【酒造りの神様・農口尚彦×伝説のウイスキーブレンダー・輿水精一】2人の匠が挑む、能登復興支援限定酒 - 山廃ヴィンテージから生まれたブレンデッド日本酒『夢造(ゆめづくり)』異なる個性をもつ2つの味わい…

掲載日: 2026年08月20日 /提供:農口尚彦研究所

酒造りの神様・農口尚彦 × 元サントリーチーフブレンダー(現:サントリー名誉チーフブレンダー)

復興支援特別限定酒『夢造(ゆめづくり)』

農口尚彦研究所(石川県小松市)は、能登半島地震の復興支援を目的とした限定酒『夢造(ゆめづくり)』。本商品は、創業時から大切に熟成してきた山廃ヴィンテージと、ウイスキー界を牽引してきた名ブレンダー・輿水精一氏の技によって生まれた、全く新しいブレンデッド日本酒です。

そして、『夢造』は、ひとつの完成形ではなく、ブレンドによって無数の表現を持ちうる日本酒です。今回はその第二弾として、異なる思想で構成された2つの『夢造』をリリースします。
『夢造』は単一のレシピを持たない“思想としての酒”。ブレンドの違いによって、その都度異なる表情を持つシリーズをより多くの方にお届けしたいと思います。

※『夢造』の売上の一部は、能登復興支援の義援金として寄付いたします。



『夢造』がめざした5つの価値

<1>社会的使命|能登復興への想い
本プロジェクトは、能登半島地震への想いが起点となっています。能登は農口尚彦の出身地であり、現在も自宅を構える大切な場所。震災から時間が経った今も、地域には長期的な課題が残っています。支援を継続するために、酒蔵としてできることを形にしたのが『夢造』です。
また、地震直前に文化庁長官表彰の授賞式で出会った輿水精一氏の能登を案じた声も後押しとなり、お互いの分野を活かした酒で、能登復興への長い道のりに寄り添うものを造ろうとこのプロジェクトが立ち上がりました。
<2>新ジャンル|ウイスキーのブレンド技術 × 熟成酒の潜在力


農口尚彦が醸す酒の、高精白な酒米・山廃仕込み・無濾過・原酒・使用する酵母の5要素は、その全てが熟成に適していると言われています。そのため農口尚彦研究所の日本酒は熟成をベースとしており、創業以来多くの酒を熟成庫で大切に保管してきました。蓄積してきた7年分の山廃ヴィンテージの中から、輿水氏が各シリーズごとに9種類の原酒を選び抜いた『夢造』。異分野の技術を融合することで、日本酒にウイスキー的な奥行きと構造が加わり、伝統を壊すことなく新たな価値をつくり出しました。



<3>伝統と革新|山廃仕込みに宿る歴史と挑戦
原酒には、農口尚彦研究所が長年保管してきた山廃造りの日本酒が使われています。山廃造りとは酒母造りの手法の1つであり、農口尚彦の長年の酒造りを象徴するもの。伝統的な手法ゆえリスクが高い上に手間も時間もかかりますが、農口尚彦が目指す“濃厚でありながらキレのある喉越し”には欠かせない手法です。それは60年前、農口尚彦が山間部という地域の中で消費者の声を聞きながら、その特性を文化的なテロワールとして解釈したものでした。
一方で日本酒のブレンドは同一銘柄内で行うのが定石です。しかし今回、輿水氏に託した日本酒はあえて銘柄を固定せず、先入観がない状態でブレンドを依頼したことで、日本酒のブレンド酒に新たな可能性が開けました。
<4>デザイン|能登の景色を映すラベルとアートワーク
今回採用したのは、輪島の工房「能登仁行和紙」三代目・遠見和之氏が漉いた土入り和紙。能登の珪藻土を加えて仕上げた紙には、細かな土粒が表情をつくり、刃物で断ち落とさない自然な“耳”が手仕事の温度を伝えます。野花や木皮など土地の素材を漉き込む同工房ならではの技を生かし、能登の風景や「能登はやさしや土までも」という風土をそっと映し込んだ特別なラベルです。題字は、サントリーウイスキー「響」「知多」などを手掛けた書家・荻野丹雪氏が担当。農口杜氏が普段からサインを求められた際に書き添えていた「夢造」の文字は、荻野氏が咀嚼し想像を膨らませることで凛々しく躍動的な文字造形へと生まれ変わりました。





