FOODCROSS conference2022展示会レポート(後編)~外食編~

セミナー・イベントレポート2022.10.26

FOODCROSS conference2022展示会レポート(後編)~外食編~

2022.10.26

 

MEOで情報の発信・管理コストを削減し、店舗集客向上へ

Canly/株式会社カンリー

Canly(カンリー)』は、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)やHP・SNS(Twitter、Facebook、Instagram)などに掲載されている店舗情報を一元管理するサービスだ。情報の発信・管理に関わるコストを削減し、店舗集客向上を実現できる。複数店舗を運営している企業でもラクに運用できるシステムと、運用体制構築から集客向上のための日々の運用支援までサポートを提供している。

「今までの店舗運営企業向けのDXツールは、運用・定着のハードルが高く、サービスを使い切れないケースも多くみられました。カンリーでは、お客様のツール利用を専任のコンサルタントが伴走してしっかりサポートしますので、ITに強くなく不安、以前使いきれずに撤退したツールがある、といったお客様も安心してご利用いただけるサービスです」

 

設置するのはカメラだけ。スマホ・PCで「お店の今」が見える

Safie(セーフィー)/セーフィー株式会社

Safie(セーフィー)』はカメラとインターネットをつなぐだけでいつでもどこでも映像を確認できる、クラウド録画サービスシェアNo.1(※)のサービスだ。飲食業や小売業などで、防犯やマーケティングなど様々な方法で利用されている。
※テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(47.5%)

「店舗・従業員・お客様の状況を複数の店舗でもライブで確認できます。POSレジのデータでは分からない「お店の今」を確認できるので、様々な情報をマーケティングに活かせ、オペレーションの改善にも役立ちます。本部と店舗とお客様を映像でつなぐクラウド録画サービスです」

 

ソフトクリームを差別化、かわいいロボットは注目のマト

ソフトクリームロボット/コネクテッドロボティクス株式会社

コネクテッドロボティクス株式会社が展開する『ソフトクリームロボット』は、ソフトクリームを自動で巻くロボットだ。かわいい声と見た目で子どもたちの注目を集める。コーンホルダーにコーンをのせると自動でソフトクリームを巻き、提供までしてくれる。届いたその日からソフトクリームをきれいに巻いて提供できるため、従業員へのトレーニングが不要となる。コロナ禍において接触リスクを下げられる。

「お客様からは「技術習得が不要なので、従業員のシフトが柔軟になった」「かわいいロボットなので、TVや雑誌が取り上げてくれてPRになった」など、喜びの声をいただいています。飲食店の人材不足に貢献できるかわいいソフトクリームロボットです」

 

外食ビッグデータ分析サービス

FoodDataBank/株式会社SARAH

FoodDataBank』は、グルメコミュニティアプリ『SARAH』に投稿された90万以上のメニュー単位の外食データをベースとした、外食トレンドを分析できるサービスだ。ユーザーの生の声から、今まで気づかなかった素材の組み合わせや、世の中のトレンドの傾向を簡単に把握する事が可能になる。「よりよいごはんとの出会いをつくる」という想いを実現するため、データ分析サービスを通して食に関する企業の商品企画/マーケティングの支援している。 

「POSデータでは見えないようなお客様の生の声を元に、現在のトレンドや細やかな評価・感想が取得できます。データ分析にとどまらず、売上を伸ばす土台となる「商品やメニューの開発・コンセプト作り」のデータにもなります。お店とお客様を繋げるメニュー作りに、ぜひお役立ていただきたいです」

 

食品表示・管理ラベルに、感熱ラベルプリンター

ラベルプリンター/ブラザー販売株式会社

ブラザー販売株式会社では、高耐久/低コストを実現した感熱ラベルプリンター、『機種:TD-4550DNWB』を紹介。ラベル幅が最大118mm対応なため、製造/物流向けには現品票ラベルや荷札ラベル、小売向けには食品表示・管理ラベルや値札ラベルなど、さまざまな現場で使用されるラベルの作成が可能だ。

「今回展示したラベル用プリンターは、本体価格が安価である上、ソフトウェアが無料で提供されます。大手企業から個人店様まで幅広くご利用いただいており、PCスキルの無い方でも簡単にラベル作成ができます。ぜひ、このプリンターで忙しい卸・食品販売店の皆様に時短効果を実感していただきたいです」

 

