工場における原料の取り扱い業務の自動化を目指し、技術検証を本格的に開始

更新日: 2023年12月11日 /提供:サントリーホールディングス

  • No.14505(2023/11/30)

工場における原料の取り扱い業務の自動化を目指し、技術検証を本格的に開始

― 作業員の負荷軽減、より付加価値の高い業務へのシフト、商品・サービスのさらなる品質向上を図る ―
― 2025年の工場での稼働を目指す ―

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サントリーホールディングス(株)は、開梱、計量、品質確認、タンクへの投入など、工場における原料の取り扱い業務の自動化を目指し、12月より技術検証を本格的に開始します。11月に構築したサントリー九州熊本工場内の技術検証設備にて、より生産現場に近い環境で検証を進めることで、技術開発を加速させます。

サントリーグループの生産現場ではさまざまな原料を取り扱いますが、梱包形態や大きさの違いから自動化が難しく、人手に頼らざるを得ない状況でした。また重い荷物の取り扱いも含むため、作業員の負担となっていました。

今回、共同で自動化技術の開発に臨んできた(株)安川電機とともに、AIを用いて単一の装置でさまざまな大きさや梱包形態の原料を取り扱う技術の検証を開始します。
同技術では、原料を取り扱う際の人間の感覚や判断をデータ化し、それを学習したAIを用います。AIがリアルタイムで原料の大きさや梱包形態を識別し、つかむ位置や開梱の仕方を判断することで、単一の装置でさまざまな荷姿の原料を的確に取り扱うことができ、自動化を大きく推進する事が可能となります。

2025年以降、各地の工場での導入を目指しており、人手による原料の取り扱い業務の時間を約50%削減できる見込みです。また重い荷物を取り扱うような負荷の高い作業も無くすことができます。創出された時間は、先端技術の探索、美味の追求などのより付加価値の高い業務に充てることで、商品・サービスのさらなる品質向上に取り組むことが可能となります。

サントリーグループは創業以来、お客様第一の姿勢で、商品・サービスの品質向上を追求し続けてきました。サントリー品質方針「All for the Quality」のもと、今後もお客様から一層の信頼を獲得し、愛される商品・サービスを提供するための活動を展開していきます。

●サントリーホールディングス株式会社 執行役員
ものづくりCoE本部 開発生産推進部長 吉岡 淳 コメント
これまで人が感覚的に行っていた作業をデータ化し蓄積することで、今後のものづくりの変革に向けた大きな財産になると考えています。データ、ロボット、AIを組み合わせた技術の活用により、ものづくり現場の抜本的な働き方改革に取り組み、さらなる付加価値の創出を目指します。

以上

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