかな?」と終始ワクワクしていました(20代 女性)
・興味がある分野について情報収集するときです。私の場合は、車とギターです(40代 男性)
もともと興味があるもの・ことについて調べ、深掘りしているときに好奇心が刺激されて楽しくなってくる人もいます。好きだからこそ、もっと知りたいという気持ちが湧いてくるのだと考えられます。
興味の対象は芸能人などの人であったり、趣味であったりとさまざまでした。
<5位 挑戦するとき>
・新しいことにチャレンジできるとき(20代 男性)
・職場で新たに責任ある仕事を任されたとき(40代 男性)
・少し複雑な仕事を効率化するとき(50代以上 女性)
仕事での挑戦もあればプライベートでの挑戦もありましたが、どちらかと言うと仕事での挑戦を挙げた人が多くなっています。
仕事では自らの意思とは関係なく新しい職務を与えられ、強制的に挑戦させられるケースも。そのため仕事で挑戦する機会も多いのだと考えられます。
社会人になって好奇心を刺激されたこと1位は「旅行」
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「社会人になってから好奇心を刺激されたこと」を聞いたところ、1位は「旅行(25.4%)」でした。2位「仕事のスキル(12.4%)」、3位「運動(6.8%)」が続きます。
「旅行」「運動」「ダイエット」など、プライベートな興味関心を挙げた人が多くなっています。一方で「仕事のスキルアップ」「語学の勉強」など、スキルアップや自分磨きに好奇心を刺激された人も多くなりました。
<1位 旅行>
・20歳くらいまではほぼ地元しか知りませんでしたが、旅行に行く機会が増えました。その県特有の文化であったり食に触れたりして、好奇心を刺激される機会になったと思います(20代 女性)
・韓国のファッションや食べ物が好きで、韓国旅行に行きました。食事や市場など刺激的なものが多く、圧倒されました(30代 女性)
・海外旅行をして外国の文化を知ること。観光地だけではなく地元の人の生活の様子を知ること(50代以上 男性)
旅行は普段生活している場所を離れ、新しい知識や体験を得る機会になるため、刺激に満ちています。海外旅行を挙げた人も国内旅行を挙げた人もいました。
文化や言語の違いが大きいため、海外旅行のほうが刺激は大きいかもしれません。しかし国内旅行でも行き先によっては、今までに見たことがない景色や食べたことない料理を楽しめます。
<2位 仕事のスキルアップ>
・仕事に関するスキル。簿記などの資格(20代 男性)
・新しい仕事の便利ツール(30代 女性)
・社会人になってからときに好奇心を刺激されたのは「データ分析」のスキルです。仕事でデータを扱う機会が増え、分析ツールやプログラミングに興味をもつようになりました(40代 男性)
社会人になると、仕事が大きな関心事になります。また変化の大きい業界であれば、スキルや考え方のトレンドも大きく変わっていきます。
そのため仕事に役立つ新しいスキルや便利ツールに好奇心を刺激された人も、たくさんいました。「仕事のスキルをはじめ、収入アップに繋がりそうな事柄には好奇心を刺激される」という声も寄せられています。
<3位 運動>
・ランニングしていて、車除けのポールをジグザグ走行してみたり、幅のある階段を三段跳びのようにジャンプしてみたりするとき。子どもの頃に戻ったような気がして、好奇心が刺激される感じ(30代 男性)
・筋トレや体幹トレーニング(40代 女性)
・空手。強くなることへの好奇心が刺激された(50代以上 男性)
「こう動いてみたらどうなるんだろう」「新しいトレーニングを試したら、身体はどう変わるだろう」といった好奇心をもって、運動に取り組んでいる人も多数。
「筋トレをすればするほど奥深さに目覚めてきて、肉体の変化に対して好奇心が湧く」というコメントもあり、やればやるほど身体や感じ方が変化し、探求心に繋がるのも運動の特徴だと言えそうです。
ちなみに運動に関心をもったきっかけは「周囲の影響」「鍛えている芸能人を見て」などでした。
<4位 語学の勉強>
・韓国語の学習(20代 女性)
