株式会社阪急デリカ(本社:大阪府池田市、代表取締役社長:森川保、以下、当社)が運営するベーカリーカフェ『フレッズカフェ』では、2024年8月1日(木)より、地域課題解決プロジェクトとして株式会社NOUEN(本社:兵庫県朝来市、代表取締役社長:田中正広、以下、NOUEN)の協力のもと、兵庫県立大学(所在地:兵庫県神戸市)学生とともに地域の特産品の魅力を伝え、課題を解決するために開発した新商品を2品販売いたします。
約1年にわたるプロジェクトを経て、学生が考案したパンとドリンクがついに販売開始!
『ストロベリーブーケサイダー』
トールサイズのみ/アイスのみ
価格:持ち帰り 594円(税込)・店内飲食 605円(税込)
兵庫県産あまクイーンを使用したジャムの優しい甘みに、爽やかなエルダーシロップとミントの香り、シュワっとはじけるソーダが暑い夏にぴったりなドリンクを作りました。
『あまクイーンのちぎりパン"いちごが主人公″』
価格:持ち帰り259円(税込)・店内飲食 264円(税込)
兵庫県産あまクイーンを使用したジャムを包み焼き上げ、仕上げにホイップを注入しました。
ちぎりパンなので、朝ごはんやおやつなど、好きな時に一つずつ食べるのもおすすめです。
「あまクイーン」とは兵庫県産の"いちごの女王"
糖度が高く酸度は低いため、甘みが際立ちます。果肉は柔らかくてジューシー。きれいな赤色はまさにいちごの女王です。
兵庫県の新品種として誕生し、2017年に品種登録された「あまクイーン」は、「とちおとめ」と「さがほのか」を交配して生まれました。みずみずしくジューシーで甘みがしっかり感じられる系統を選び抜いた希少品種です。
まだ生産量も少なく、市場に多くは出回っていない珍しいいちごです。
「あまクイーン」とフードロス問題
出荷時期は12月上旬から5月中旬ころまでですが、気温が上昇する後半の時期になると、果肉が熟してさらに柔らかくなるため、果実のままでの出荷が難しくなります。
年間生産量約15トンのうち約15%が規格外品となり、青果として出荷できない問題を抱えています。
説明を真剣に聞く学生たち
実情を知る~西脇市役所への訪問2023年11月、兵庫県西脇市役所を訪問し、同市で生産されるいちごの種類や特徴について学びました。同市は2014年度から【スイーツファクトリー支援事業】を実施し、いちご農家の育成に取り組んでいます。また、いちご狩りや直売所でのいちごの販売を積極的に行い、いちごの特産品化と観光客の増加を目指した取り組みについても学びました。
※【スイーツファクトリー支援事業】西脇市の農業従事者の約9割は60歳以上と高齢化が進むなかで、後継者の育成を目指し、最大2年間の研修を受け、就農する支援事業。
手間暇かけて育てたいちごが廃棄されるなんて。
実情を知る~篠田いちご園への訪問2023年11月、あまクイーンを栽培している篠田いちご園へ訪問しました。ビニールハウスの温度管理のほか、4~6月に収穫する完熟いちごをめぐるフードロス問題も学びました。完熟いちごは賞味期限が短く、貯蔵スペースの限界から廃棄されることもあると知りました。とてもおいしいあまクイーンを試食させていただいて、学生のアイデアも広がっていきました。
「もったいない」を考える、フードロス対策
兵庫県朝来市で特産品・岩津ねぎを中心とした農業生産を行いながら、全国の生産者の規格外青果物を一次加工原料に変えるNOUENのご協力のもと、兵庫県立大学国際商経学部グローバルビジネスコース学生と地域のフードロス問題解決に取り組む当プロジェクトは、今回で4度目となります。
「もったいない」という思いを商品にするため、学生たちはカフェやパン屋を巡り、陳列法や顧客層、商品名などについて調査。さらに商品レシピやデザイン、価格設定、PR方法などを当社の担当者とも連携しながら本格的に商品開発にチャレンジしました。
6グループ全18品から、2品を選出しました
8月発売商品ということもあり、学生たちはあまクイーンを使ったソーダのドリンクや、
見た目から涼しい貝の形をしたコロネ、冷やし蒸しパンなど夏らしい商品を考案。
1グループ3品ずつアイデアを考え、全18品から2品を当社とNOUENが選出しました。
学生の自由な発想だけではなく、ターゲット層の絞り込み、原価の計算まで踏み込んだプレゼンに当社やNOUENの担当者は大変感動と刺激を受けました。
マーケティングプラン発表会
2024年5月31日、兵庫県立大学神戸商科キャンパスにて学生たちが当社に向けたマーケティングプランを発表しました。
SNSを得意とする学生たちならではのマーケティングプランが光りました。あまクイーンと考案商品を会話形式で紹介する店内ラジオ放送、キャッチフレーズ「あまくいーん、あまくみてない?」や顔はめパネルなど、学生らしいフレッシュなアイデアが溢れた発表会となりました。
大事なのは、廃棄されるはずだった食品であっても、価値を下げずに適正価格で取り扱うこと
『特産品の持つ良さを最大限に伝え、その特産品が抱える課題をともに解決していく。』
という生産者の思いを含め、お客様に納得して手に取っていただくために、商品だけでなくマーケティングプランにも踏み込んだプロジェクトになりました。
兵庫県の特産品「あまクイーン」に携わる人々、そして、現代社会が直面するフードロス。現場での体験を通じ知識を深め、大きなテーマに向き合いました。
2023年11月あまクイーンを栽培している篠田いちご園にてプロジェクトメンバーと
ついに販売開始~愛情を込めて食べよう!
『おいしくなければ意味がない!』と、何度も試作を繰り返し、あまクイーンいちごの価値を十分に感じられる商品を目指しました。
『ストロベリーブーケサイダー』
『あまクイーンのちぎりパン"いちごが主人公″』
廃棄されていた食材から、誰にもまねできない、思いが込められた特別な商品が誕生しました。
ぜひ、「あまクイーン」を使ったパンとドリンクの相性を楽しみながら、少しだけ、フードロスについて考えてみませんか。
※写真はすべてイメージです。
フレッズカフェについて阪急電車各線の駅チカ、駅ナカに店舗を構えるベーカリーカフェです。
焼きたてのパンやこだわりのドリンクなどを取り揃えた店内は、利便性の高い立地と落ち着いたカフェスペースで、居心地の良さも抜群。
通勤や通学、朝食・昼食・ちょっとひと休みに…日常生活のあらゆるシーンに溶け込み、『心からのおいしい』をお届けしています。
■公式Instagram:https://www.instagram.com/freds_cafebakery/
<店舗>
・フレッズカフェ梅田店: 阪急大阪梅田駅2階中央改札口外コンコース 京都線側
・フレッズカフェ十三店: 阪急十三駅構内中央2階連絡通路
・フレッズカフェ茨木店: 阪急茨木市駅北改札口外そば
・フレッズカフェ 西宮北口店: 阪急西宮北口駅今津線宝塚行ホーム
・フレッズカフェ 六甲店: 阪急六甲駅改札口外そば
会社概要
会社名:株式会社阪急デリカ
代表者:代表取締役社長 森川保
公式HP:https://hankyu-delica.co.jp/
<運営ブランド>
・阪急ベーカリー: https://www.instagram.com/hankyu_bakery/
・FREDS CAFE+BAKERY(フレッズカフェ):https://www.instagram.com/freds_cafebakery/