商工中金
日本三大和牛である近江牛の安定供給に取り組む有限会社澤井牧場様を
ポジティブ・インパクト・ファイナンスにてサポート
商工中金は、サステナブルファイナンスなどの取組みを通じ、お客さまのサステナブル経営および持続可能な社会の実現に貢献していきます。
商工中金(大津支店)は、有限会社澤井牧場様(本社:滋賀県竜王町、代表者:澤井 隆男様)に対し、近江牛の安定供給に必要な資金枠として、コミットメントライン 1 億円を開設しました。本融資枠については、ポジティブ・インパクト・ファイナンス(※)を適用しています。
同社は、日本三大和牛に数えられる近江牛の肥育・販売を行っています。同社は近江牛の肥育が盛んな滋賀県竜王町において約 2,200 頭の近江牛を肥育し、滋賀県から日本中、世界へと安全で美味しい牛肉を供給しています。環境保全や労働安全管理、食の安全性の確保にも積極的に取り組んでおり、「JGAP認証」や「農場HACCP」を取得しています。
今回、同社は、近江牛の安定供給や、海外展開による近江牛ブランドの世界的価値向上、食品残渣を再利用した飼料の使用による食品ロス削減等の取組みを加速させることにより、一層の成長を図るため、サステナビリティに関する KPI(注)を設定しました。サステナブル経営を通じて、経営の持続可能性を高め、経済的価値の向上のみならず、社会的価値の向上や働き手の幸せを実現していきます。
(注)同社 KPI 詳細は、商工中金 HP 掲載の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス評価書」をご覧ください。
商工中金は、現地訪問や経営者との対話を通じた事業性評価を行い、株式会社商工中金経済研究所と連携してインパクト評価を実施。株式会社日本格付研究所(JCR)より第三者意見書を取得し、同社の強みと課題そして目標(KPI)を共有。同社の企業価値向上のために必要な資金をポジティブ・インパクト・ファイナンスにて融資するとともに、目標達成に向けた取組みをサポートし、伴走支援していきます。
商工中金は、持続可能な社会の実現に向けて、中小企業の皆さまのサステナブル経営の取組みを積極的にサポートしてまいります。
【有限会社澤井牧場様の概要】
所在地 滋賀県蒲生郡竜王町山之上 2656
代表者 澤井 隆男様
業種 肉用牛肥育業
資本金 1,000 万円
従 業 員 数 23 名(2022 年 12 月時点) 設
立 2003 月 2 月
(※)「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」について
ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは、企業活動が環境・社会・経済に対して与えるインパクト(ポジティブな影響・ネガティブな影響)の包括的な分析・評価、サステナビリティに関する目標設定とモニタリング、及び資金供給を通じ、企業の「社会的価値」「働き手の幸せ」「経済的価値」を総合的かつ持続的に高めていくことを企図した「伴走支援型融資」です。
本融資スキームは、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)が公表したポジティブ・インパクト金融原則に準拠しており、商工中金および商工中金経済研究所がインパクト評価書を作成し、セカンドオピニオンとして(株)日本格付研究所より第三者意見書を取得しています。









