アルヌール、株式会社水迫ファームと業務提携契約を締結!カギケノリ飼料化の実証実験を開始

更新日: 2024年01月13日 /提供:パス



 パス株式会社(東京都渋谷区: 東証スタンダード市場 コード番号3840)の連結子会社である株式会社アルヌール(東京都渋谷区、以下、アルヌール)は、この度、黒毛和牛肥育大手の水迫畜産グループである株式会社水迫ファーム(鹿児島県指宿市、以下、水迫ファーム)と、カギケノリの飼料化に向けて飼料及び飼料添加物(以下、飼料添加物等)の安全性、温室効果ガス(以下、GHG)削減効果等の実証試験を行うべく業務提携契約を締結したことをご報告いたします。

 牛のゲップ由来メタン抑制効果のある海藻の「カギケノリ」を飼料化するにあたり、安全性やGHG削減効果等について海外では多数の論文がでているものの、日本国内での検証が必要であるため、実際に生きている牛に給餌することにより、安全性やウシ消化管内発酵メタン産生抑制効果を解明し、GHG削減効果等が得られるか実証試験を行います。
~カギケノリ飼料化に向けた安全性、GHG削減効果等の実証試験を~

 牛・人・環境にやさしい畜産を心がける水迫ファームは、鹿児島県内において理想の肉質へ仕上げる肥育を実践し、『さつまビーフ』などの多数のブランド牛を輩出しております。
 また同社では、牛を健康に育てるための管理をDX化し、牛の行動データの管理や、飼料の安全性は勿論のこと、牛の健康を維持する上で栄養成分や嗜好性までも重要な要因とし、自社で配合飼料の製造も行っております。
 本業務提携により、自社で飼料製造事業を展開し実証試験を行える同社に強力なパートナーとなって頂き、水迫ファームの持つ専門的な知識や技術をご提供いただくことで、最も効率的にGHGを削減できる「カギケノリ」の加工法の開発を重ね、その効果を実証し、農林水産省のGHG削減を目的とする飼料添加物としての指定を受けていく予定です。

 アルヌールでは、2023年5月9日付けお知らせのとおり、鹿児島県の漁業協同組合である山川町漁業協同組合と、海藻である「カギケノリ」によるブルーカーボン及び牛のゲップ由来メタンガス削減に向け、環境プロジェクト「The Blue COWbon Project」を進めておりますが、水迫ファームが本プロジェクトに参画していただくことで、美しい自然環境、温暖な気候、そして日本有数の漁業と畜産業のある鹿児島県においてプロジェクトを推進し、鹿児島モデルとして日本全国に広がっていくことを目指します。
◆The Blue COWbon Projectについて

 本プロジェクト( https://www.bluecowbon.com/ )では、「カギケノリ」の生息地である鹿児島県の山川町漁業協同組合と、藻類の培養技術を持つアルヌールと共同で「カギケノリ」の研究と養殖方法確立により安定供給と海洋養殖による藻場の回復拡大を目指し、本来の海を取り戻す活動を行ってまいります。
 また今後は、本プロジェクトに参加する自治体や企業を募り、海洋国家である日本において「カギケノリ」の大量養殖を海洋及び陸上と両側面にて養殖技術の開発および「カギケノリ」による「牛のゲップ由来メタン」の削減効果のある飼料の開発により持続可能な社会の実現を目指していきます。
■株式会社水迫ファームについて  

会 社 名:株式会社水迫ファーム
住所:鹿児島県指宿市東方2570番地
水迫畜産グループ:有限会社水迫畜産・株式会社水迫ファームで構成されており、鹿児島・宮崎・沖縄にまたがり、38農場を運営している。飼養頭数は約16,000頭に上る。自社飼料工場を2工場運営しており、年間約5万トンの配合飼料を製造、また植物性残差を麹菌で発酵させたリサイクル発酵飼料も製造、給餌している。繁殖事業・肥育事業・飼料、肥料製造・産業廃棄物事業・食肉加工事業などをグループで行っている。       
■株式会社アルヌールについて

会 社 名:株式会社アルヌール ( https://www.alnur.jp/
本 社:東京都渋谷区神宮前六丁目17番11号 JPR原宿ビル
R&Dセンター:東京都豊島区高田一丁目25番3号 
事 業 概 要:微細藻類の培養装置及びそのオペレーションノウハウを基幹技術とした、バイオメディカル・
ヘルスケア分野及びCO2削減等環境分野における研究・開発及びその技術提供、関連商品販売

<報道関係の方からのお問い合わせ>
株式会社アルヌール   担当 吉川 真希
E-Mail:info@bluecowbon.com

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