SEEDER株式会社、旅行を通じた地域貢献活動を行うZ世代=「貢献トラベラー」に関する調査を実施

掲載日: 2024年08月08日 /提供:SEEDER

Z世代の社会貢献活動の捉え方について注目




先進生活者「トライブ」の調査・分析や新商品・新規事業開発支援コンサルティングを行うSEEDER株式会社(代表取締役:村田寛治、本社:東京都港区北青山)は、Z世代の旅行価値観に焦点を当てた調査レポート「Z世代に関する行動・価値観-ミニトライブレポート 貢献トラベラー旅行体験の未来-」を発表しました。
●調査の背景
 オンライン化やパンデミックの影響を強く受けながら生活を行ってきたZ世代は、リアルでの人との繋がりや帰属意識を強く求める世代と言えます。また、社会貢献に対する意識は高いものの、義務感を感じている方も少なくありません。そんな中、「意識高い系」と見られることを避けつつ、自然体でリアルの社会に貢献できる方法として、旅行を通じた地域貢献活動が注目されています。
 本調査では、この「旅行を通じた地域貢献活動を行うZ世代の旅行者」を「貢献トラベラー」と名付け、実際に貢献トラベラーに該当する3名のZ世代にインタビューを行い、彼女たちの価値観や体験から未来の旅行トレンドについての示唆を得ることを目的として実施致しました。
●調査概要

調査名: 「Z世代に関する行動・価値観-ミニトライブレポート 貢献トラベラー旅行体験の未来-」

調査手法: デプスインタビュー、デスクリサーチ

デプスインタビュー対象: Z世代(20代前半女性)3名

●調査レポート概要
 本調査を通じて導き出した示唆は次の通りです。
尚、ここで得られたZ世代に関するデータ・知見を、旅行をはじめ様々な企業様の新商品開発・新規事業開発支援事業に使用する事を目的としています。
貢献トラベラーとは?
 オンライン化された現代社会を生き、COVID-19のパンデミックを経験したZ世代は、リアル世界での人との繋がり・帰属意識を強く求めている。また、Z世代は社会貢献活動に対する理解は深い一方で、近年の社会やビジネスにおけるエシカル消費などといったトレンドを背景に、貢献活動を行わなければいけないという義務感を感じている。
加えて、社会貢献活動を行うことで、他者からいわゆる「意識高い系」=「自己頭示欲求や承認欲求が強い人」といったレッテルを貼られ、距離を置かれることを避けたいと考えている。
 こうした環境の中で、旅行体験を通じて社会貢献活動を行うZ世代が登場している。
 彼らは社会貢献活動を旅行中のアクティビティの一つとして捉えることで、プレッシャーや義務感を感じたり、他者の目を気にすることなく、自身の好きなことを通じて環境や社会に貢献する機会を作っている。
 彼らは旅行中に、地域への貢献活動の一環として住民と同じ目線で仕事をしたり、生活を共にすることで、都会では味わえない土地や人との強い繋がりを感じたいと考えている。
 また、地域貢献を通じてその地域コミュニティに馴染むことによって、地元の人から直接情報収集をしてニッチな場所や体験を発見するなど、ネットからは見えてこない地域の魅力を探索している。
Z世代は社会貢献活動を娯楽の一つとして捉えている
 ミレニアル世代にとって社会貢献活動は社会問題に対して強い課題意識や当事者意識を持つ人が使命感や責任感を持って取り組むものであった。
 しかし、社会的なサステナブル意識の高まりやSDGs教育を受けているZ世代は誰もが日常的に取り組むことだと考えている。
 彼らは社会貢献活動を娯楽の一つと捉え、趣味や人との交流などを楽しみながら行うといったエンターテイメント性を取り入れることで、義務感や責任感といったプレッシャーを感じたくないと考えている。

サステナビリティに貢献したいZ世代

Z世代は地元民と同じ目線で衣食住を共にし、地元感を味わいたい
 Z世代はミレニアル世代と異なり、観光客としてではなく地元民と仕事や生活を共にすることによって、リアル世界での人との繋がりを強く感じたり、SNSでは発見できないニッチな魅力を発見したいと考えている。
 オンラインで過ごす時間が長く、また、SNSで様々な情報が溢れ擬似的にその場を訪れたような感覚になることから、地元の住民になりきって、現実世界での人との強い繋がりることができる旅行体験を求めている。

リアルな人との繋がりや、ネットでは出会えない"地元感"を重視する

旅をしながら貢献活動を行うZ世代「貢献トラベラー」には五つの特徴的なインサイトが存在する

デプスインタビューから導き出した5つのインサイト


特徴的なプロファイル例
貢献活動のアクティビティ化
ボランティアとして奉仕することを第一の目的に社会貢献活動を行うのではなく、旅行中に楽しむコンテンツの一つとして社会貢献活動を行う。

旅行中の楽しみのひとつとしての社会貢献活動

旅行をしながら地域の魅力だけでなく課題にも向き合うことを通して、地元民と同じ視点を獲得し、単に観光するだけでは発見できないその地域の魅力を発見できると考えている。

観光では獲得できないその地域の魅力を発見する

●担当アナリストのコメント

SEEDER株式会社 アナリスト 小川 紗季
今回は旅行体験を通じて社会貢献活動を行うZ世代「貢献トラベラー」について調査しました。彼らの特徴として、プレッシャーや義務感を感じたり、他者の目を気にすることなく、自身の好きなことを通じて環境や社会に貢献する機会を作っているということが挙げられます。本レポートでは今回紹介したもの以外にも、旅行中のお金の使い方や、デジタル機器との向き合い方などに関するインサイトが含まれています。彼らの価値観を深掘りすることで、これからの旅行体験の未来やサステナブル消費の未来だけでなく、エンターテイメントやコミュニケーションの未来に関連する示唆を得られるでしょう。



●本調査レポートの主な構成
貢献トラベラーのプロファイルデータ×5プロファイル
旅をしながら貢献活動を行うZ世代の特徴的な行動とインサイトを5つご紹介しています。




デプスインタビューから得られた発見を抽象化してインサイトを抽出

インタビュー発言録
本レポート作成に際してインタビューを行った三名分のインタビューの発言録になります。

デプスインタビューでの発言録

マイクロレポート
実際のインタビュー内容から特徴的な発言をFact、Factからの発見をFindings、Findingsからの発想をInsightとしてまとめています。


トライブレポートは幾十ものマイクロレポートから作られています




≪アンケートに回答いただいた方全員に、無料で本リリースで紹介した調査やデータなどを記載した詳細レポートをPDF版にてダウンロードいただけます≫
URL:
https://share.hsforms.com/10w0hBWMgQpmtvMoyKvk0Dwcf4rc

■本リリースに関するお問い合わせ
SEEDER株式会社
担当:小川
e-mail:info@sd-g.jp

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