嗅覚のデジタライゼーションによって新たな顧客体験を提案するSCENTMATIC株式会社(代表取締役:栗栖俊治、本社:東京都、以下「セントマティック」)は、2024年7月30日(火)から8月1日(木)の3日間、東京ビッグサイトで開催された、世界中の発酵・醸造関連企業が一堂に集う国際イベント 国際発酵・醸造食品産業展 に香りを言語化するソムリエ AI「 KAORIUM (カオリウム)」を出展しました。
※KAORIUMはSCENTMATIC株式会社の登録商標です
国際発酵・醸造食品産業展は、食材を微生物などの作用で発酵させることによる、味の向上、保存性の向上、食材や調味料などの生成、更には健康への効果増大などの様々なメリットを向上させることのできる食品産業の中でも、
最も歴史の古い加工食品である【発酵食品】【醸造食品】にスポットを当てた日本唯一の専門展です。発酵・醸造に関わるあらゆる食品産業の技術やサービスに触れることができます。
今回は、日本酒蔵ツーリズム推進協議会((公社)日本観光振興協会)と協働し、先方出展ブースにもKAORIUMを設置することで、協議会が試飲提供する日本酒でもKAORIUMの超感覚体験を提供する取り組みをいたしました。
また、発酵・醸造業界に関する業界人が一堂に集まる場であることから、複雑な香りをAIで言語化することができるKAORIUMの価値をより実感してもらえる場となりました。飲食業界での新しい価値として、利き分けが難しい日本酒の香りを言語化するKAORIUMのビジネスでのあらゆるシーンでの今後の可能性を感じてもらえる場となりました。
酵母によって異なる日本酒の香り! その違いを見える化で楽しめるKAORIUMで新しい顧客体験を!
昨今、フランスをはじめとする全世界では、発酵食品に関する関心が非常に高まっています。発酵食品は、腸内環境の改善による免疫力の向上やダイエット効果、アンチエイジング効果、そしてリラックス効果によるストレスの軽減などに効果を発揮するといわれ、古来からの伝統的な手法でありながら、最先端の流行として再注目されてきました。
日本酒の香りを決定する酵母の種類は、1,000以上あると言われております。爽やかなフルーティーな香り、甘くフローラルな香り、米などの穀物の香り、それらが組み合わさったより複雑な香りなど、様々な香りの日本酒が出来上がります。
昨今、日本酒やワインをはじめ他のお酒等は、様々なニーズに合わせて多様な種類が製造されています。その中で、自分に合うお酒を選ぶことは一層困難になってきています。それを解決するAIツールとしてKAORIUMは、酵母によって数多の多種多様な香りがある日本酒を、AIの力でより分かりやすく理解できるように言語化することで、一般のお客様が、ただ日本酒を楽しむだけでなく、香りの違いを見える化で楽しめることで、新しい顧客体験を提供します。
また、複雑な香りを言語化する手助けとなるツールとして、現在の日本酒やワインだけに留まらず、「チーズ」「味噌」「醤油」といったあらゆる発酵食品でのKAORIUMを導入する可能性を大いに秘めています。
実際にKAORIUMを体験いただいたお客様からは好評の声を頂きました。その一部をご紹介します。
- 日本酒やワインの数が多い小売店にあったら凄く助かる。(卸業・20代・女性)
- 自分はできるが、スタッフの日本酒の案内が難しいと感じていたので、検討したい。(飲食業・40代・男性)
- インバウンドが増えている中、一般の小売・飲食だけでなく空港内のショップでも使えそう。特に日本酒人気は高いため。(航空業・30代・男性)
ソムリエAI「KAORIUM」では、データを活用した売場づくりや常設での設置への取り組みを進めてまいります。ECでなんでも購入できる時代において、リアル店舗で買い物をする顧客体験の新しい価値、そして、次世代のマーケティング手法を創造してまいります。
共創・導入に関するご相談は、 CONTACT よりお気軽にお問い合わせください。
ソムリエAI「KAORIUM」とは
ソムリエAI「KAORIUM」は、インターネット上の膨大な言語表現と人の香りの感じ方を学習したAIに、1万以上の日本酒とワインの風味・感性データと、ソムリエの感性を融合させた最先端のAIシステムです。表現の難しい日本酒とワインの風味を、わかりやすい言葉で表したり、「解放されたい」「ワクワクしたい」といったなりたい気分や、「個性的」「フルーティ」といった好みの味わいに合わせて、AIが店頭にあるお酒とのマッチ度を解析しぴったりの銘柄をレコメンドします。
ソムリエAIの表す言葉を見ながらお酒を味わうと、味覚の感度が広がり、これまで感じられなかったようなお酒の味わいが感じられるようになります。言葉を意識しながら香りを深く味わう体験は左右両脳を活性化し(※1)、まだ見ぬ感性への気付きをもたらします。
(※1)参照元:「注意が脳での嗅覚処理に及ぼす影響 ―脳波計測により匂い呈示後1秒以内の脳活動の変化を検出―」https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20190322-1.html
香りと言葉の変換システム「KAORIUM」のコンセプトモデル
【SCENTMATIC株式会社】
セントマティックは、香りを言語化するAIシステムを用いて、あらゆるものに“情緒的な体験価値”をプラスできる香りの共創型の香りのビジネスデザイン集団として2019年に設立しました。五感の中でも最も未知な領域であった「嗅覚」に着目し、香りを言語化するAIツール「KAORIUM」を開発しています。これまで「香り」という概念は個人の感覚の違いにより他者へのイメージの伝達が難しく、明確な指標というものが存在しませんでした。KAORIUMの登場により様々なビジネス上での”香り”の活用が期待できます。セントマティックが取り組むのは「嗅覚のデジタライゼーション」。それは、香りと言葉による「香りの体験」によって人の感性を進化させ、あらゆる業界のビジネスに革新をもたらします。
代表者:代表取締役 栗栖 俊治
所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4丁目22番7号 3階
URL:https://scentmatic.co.jp