原材料ラベルを撮影するだけでアレルゲン管理

アレルギー管理サービス/株式会社CAN EAT

アレルギー管理サービス』は飲食店向けの料理に使う加工食品に含まれるアレルゲン管理のDX、ダブルチェックのアウトソーシングアプリだ。加工品の原材料欄をスマホで撮影してアプリに登録するだけで、メニューごとにアレルゲンの表示が可能となる。また、アレルゲンからメニューを検索することもできるため、消費者からのアレルギー相談の対応属人化を防ぐことができる。

「全てのスタッフがスマートフォンやタブレットでアレルギー情報を共有でき、効率的にアレルギー事故を防ぎます。また、アレルギーだけでなくベジタリアン・ヴィーガンのお客様にも対応可能です。すべてのお客様に、安心してお食事を楽しんでいただきたいと願っております」

 

SDGsや脱炭素に貢献する、最新の省エネ給湯機器をご紹介

業務用電気給湯機器/株式会社日本イトミック

株式会社日本イトミックでは、飲食店で必要な給湯をフルラインナップ。SDGsや脱炭素に貢献する、最新の給湯機器や店舗設計の電気給湯機器を紹介。HACCP対応を考慮した手洗い用の極小タイプの電気瞬間湯沸器や、調理・飲料用に熱湯を供給するホットウォーターディスペンサーや、集中給湯には業務用エコキュートも取り扱っている。

「使う時だけお湯を沸かすエコな電気瞬間湯沸器、飲料用の熱湯を定量で設定できるカフェ向きのドリップ用ホットウォーターディスペンサーなど、飲食店様に“省エネ給湯器でメリットを”という思いで出展しました。給湯でお困りの際はご相談いただけたらと思います」

 

飲食店とメーカーのマッチングを目的とした企画・提案型展示会のご紹介

居酒屋JAPAN/居酒屋JAPAN

居酒屋JAPANは、「~居酒屋の未来を創造する~居酒屋の居酒屋による居酒屋のための展示会」をテーマに、NPO法人 居酒屋甲子園、一般社団法人 日本居酒屋協会、NPO法人 繁盛店への道など居酒屋業界の発展に取り組む団体や日本外食新聞と連携。全国各地約30の飲食店勉強会や業界団体のバックアップのもと展示会を開催している。

「2023年は1月18日(水)-19日(木)に東京・池袋サンシャインシティ C・Dホールで、7月4日(火)-5日(水)に大阪・大阪南港ATCホールで開催いたします。本展は外食業界に向けた幅広いジャンルの最新情報を集められるのが特徴です。それだけではなく、有名繁盛店の豪華登壇者による約25セッションのセミナーや、食に関するアワード『フードアワードステージ』を会場内で実施いたします。焼肉ビジネスフェアも同時開催いたしますので、多くの企業様・飲食店様のご来場を心よりお待ちしております」

 

仕入れ状況を可視化する受発注システムと、インボイス制度対応の請求書システム

BtoBプラットフォーム受発注・請求書/株式会社インフォマート

インフォマートは外食企業と卸の仕入れや請求情報をクラウドで送受信する『BtoBプラットフォーム受発注』『BtoBプラットフォーム請求書』を提供する。企業間の取引情報をインターネット上で授受することにより、紙のやりとりで発生していた経理業務での金額突合や入力・確認、伝票保管などのコストを削減できる。多店舗展開している飲食店や取引数の多い食品卸などはより大きなメリットを得られる。

「『BtoBプラットフォーム受発注』は仕入れデータを会計ソフトと連携でき、『BtoBプラットフォーム請求書』は発行だけでなく相手方から受け取る請求書もデータで受領できる点が特徴です。電子帳簿保存法に対応しているので紙での保管が不要になるほか、2023年10月開始のインボイス制度にも対応しています。現在、利用企業は75万社超え、業種・業界・規模を問わず利用が広がっているサービスです」

外食への“想い”と“つながり”をフード業界の未来へのヒントに

“つなぐ”をテーマとして、業種を越えたコミュニケーションの場となった『FOODCROSS conference2022』。本イベントでも、多くの事業者が飲食店の非接触対応・店舗集客向上・人手不足対策・コスト削減など、いま最も向き合うべき課題に取り組んでいる。他社の事例をヒントに業界の垣根を超えて手を取り合い、未来を築いていきたい。

FOODCROSS conference 2022

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