入社3年以内に、大卒の約3人に1人が辞める時代。しかし、本当に注意すべきは「その先」かもしれません。評価も悪くなく、問題も起こしていない"5年目社員"が、ある日突然、退職届を出す―。
組織開発コーチの尾澤まりこ(株式会社ミライの芽 代表)は、この「5年目離職」に向き合う書籍『新人の退職より深刻!「5年目社員」の離職の防ぎ方』(近代セールス社)を、2026年10月15日に刊行します。

■「5年目社員」の離職が、新卒よりも深刻な理由
厚生労働省が公表する、就職後3年以内離職率は大卒33.8%、高卒37.9%(2022年3月卒)。このため、企業の人材施策は、採用から入社3年目までに目が向きやすいのが実情です。でも、本当に怖いのは、その先かもしれません。仕事を一通り覚え、一人前として扱われ、後輩もできる時期である「5年目社員の離職」が増えている――。組織開発コーチとして、現場で3,000人以上との対話を続けてきた尾澤まりこは、そのように実感しています。実際、尾澤のもとには、5年目社員の離職に関するご相談が寄せられる機会が増加中です。
離職するのは「問題のある社員」ではないことも特徴です。むしろ「成長意欲の高い社員」ほど「この会社で、この先、何ができるだろう?」と考えてしまい、答えが見えないと静かに退職してしまうのです。
特に、若手~中堅層の割合が低い企業にとって、事態はより深刻です。パーソル総合研究所の調査(※1)によると、正社員の年齢構成が高年齢層に偏っていると回答した企業は、約84%にのぼります。年齢構成が上に偏った組織では、5年目社員が1人離職するだけでも、現場の仕事や次世代のリーダー育成に大きな影響が出てきます。(※1:70歳雇用・組織高年齢化時代の人材マネジメント)
知識と経験を持ち、組織の文化も体に染みついている。それでいて、まだ十分に伸びしろがある。そんな「5年目社員」の離脱は、企業にとって相当な痛手となるはずです。
■もう一度、5年目社員に会社を好きになってもらうには?
本書では、5年目社員の離職理由を明らかにしたうえで、現場のマネジメント層や人事担当者が取り組むべき離職防止策をまとめています。●第1章: 若手離職率(早期退職)に振り回される経営はもう終わり
採用はできているのに会社が強くならない理由や、AI時代の人員配置についても紹介。
●第2章:5年目離職とは何か?
5年目離職の定義と、若手の退職との違い、企業に与える影響を解説。
●第3章: なぜ優秀な人材ほど5年目で崩れるのか
優秀な人材を停滞させる組織の構造を紐解き、離職の本当の原因を明らかにする。
●第4章:「辞められる会社」には必ず前兆がある
「大丈夫です」が増える、相談できる上司がいないなど、離職につながる6つのサインを提示。
●第5章:5年目社員を失う会社の共通点
手遅れになる前に気づきたい「6つの崩壊サイン」を掘り下げる。
●第6章:「5年目キャリア危機」を止める3つの組織介入
管理職・人事・経営それぞれの役割をどう変えるかを、具体的な打ち手として提案。
【巻末付録】「5年目キャリア危機」早期発見チェックリスト30
自社の5年目社員の危機をすぐに把握できる、30項目のチェックリストを収録。
5年目社員の離職に悩む人事や経営者の方に、特に手に取っていただきたい一冊です。今いる社員を、どのように成長人財に変えていくかについて、新しい視点やヒントが得られると考えています。
著者プロフィール
尾澤まりこ(おざわ・まりこ)株式会社ミライの芽 代表 / 組織開発コーチ
法人営業15年を経て独立。ICF認定プロフェッショナル・認定コーチ(PCC)、キャリアコンサルタント。管理職向け対話力強化研修、1on1定着研修、組織開発、コンサルティングを多数手掛け、現場3,000名以上の対話に伴走してきた。
現在は「辞める人」と「辞めない組織」の違いを現場から研究する「5年目キャリア危機LAB」も主宰。5年目社員の「成長・停滞・離脱」を継続的に研究している。

■企業の人事・経営者層の皆さまへ
「期待していた5年目が、ある日突然いなくなった」。そんな事態を防ぎたい企業様へ。株式会社ミライの芽では、管理職向け対話力強化研修、1on1定着研修、組織開発コーチングなどを提供しています。研修・講演のご相談は、下記お問い合わせ先までお気軽にお寄せください。株式会社ミライの芽(代表:尾澤まりこ)
ホームページ:https://mirainome.jp
研修・講演のご依頼はこちら:https://mirainome.jp/contact
■書籍概要










