中央労働災害防止協会主催、「第21回 海外進出安全衛生情報交流会」にHOLUSが登壇

掲載日: 2026年08月05日 /提供:HOLUS

ベトナム現地法人AGRIEXの安全衛生・健康支援の取り組みを紹介。講演資料を公式サイトで公開。

日本農家と共にベトナムで農産物の栽培および食品製造を手がける株式会社HOLUS(本社:東京都渋谷区、代表取締役:阿部秀昭、以下HOLUS)は、ベトナム現地法人AGRIEX(アグリエックス:ベトナム・ラムドン省)で実施している、従業員の健康支援および労働安全衛生マネジメントの取り組みについて、2026年7月30日(木)に中央労働災害防止協会(中災防)が主催する「第21回 海外進出 安全衛生 情報交流会(厚生労働省補助対象事業)」にて、AGRIEXのMedical部門に所属する歯科医師・幾島章仁氏が講演いたしました。

講演の様子(スライド)


講演の様子(幾島医師)

当日は、現地食品加工工場の保健室から見えてくる労働安全衛生の実態や、体調不良をおして出社することで生じる「プレゼンティーズム」による労働生産性の低下や重大な事故を招くリスク、さらには最新のベトナム医療事情について、具体的なデータやエピソードを交えて発表を行いました。
■ 講演の背景:なぜ「デンタルケア」が労働安全衛生と生産性向上に繋がるのか?
近年、海外進出企業における現地での労働安全衛生管理は、持続可能な事業成長と生産性向上を支える重要課題となっています。特に新興国における従業員の「健康管理」は、単なる福利厚生にとどまらず、労働災害防止や職場定着率の改善、作業パフォーマンス(労働生産性)の維持に直結することが認識され始めています。
こうした考えのもと、HOLUSおよび現地法人AGRIEXでは、従業員の健康支援の一環として、ベトナム・ラムドン省の食品加工工場(第二工場)内にデンタルルーム(歯科診療室)を設置しています。
常駐する歯科医師の幾島章仁氏を中心として、日々の従業員への口腔衛生指導や診療を行っています。さらに、近隣住民や孤児院を対象としたボランティア診療・健康教育など、地域全体の生活の質(QOL)向上に寄与するヘルスプロモーション活動を展開してきました。

デンタルケアへの取り組みを説明する幾島医師

■ 本情報交流会での講演について
当日は、「海外における安全衛生ネットワーク構築のために」を大テーマに、人事労務担当者や海外赴任予定者など多くの企業関係者が参加するなかで行われました。
【交流会名】 第21回 海外進出安全衛生情報交流会
【主 催】 中央労働災害防止協会(中災防)
【日 時】 2026年(令和8年)7月30日(木)13:00~17:00
【会 場】 中央労働災害防止協会安全衛生総合会館(東京都港区芝)


本講演では、ベトナム常駐の日本人歯科医師である幾島氏が、現地法人の実態をもとに以下の点を解説いたしました。
医療従事者目線の労働安全衛生:
工場内の「保健室」から得られる健康情報をいかに労働安全衛生の改善に生かすかという視点を提示。また、ベトナム人従業員との「ヒヤリハット」に対する認識の違いを指摘し、従業員の安全への習慣の違いなどを実例をもとに紹介いたしました。

プレゼンティーズム(不調を抱え働く状態)のリスク:
インフルエンザでも休まない現地の風潮や衛生観念の違いに言及。体調に問題を抱えた状態での出社は労働生産性の低下を招くだけでなく、集中力不足を招き現場での重大な事故につながる危険性も強調しました。

最新のベトナム医療事情:
都市部には日本人医療従事者が多い一方、地方では医療アクセスが難しい現実を紹介。だからこそ、海外進出企業が自律的に健康支援体制を整える重要性を訴えました。


■ 講師プロフィール
幾島 章仁(いくしま あきひと)氏

AGRIEX COMPANY LIMITED Medical部門 歯科医師
講演を行った幾島医師は、2024年に日本人歯科医師として初めて(※当社調べ)、通訳なしでの診療が認められるホーチミン医科薬科大学の「医療ベトナム語試験」に合格しております。



