グロービス経営大学院(東京都千代田区、学長:堀義人)は、2025年度にMBAプログラム「テクノベート*1MBA(TMBA)」「エグゼクティブMBA(EMBA)」開講を予定しており、それに先駆け、2024年度4月期より「テクノベート基礎」「ビジネス・サイバーセキュリティ」の2科目を新設いたします。
*1 テクノベート:テクノロジーとイノベーションを組み合わせた造語
■進化するグロービスMBA:「TMBA」「EMBA」の開講背景と特徴
グロービスは1992年の創業以来、次代を見据えながら、社会・テクノロジーの進化に伴い創造と変革を体現してきました。昨今の社会変動は、AIやテクノロジーの進化など過去に例を見ないほど激しくなっています。同時にMZ世代の価値観の変化、キャリアの選択肢の増加、人生100年時代におけるリスキリングのニーズの高まりを背景に、ビジネスを学ぶ目的も多様化しています。
それら多様な学びのニーズに対応するために、グロービス経営大学院は2025年度より従来のMBAプログラムを「TMBA」と「EMBA」の2つのプログラムに分け開講します。従来のグロービスMBAで身に付けられる「経営の定石(ビジネス・フレームワーク)」「思考力(コンセプチュアルスキル)」「リーダーシップ(ヒューマンスキル)」に加え、テクノロジー進化による激動の時代において、創造と変革に挑む若手ビジネスパーソンと職務経験が豊富なリーダー層、それぞれの立場に合わせた能力開発の場を提供します。
2024年度は先行して「TMBA」と「EMBA」のトラック*2を設け、両プログラムから合わせて7科目を新設、2科目を刷新します。
*2 トラック:2024年度は共通プログラムで、入学時に2つのトラックから選択
■2024年度4月期:新設科目詳細
テクノベート基礎(デジタル時代のビジネスリテラシー):https://mba.globis.ac.jp/curriculum/detail/et/
ビジネスの環境は、デジタル技術の進展によって大きな変化を遂げています。そして、これからもその変化はさらに進むと予想されます。この科目では、テクノベートがビジネスにどのような影響を与え、どのような変化をもたらすことが可能になるのかを考えることができる素養を身に付けます。同時に、デジタル技術を使いこなすための前提的な知識の習得(AI含む)と時代に合わせた問題解決アプローチを学びます。また、テクノベート時代に求められるリーダーシップ、個人としてどのようにキャリアを重ねていけばよいのかについて考えていきます。デジタル時代に求められる基礎となるビジネスリテラシーを身に付けることを目的とします。
開講:2024年4月
場所:通学(東京校)※7月期以降、通学・オンラインで開講予定
対象:グロービス経営大学院 単科生・本科生・卒業生/GDBA卒業生
定員:35名
各回のテーマ:
Day1 ビジネス環境の変化(VUCA) 、3つの問題解決手法
Day2 AIの思考の特徴(強み、弱み)、人の思考の特徴(強み、弱み)
Day3 DX推進のための課題、ビジネス課題をテクノロジーで解決する
Day4 社会的課題をテクノロジーで解決する、ビジネス課題、社会的課題を解決する可能性のあるテクノロジーについて考える
Day5 時代に求められるアプローチ(1)(2)
Day6 求められるリーダーシップ、テクノベート時代のキャリア
科目開発担当教員からのコメント
岡 重文
グロービス経営大学院 教員
「デジタル」の重要性や可能性は誰しもが感じていることだと思います。一方で自分自身がどのように関りを持っていけばよいのかについて具体的なイメージが持てている方は多くはないという印象です。この科目ではまず「デジタル」の重要性や可能性について、解像度をあげて理解します。その上で、日々の問題解決の中でどのように「デジタル」を使っていけばよいのか、更なるビジネスの発展のために何ができるのかを探索していきます。自分でもできることもあるかも、と第一歩を歩み始めることができるような科目にしていきたいと考えています。
ビジネス・サイバーセキュリティ:https://mba.globis.ac.jp/curriculum/detail/cfb/
テクノベート時代において、サイバーセキュリティは決してITの専門家、エンジニアだけに重要なテーマではありません。技術、オペレーション、組織マネジメント、法律、そしてビジネスの観点においても、経営に広範な影響を及ぼす非常に重要なテーマです。これらを自らの問題として捉え、経営に関わるリスクと機会を理解していなければ、ビジネスリーダーや意思決定者が適切な経営判断を下すことは困難な時代といえるでしょう。本科目は、ケースや関連記事などを通じて、特にビジネス環境で基盤となる技術、危機に備える組織マネジメントの在り方、危機対応のノウハウなど、サイバーセキュリティへの総合的なアプローチを提供します。ビジネスにおけるサイバーセキュリティに関する基本的な知識を向上させたい方やリテラシーを高めたい方を対象とします。
