シウマイ弁当はもともと、出張や旅行の時に新幹線の中でビールと一緒に楽しむというファンが多い。おつまみのイメージとも結びつきやすいようだ。
気に入ったメニューはお土産に。駅ナカの老舗の店づくり
物品販売の併設も、シウマイバルの大きな特徴だ。食べて気に入ったものがあればお土産として買って帰ることができる。
「そもそも崎陽軒の創業は、横浜駅構内での物品販売がはじまりです。鉄道を利用する人に向けて、“横浜を代表する名物を作りたい”という思いで生まれたのがシウマイなので、いわば駅ナカと共に歩み続けてきた歴史があります。
ですから東京駅への出店で、バルという形で気軽に味を知っていただき、お土産に買っていただく。物販を併設したバルという形は必然という気がします」
横浜名物の味をより広めるために生まれたシウマイバル。今後、この業態で他エリアへの出店はあるのだろうか。
「弊社は企業理念としてローカルブランド戦略を掲げており、あくまで地元・横浜に支えられての崎陽軒だと思っています。
シウマイバルの出店も、横浜の味をより多くの方に知ってもらうためとはいえ、地元からは“なぜ横浜より先に東京に出したんだ”というありがたいお声もいただいていて(笑)。
現時点で具体的な計画があるわけではありませんが、今後は横浜での展開というのも当然視野に入れながら、さまざまな可能性は考えていきたいと思っています」
シウマイの味を全国に広め、地元で深めていく崎陽軒の挑戦は、これからも続いていくようだ。
横濱 崎陽軒(シウマイBAR)(株式会社 崎陽軒)
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 B1
電話:0120-882-380(お客様相談室)
お話:広報・マーティング部 金田祐輔
公式HP:http://www.kiyoken.com/