幾島医師 近影

<幾島医師 略歴>
北海道札幌市出身。
1994年に北海道大学歯学部を卒業後、
1999年に北海道網走市にて「いくしま歯科」を開院。
2012年より JAVDO の一員としてベトナムでの歯科ボランティア活動を開始。以降毎年ベトナムを訪問。貧困地域での歯科治療・口腔衛生活動を行うほか、ハノイ市内での技術指導やセミナー活動を通じて若手歯科医師の育成に貢献。
2023年からはAGRIEXにおいて、職員や地域住民への歯科検診・指導を通じ、予防歯科やヘルスプロモーションの重要性を啓発している。ホーチミン医科薬科大学歯学部公衆衛生科と連携し、Ninh Thuan(ニントゥアン)地域での2年間の研究調査へも参加している。


近年では予防歯科と「ヘルスプロモーション」に注力。
代表的な取り組みであるTraVinh (チャビン)大学との口腔衛生プロジェクトでは、ベトナムの小学校に対して、日本の学校歯科保健の技術移転に取り組んでいる。これまでの5年間の活動成果が評価され、2026年より第二期の5年間の活動が始まっている。


<公式Facebookページ>
URL:https://www.facebook.com/people/Agriex-Dental-Team/61562747281504
【無料公開】講演プレゼンテーション資料のダウンロードについて
本セミナーの終了に伴い、当日幾島が使用したスライド資料「医療従事者目線からのベトナム労働安全衛生と最新のベトナムの医療事情」を、HOLUS公式サイトにて無料公開いたします。
企業の安全衛生担当者、人事労務担当者、これからベトナムなど海外への進出・赴任を予定されている方にはぜひ参考にしていただき、ご活用いただければ幸いです。


資料名 :「医療従事者目線からのベトナム労働安全衛生と最新のベトナムの医療事情」講演資料
配布方法:下記のHOLUS公式サイト内よりダウンロード(PDFファイル)できます。
URL  :https://holus.co.jp/dl/seminar20260730.pdf
■ 今後の展望
HOLUSおよびAGRIEXは、「働く人の健康が、すべての安全と持続可能な生産の基盤である」という信念のもと、農業分野における事業推進のみならず、現地従業員の健康支援および安全衛生環境の向上に取り組んでいます。
その象徴となる「企業単位の予防歯科モデル」を、ベトナム全土へ展開可能な「予防歯科プラットフォーム」へと発展させることを目指しています。従業員の口腔衛生の向上は、QOL(生活の質)の向上や全身の健康増進だけでなく、安全な職場づくりや生産性向上にもつながることを広く社会へ発信してまいります。
さらに、ベトナムで培った「産業・健康・地域貢献」を統合した安全衛生支援モデルを広く共有し、海外進出企業における労働環境の最適化と持続可能な事業運営への貢献を目指してまいります。

■ ベトナム現地法人 AGRIEXについて
法人名  :CONG TY TNHH AGRIEX(英語表記:AGRIEX COMPANY LIMITED)
設 立  :2020年11月16日
工場操業日:2022年6月23日
所在地  :Lot E3-KCN, Phu Hoi Industrial zone, Duc Trong Commune,
      Lam Dong Province, Viet Nam
敷地面積 :1.4ヘクタール
従業員数 :700名以上
認証取得 :FSSC22000認証(2023年3月取得)
事業概要 :各種冷凍野菜、冷凍惣菜(天ぷら・飲茶等)の製造、農業技術の研究および普及活動
URL : https://agx.vn
■ ベトナムでの取り組みについて|SDGs
HOLUSはベトナムにおいて、生産者の生活・地位向上や、子供たちへの食育活動等の学童支援を行っております。日本農家と一緒に、現地のベトナム農家に対して「日本品質の農業」について指導を行うことで生産性および農産物の品質向上を実現しており、生産者の収入・生活の安定にも寄与しています。


《株式会社HOLUSについて》
代表の阿部秀昭は、日本農家と共に10年以上に亘ってベトナムで営農指導を行っており、日本農家の知恵とノウハウを持ち込み「Made by JAPAN」品質での生産を実践しています。2013年に株式会社HOLUSを設立。“畑で考え、畑で作る”をモットーに、農家・生産者の視点で野菜の栽培から加工、輸出入までを一貫して行う食品メーカーです。HOLUSはサスティナブル(持続可能)な農業・食の実現を掲げ、健康な野菜を通じて日本ならびに世界の食の一端に貢献することを目指しています。


<会社概要>
会社名:株式会社HOLUS
所在地:東京都渋谷区恵比寿南3丁目4番16号
代表者:代表取締役 阿部秀昭
設 立:2013年4月
資本金:1,100万円
事業内容:食品の企画・開発・輸出入・販売、国内外でのアグリビジネス
URL:https://holus.co.jp

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