植物性原料や野菜を使った代替食品・メニュー開発まとめ

業界ニュース2022.03.29

植物性原料や野菜を使った代替食品・メニュー開発まとめ

2022.03.29

植物性原料や野菜を使った代替食品・メニュー開発まとめ

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目次

食のSDGs・ヴィーガン・ハラル対応など、多様な食品へのニーズを受け、近年開発が盛んな代替食品。今回は、メーカーの代替食品の開発と外食企業のメニュー事例をご紹介します。
※詳細は各公式HPをご確認ください。

グリーンカルチャー株式会社

植物性とんかつのプロトタイプの開発に成功

グリーンカルチャー株式会社(本社:東京都葛飾区、代表取締役:金田郷史)は、「植物性とんかつ」プロトタイプの開発に成功しました。植物肉の開発技術において、大きな一枚肉を作ることは非常に難しいとされており、2022年2月9日(水)「肉の日」に合わせ、発表いたしました。

今後、豚肉の需給バランスが崩れ価格高騰につながることを見越し、新たな選択肢として「植物性とんかつ」を選んでもらいたい、という思いから開発に挑戦しました。当社では開発するプラントベース食品について、動物性食品の「代替」という概念を超えて、新たな食材として価値を感じ手に取っていただくことを目指しています。

マリンフード株式会社

動物性原料不使用なのに、乳製品のバターに劣らない濃厚な植物バター

マリンフード株式会社(本社:大阪府豊中市、代表取締役社長:吉村 直樹、以下マリンフード)は、2022年4月1日(金)より「植物バター 160g」を新発売いたします。

動物性原料不使用なのに、乳製品のバターに劣らない濃厚さが特徴です。一般的に植物バターの風味のイメージは、マーガリンと近くあっさりしており加熱すると風味が弱くなってしまうものが多いですが、本商品は、加熱しても濃厚な味わいになるよう何度も試作を重ねて完成いたしました。

株式会社TWO/カゴメ株式会社

卵不配合の本格ふわとろプラントベースオムライス

株式会社TWO(本社:東京都渋谷区/代表取締役CEO 東 義和)が手掛ける、プラントベースフード(植物由来原料)ブランド「2foods(トゥーフーズ)」は、卵不配合の本格ふわとろプラントベースオムライス「エバーエッグオムライス(プラントベースデミグラスソース/プレミアムトマトケチャップ)」を、2022年3月10日(木)より発売します。

本メニューは当社と業務提携しているカゴメ株式会社との共同開発商品第一弾です。「プラントベースフードであることに驚きを感じていただけるメニュー」を念頭に、両社で開発しました。コンセプトは「洋食店の本格ふわとろオムライス」です。

ハインツ日本株式会社

肉類を一切使用しない、植物由来の原材料を使った業務用プラントベース商品

ハインツ日本株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:スティーブン・ブリッグス)は、肉類を一切使用しない植物由来の原材料を使った業務用プラントベース商品3品を、2022年3月1日に新発売しました。

洋食メニューの基本となるソースを植物由来でおいしく実現できれば、プラントベースの導入を検討している飲食店にとっても、もっと自由に幅広いメニュー展開ができるのではと考えました。長年の洋風ソース作りの経験を生かし、おいしく、飲食店が手軽に使用しやすいプラントベース商品の開発に着手いたしました。

株式会社小池えのき

えのきをたっぷり使った食肉不使用のエノキートハンバーグ

株式会社小池えのき(本社:長野県中野市 代表取締役:古屋健太)は、食肉の代替としてエノキタケを使用し、食肉不使用のハンバーグを開発しました。お客様の好みに合うように、3種類のソースをご用意しました。

5mmほどにみじん切りにしたえのきを、ひき肉のように使用することで肉の食感を再現。これに玉ねぎと大豆ミート、パン粉や調味料を加えて混ぜてハンバーグにしました。加熱すると「ぬめり」が出る事でつなぎの代わりになる事を発見し、肉や卵などの動物性原料を使うことなく、パティを作ることに成功しました。

摂田屋の醸造蔵/SUZU GROUP

酒粕をベースにした、卵・小麦粉・牛乳不使用のヴィーガンカスタード

2022年2月25日(金)、摂田屋の醸造蔵と SUZU GROUP が共同開発する「醸造のまちの」シリーズ新商品「ヴィーガンカスタード」を発売いたしました。新潟を代表する酒蔵「吉乃川」の酒粕を使用した、新潟ならではのちょっと新しいスイーツです。

酒粕の風味と豆乳を組み合わせることで「卵・小麦粉・牛乳を不使用」で表現しています。酒粕独特の風味と深い味わいを引き立たせるため、合わせる砂糖には「古式原糖」を使用。化学精製されていない、ミネラル成分を多く含んだ砂糖を使用することで、キャラメルのような香ばしさとコクを引き出しました。

株式会社薬王堂/株式会社REPUBLI9

野菜と大豆の良質なたんぱく質でつくったヴィーガン餃子

株式会社薬王堂にて、3月9日(水)より、株式会社REPUBLI9が提供する「東京ヴィーガン餃子 2.0」の販売を開始いたしました。

たっぷりの野菜と大豆の良質なたんぱく質でつくった、栄養バランスに優れたヴィーガン餃子です。東京ヴィーガン餃子に使用している野菜はすべて国産で、野菜が餡の約8割を占めています。また、ニラ、にんにく、化学調味料、食品添加物を使用していないため、対面型のお仕事をされている方や原材料を気にされる方にも安心してお召し上がりいただけます。

合同会社ヲリケル

ハラル対応の拉麺や大豆ミート餃子、オリジナル唐揚げ

大豆ミート餃子プロジェクトを推進していく過程で、ハラル対応食品を望むムスリム関係者からも問い合わせを多くいただき、ムスリム対応専門の飲食店として、3月18日に栃木県佐野市駅前に「麺世」をオープンいたしました。

環境に配慮した大豆ミートという切り口に加え、ハラル対応というダイバーシティ(多様性)にも対応できる、地球にも人にも優しい食造りを目指してまいります。


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