株式会社山田養蜂場(本社:岡山県苫田郡鏡野町、代表:山田英生、以下「山田養蜂場」)は、認定NPO法人 JHP・学校をつくる会(以下、JHP)の協力を得て、カンボジアのマニャプロウ小学校に、新たな校舎「山田養蜂場ミツバチ第14小学校」を寄贈しました。2024年1月12日(金)に現地で開催された寄贈式には、弊社の従業員や、バッタンバン州副知事を始め政府関係者、教育省、学校、村、JHP関係者など約300名が参加しました。式後は従業員が、ミツバチをテーマにした環境学習のレクチャーを行い、生徒たちにミツバチの生態や命の大切さを学んでいただきました。併せて、弊社が2010年に寄贈したスラチーニエン小学校にも、新しく手洗い場と水タンクを寄贈しました。弊社は2008年からカンボジアの教育支援を開始し、これまでに14棟の校舎やトイレ、手洗い場などの寄贈、情操教育の推進などを行ってまいりました。
今回寄贈した 「山田養蜂場ミツバチ第14小学校」
弊社社員が生徒たちにレクチャーする様子
■マニャプロウ小学校とは
マニャプロウ小学校は1995年に開校されました。開校時に建設された校舎は、老朽化が進んでおり、雨期になると雨漏りして浸水するため、授業を実施することができませんでした。また、小学校は教室が不足しているため、敷地内にある中学校の教室を借りて授業を行っていました。
2023年12月に校舎が完成し、教室の数が増え、勉強ができる環境が整いました。机やイス、黒板、教壇などの備品も改善されました。新校舎の完成に対して生徒からは、「とてもきれいで教室内が明るいところが好きです」「しっかり掃除して大事に使います」と喜びとお礼の声が上がりました。
■カンボジアのスラチーニエン小学校に手洗い場と水タンクを寄贈
手を洗う生徒たち
寄贈した水タンク
スラチーニエン小学校は、2010年に弊社が寄贈した学校です。学校敷地内の池を生活用水として使用していましたが、池は乾期に枯れることがあり、茶色く濁った水は衛生的ではありませんでした。そこで、今年度は衛生管理のために、手洗い場と水タンクを支援しました。
■山田養蜂場がカンボジアの教育支援を行っている背景
400年以上も前から日本と交流のあるカンボジアには、貧困問題や多くの地雷・不発弾が残るなど、長い間の内戦の影響が今も色濃く残っています。弊社代表・山田英生は、JHPの代表である小山内 美江子氏と対談した際にカンボジアの窮状を知り、JHPの活動に深く共感しました。荒廃した国家を立て直していくには人の教育が何より大切だと考え、2008年からJHPと共にカンボジアの教育支援活動を行っています。弊社ではこれまでに計14校を寄贈しています。
※JHP・学校をつくる会 脚本家の小山内美江子氏が湾岸戦争をきっかけにヨルダン難民キャンプに出向き、海外ボランティア活動を経験され、その後、カンボジアへの学校建設の重要性を実感したことから、1993 年に結成された ボランティア組織です。学校建設のみならず、現地での美術や音楽などの情操教育にも注力されています。さらに、学校建設はネパールでも展開しています。2004 年には「認定 NPO 法人」として認定を受けられ、寄贈した校舎は 360 棟を超えます。(http://www.jhp.or.jp)