開講:2024年4月
場所:オンライン
対象:グロービス経営大学院 単科生・本科生・卒業生/GDBA卒業生
定員:35名
各回のテーマ:
Day1 サイバーセキュリティの基礎、ビジネス上の脅威と機会について
Day2 サイバーマネジメント及びサイバーレジリエンス
Day3 リーダーシップの観点から見た危機管理と災害復旧
Day4 最新テクノロジーの潮流と将来課題
科目開発担当教員からのコメント
梶井 麻未
グロービス経営大学院 教員
グロービスAI経営教育研究所(GAiMERi) 主席研究員
今やITは社会の基盤として必要不可欠である反面、ひとたびインシデントが発生すると我々の生活や経済活動へ大きな打撃を与える可能性があり、サイバーセキュリティの確保はビジネス・経営の観点においても極めて重要なテーマです。本科目ではケース等をベースにした実践的な議論を通じて、テクノロジーバックグラウンドのない方も技術の要諦を把握し、技術とビジネスや経営を結び付けて理解を深められることを重視しています。本科目を受講された方が、サイバーセキュリティに関する世界の潮流をとらえながら効果的な対策を行い、有事には正しい経営判断をできる手ごたえを持っていただけるような科目にしていきたいと考えています。
グロービス経営大学院
(日本語プログラム:https://mba.globis.ac.jp、英語プログラム:https://www.globis.ac.jp)
グロービス経営大学院は、2006年の開学以来「能力開発」「人的ネットワークの構築」「志の醸成」を教育理念に掲げ、ビジネスの創造や社会の変革に挑戦する高い志を持ったリーダー輩出のために尽力しています。日本語MBAプログラムは、東京・大阪・名古屋・仙台・福岡・オンラインの6キャンパスに加え、水戸・横浜に特設キャンパスを開設。英語MBAプログラムは、パートタイム・フルタイム・オンラインを展開し、世界各国から多様な学生が集まっています。2006年開学当初78名だった入学者数は、2023年4月には日本語プログラムで1,068名に達し、日本最大のビジネススクール*に成長。グロービス経営大学院は、今後も創造と変革を担うビジネスリーダーを育成し、テクノベート時代の世界No.1MBAを目指していきます。
* 参考:文部科学省「令和4年度専門職大学院一覧」
グロービス (https://www.globis.co.jp)
グロービスは1992年の設立来、「経営に関するヒト・カネ・チエの生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業展開を進めてきました。「ヒト」の面では、学校法人としての「グロービス経営大学院」ならびに、株式会社立のスクール「グロービス・エグゼクティブ・スクール」「グロービス・マネジメント・スクール」、企業内研修事業を行うグロービス・コーポレート・エデュケーションとeラーニングやオンラインクラスのほか定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」などを提供するグロービス・デジタル・プラットフォーム、「カネ」の面では、ベンチャー企業への投資・育成を行うベンチャー・キャピタル「グロービス・キャピタル・パートナーズ」、「チエ」の面では、出版事業ならびにオウンドメディア「GLOBIS 学び放題×知見録」により、これを推進しています。さらに社会に対する創造と変革を促進するため、一般社団法人G1によるカンファレンス運営、一般財団法人KIBOW による震災復興支援および社会的インパクト投資を展開しています。
グロービス:
学校法人 グロービス経営大学院
・日本語(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン)/英語(東京、オンライン)
株式会社 グロービス
・グロービス・エグゼクティブ・スクール
・グロービス・マネジメント・スクール
・企業内研修
・出版/電子出版
・「GLOBIS 学び放題×知見録」/「GLOBIS Insights」
・「GLOBIS 学び放題」/「GLOBIS Unlimited」
株式会社 グロービス・キャピタル・パートナーズ
顧彼思(上海)企業管理諮詢有限公司
GLOBIS Asia Pacific Pte. Ltd.
GLOBIS Asia Campus Pte. Ltd.
GLOBIS Thailand Co. Ltd.
GLOBIS USA, Inc.
GLOBIS Europe BV
GLOBIS Manila Inc.
その他の活動:
・一般社団法人G1
・一般財団法人KIBOW
・株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント
・株式会社LuckyFM茨城放送
【取材に関するお問い合わせ先】
グロービス 広報室 担当:土橋涼
E-MAIL: pr-info@globis.com