現場でのカイゼン提案が激増! 社員をイノベーターにする「ケースメソッド」~大津屋

飲食・宿泊2019.02.08

現場でのカイゼン提案が激増! 社員をイノベーターにする「ケースメソッド」~大津屋

2019.02.08

やろうと思えば「ケースメソッド」は誰でもできる

もともとアメリカのハーバード大学で開発された授業法であるケースメソッド。敷居の高さも感じるが、誰でも実施できるものなのだろうか?

「できると思います。私は新入社員の挨拶で一言も話せなかったほど、人前に立つのが苦手でしたが、講師を務められています。もちろん研修は受けたほうが良いですが」

いくつかの大学は、ケースメソッドの実践法の学習希望者向けに研修プログラムを用意している。大津屋では社長、岡本氏を含む7名が受講しており、持ちまわりで講師役を担当しているそうだ。はじめは苦手意識を持っていた岡本氏も、経験と研鑽を積むうちに、講師役の面白さを覚えるようになっていったという。

「数年前、縁あって地元の農家の方向けのビジネスセミナーを企画したのですが、後日参加してくれた女性から「おかげでウチの漬物が売れました」と直接感謝の言葉をいただいたことがありました。講師冥利に尽きる体験でしたね」

キカイに投資するか? それともヒトに投資するか?

生産性向上の取組みと言うと、メインは新しい設備・システムの導入であって、人材や組織の開発は後回しにされやすい。とりわけ人材の流出入が激しい外食・中食産業ではその傾向が顕著だ。しかし、もし風土を変えることで人材が定着し、そのうえ次々と新しい取り組みに挑戦してくれる組織へと変化するのなら、とても有益な投資になりうる。
もしヒトへの投資に関心があれば、大津屋のアプローチは学ぶに値する先行事例の1つになるだろう。

株式会社大津屋

住所:福井県福井市西木田1-20-17
電話:0776-34-7150
事業内容:コンビニエンスストアチェーン主宰
お話:マーケティング部 部長 岡本幸一様
公式HP:https://www.orebo.jp/


 

【お知らせ】

農林水産省では、外食・中食産業に関する各種情報を取りまとめております。
是非、こちらのリンクもご確認ください。
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gaisyoku/index.html

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