第10回 JISNAS-FAO 合同セミナー: 「FAOで活躍する日本人職員と話す―ネパール・ブータンにおける取り組みと国連でのキャリア形成について」

掲載日: 2025年01月24日 /提供:国際連合食糧農業機関(FAO) 駐日連絡事務所

国際連合食糧農業機関(FAO)は、国連の食料・農業に関する専門機関です。膨大な量のグローバルな技術的知見や情報を保持していますが、言語の制約や情報の専門性がハードルとなり、日本からは、まだ十分に活用・アクセスされていないのが現状です。この現状に対処するため、農学知的支援ネットワーク(Japan Intellectual Support Network in Agricultural Sciences, JISNAS) とFAO駐日連絡事務所が連携しFAOの最新情報を日本語で提供するのが、年に二回実施するこの合同セミナーです。日本の大学・学生、研究者及び研究機関の皆様方への情報発信とともに、日本とFAOとのより一層緊密な連携を推進するものです。
FAOの活動は多岐にわたりますが、その中でも現事務局長のもと推進されている、「ハンド・イン・ハンド・イニシアティブ(Hand-in-Hand Initiative)」、「一国一品イニシアティブ(One Country One Product (OCOP) Initiative)」、「デジタル・ヴィレッジ・イニシアティブ(Digital Villages Initiative)」など、主要な取り組みがあります。持続可能な開発目標(SDGs)を達成するため、FAOの持つデータ・知見の活用や、海外からの投資の促進等を通じて、飢餓や貧困に苦しむ地域において、持続可能な形での農業・食料システムの変革を促すものです。そして、FAOのネパール及びブータン事務所の所長を務める清水健は、最前線でこれらの活動を積極的に推進しています。
今回は清水より、ネパール及びブータンにおける、農林水産業や食料事情、政策、国内外の民間企業の投資の在り方等、各国の現状についてご報告するとともに、食料安全保障と栄養の改善に向けたFAOの取り組みについても、現場からお伝えします。さらに、国連でのキャリア形成について、清水自身の経験に基づいてお話しします。
FAOで活躍する職員の仕事や、ネパール・ブータンの農業食料事情、農業や食料分野への投資、国連職員のキャリアについてご興味のある方、ぜひご参加ください。


日時:2025年2月7日(金)16:00~17:00(日本時間)
形式:オンライン(Zoomウェビナー)
言語:日本語
主催:FAO駐日連絡事務所、農学知的支援ネットワーク (Japan Intellectual Support Network in Agricultural Sciences, JISNAS)
登録:https://fao.zoom.us/webinar/register/WN_prGI3i3JR_uF0Mlj0f2C1g


【プログラム】
司会・進行:日比絵里子 FAO駐日連絡事務所長
16:00 開会挨拶 

16:05 「FAOのブータン・ネパールでの活動について」
清水健 FAOネパール事務所長(ブータン兼轄)
16:35 質疑応答
16:55 閉会挨拶
山内章 JISNAS運営委員長/名古屋大学アジアサテライトキャンパス学院長
17:00 閉会

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