<5>味わい|温度で変化する多層的な表情
『夢造』はブレンドならではの奥行きと香りの広がりを持ち、温度帯によって個性が大きく変化します。

【夢造 vol.1】
■冷酒(10℃)
マスカットやリコッタチーズ、白玉団子のようなピュアで透明感のある香りが楽しめる。
■人肌燗(35℃)
炊き上げたお米の香りやスモーキーなニュアンスがより際立ってくる。
■ぬる燗(45℃)
蒸したお米と燻した香り、竹のような香りが相まって中華ちまきのようなアロマ。
■熱燗(55℃)
燻製肉や焼いたチーズ、藁のような香りが様々な料理を連想させる複雑性のあるアロマ。



【夢造 vol.2】
■冷酒(10℃)
白桃のような穏やかな甘やかさと、角の取れた酸が調和した、密度の高い滑らかな味わい。
■人肌燗(35℃)
杏子やナッツのような複雑な香りが広がり、ブレンド由来の一体感と優雅な広がりを感じる。
■ぬる燗(45℃)
コンフィチュールやドライフルーツのような凝縮感に、熟成由来のスパイスが重なるリッチな味わい。
■熱燗(55℃)
香ばしさと旨味の濃度が高まりながらもエレガンスを保ち、深く静かな余韻が長く続く。



商品概要

商品名:夢造 能登復興支援特別限定酒
容量:720ml
価格:16,500円(税込)
アルコール度数:18%
購入URL:https://noguchi-naohiko.co.jp/product/detail/yumezukuri

【コメント】二人の匠が語る『夢造』

◎輿水精一 元サントリーチーフブレンダー(現:サントリー名誉チーフブレンダー)
「原酒のそれぞれが、美味しい日本酒として味わうことができるかなり精度の高いものです。自分がそこに手を加えるというのは、正直自信がありませんでした。しかし熟成を経たことで良い意味で複雑さを持っていることは、ウイスキーとの共通点であると考え、元々持っている熟成の複雑さを、ブレンドによってさらに複雑化していき、その中で日本酒の持っている旨みや甘み、酸という非常に大事な要素のバランスを整えることを目指しました。





個性の強い原酒で行うウイスキーのブレンディングが、赤・青・黄色など原色の絵具を用いて描くダイナミックな作品だとしたら、今回のブレンディングは紺・青・水色といった同系色の絵具で描く洗練された絵画。農口杜氏が造られたお酒の“色”を使って、丁寧にグラデーションを施していくような作業でした。今回の2種のブレンドは、それぞれ異なる方向性を持たせていますが、最終的には納得のいくものができたと思います」
◎農口尚彦(農口尚彦研究所 杜氏)


「酒造りは常に進化しています。様々な日本酒が各地で造られる中でそこに参入していくには、新たな価値観も大切です。我々が熟成にこだわるのも、その年の米を使いその年の酒を造って売ることが主流である業界への挑戦のようなものがありますが、今回のブレンド酒も、輿水さんのお力で業界に大きな風穴をあけてくださったと思っています。



通常日本酒の業界でブレンド酒というと、同じ銘柄の中で混ぜ合わせるもの。飲み手の好みに合わせて、異なる飲み口の銘柄を各酒蔵は出していますが、その方向性がぶれないようにブレンドをするのが従来のやり方でした。しかし輿水さんは、その銘柄という壁を取っ払って先入観がない状態でブレンドをする。そして新しいものが生み出されたのです。原酒とブレンドされた酒を飲み比べる形で試飲しましたが、ブレンドした価値のある“美味い酒”になっていました」

農口尚彦研究所について

2017年、石川県小松市観音下町に誕生。「酒造りの神様」と称される農口尚彦の技・精神を次世代へ継承するため、伝統技術と現代技術を融合した酒造りを行っています。農口自身は70年以上酒造りに携わり、山廃造りの復活や吟醸酒ブームなど日本酒文化の発展に大きく貢献してきました。近年は工芸・文化とのコラボレーションも展開し、日本の伝統が持つ価値を酒を通して国内外へ発信しています。

農口尚彦研究所
〒923-0171 石川県小松市観音下町ワ1-1
公式サイト:https://noguchi-naohiko.co.jp/

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