スマートファクトリーの一環として独自のデジタル帳票システム「NDPS」を導入。生産工場のペーパーレス化、業務効率向上を実現。

更新日: 2024年10月23日 /提供:ニチレイフーズ

 株式会社ニチレイフーズ(代表取締役社長:竹永雅彦、以下「ニチレイフーズ」)は、福岡県宗像市の「キューレイ第三工場」に、独自のデジタル帳票システム「NDPS(Nichirei Digital Paperwork System)」(以下「NDPS」)を導入し、生産現場で使用する紙帳票のペーパーレス化を実現し、業務効率を向上につなげています。




 2023年4月、福岡県宗像市の「キューレイ第三工場」稼働に伴い、独自のデジタル帳票システム「NDPS 」を、ニチレイフーズグループとして初めて導入しました。その結果、紙の点検記録帳票を全デジタル化し、年間約2万8千枚の紙の削減を達成しました。これにより、1日あたり1時間30分以上、年間300時間以上費やしていた帳票の印刷・生産ラインへの配布、記録後の集約・確認等の作業が削減され、業務効率が向上しました。
 また、「NDPS」は、おもに二つの既存独自システムと連動・連携し、工場のDX化を推進しています。一つ目は「最適生産・要員計画立案システム」との連動です。AI活用により自動的に立案された生産計画に紐づいて、必要な帳票を必要な端末に自動的に出力できるようになり、人為的ミスの防止に効果をあげています。二つ目は、原材料の流れや各工程での加工記録をデジタル化する独自の生産支援システム「PAS(Production Assistance System)」および工場設置のカメラ、生産設備管理システムとの連携です。これにより、遠隔のモニターでリアルタイムのデータ管理が可能となり、トレース機能が強化されました。また、生産ラインを巡回する必要がなくなり、トラブル時の状況を敏速に把握する体制整備にもつながっています。
 ニチレイフーズではスマートファクトリーと名付け、「AI・ロボティックス活用による省人化と廃棄量削減」「標準化とITシステム活用による省力化と脱属人化」「データ利活用による改善サイクル高速化」を目指しています。「NDPS」の導入もこの一環として生産工場のDX化を推進してまいります。

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