・英会話、ドイツ語会話(30代 男性)
・英語のスキルアップ(40代 女性)
具体的には英語と韓国語が多く挙がりました。外国語を話せるようになると、外国人との交流が生まれたり「外国語の情報」や「外国のエンタメ作品」に触れやすくなったりして、好奇心が広がっていくと期待できます。
「多言語習得者のYouTubeを見ている」「アプリで勉強している」という声も。語学学校やスクールに通わなくても効率的に語学学習できるようになったことで、好奇心をもったときに「やってみよう」と思いやすいのだと考えられます。
<5位 ダイエット>
・ネットなどで、さまざまなダイエットを紹介している記事を見たから(30代 女性)
・ダイエット。血糖コントロールとか(50代以上 女性)
ざまざまなダイエット方法やダイエットアイテムが登場して、盛んに情報が発信されているので、好奇心を刺激される人も多いようです。自分にできそうなダイエット方法を見つけやすくなっていると考えられます。
まとめ
社会人が好奇心を刺激されるのは、新しい情報に触れたときです。とくに友人など身近な人から「知らなかった情報」「新しい体験」などについて聞かされると、自分にも身近に感じ強い興味をいただく人もいるとわかりました。
具体的には、新しい情報に触れやすく新鮮な体験ができる旅行で、好奇心を刺激されるという人が多数。またアンケートの対象が社会人ですので、新しい仕事のスキルや仕事内容に好奇心を刺激された人も多くなりました。
なお、知らなかった情報や新しい体験の衝撃の大きさは人それぞれ。旅行などの非日常で好奇心を刺激される人もいれば、日常生活での「物の買い替え」「テレビ番組はSNS」などで好奇心を刺激される人もいます。
アンテナの広げ方や精度によって、日常が好奇心に満ちたものになるかは変わってくるとわかりました。
■川井千佳氏の考察
社会人になって好奇心を刺激されたことの1位が「旅行」という点に大変共感します。私も月に1回は新しい場所を訪れるようにしていますが、その土地の食習慣や自然の恵み、人の温かさなど毎回新鮮な発見があります。
知的好奇心は、自身や組織のウェルビーイングを高める上でも重要な要素の一つ。神経伝達物質のドーパミンが分泌され、やる気や記憶力、認知機能が活性化するメリットも。
わざわざ遠い場所に行かなくても、本屋で普段読まない本を手に取ってみる、帰り道にいつもと違う道を通ってみる、新しい料理に挑戦するなども効果的です。まずは、ご自身の楽しめそうなことからトライしてみてはいかがでしょうか。
▽監修者紹介
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川井千佳
株式会社スパークル代表取締役・マインドフルネスコーチ( https://www.sparkle-wellbeing.com/ )
大学時代を過ごした、米UCLAでマインドフルネスと出会い、その心身を整える効果に魅了され学び始める。
新卒で株式会社ベネッセコーポレーションに入社後、中高生向けの教材開発や企画編集に携わり、留学プログラム開発やコミュニティ運営、教育サービス開発など約7年間従事。
30歳でガンを患い、心と体の健康やストレス管理の重要性を体感したことをきっかけに起業。これまでの教育業界で培った知見を生かしたマインドフルネス、アンガーマネジメントなどの 研修プログラムを世界トップ企業から学校法人、福祉施設など3000名を超える方々へ提供。マインドフルネスの教育への普及を目指し活動している。
※データの引用・転載時のお願い
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■株式会社エミリスについて
株式会社エミリスは、飲食事業を主として、大阪・兵庫・和歌山など関西地区を中心にコメダ珈琲を複数店舗運営しています。
■会社概要
社名 : 株式会社 エミリス
所在地 : 〒577-0827 大阪府東大阪市衣摺6丁目1-46 平尾NスタイルB号
代表取締役 : 馬場 栄和
創業 : 2020年10月
資本金 : 100万円
事業内容: 飲食業
URL : https://emiris.net/