世界農業遺産の梅が白い砂浜にずらり!扇ヶ浜で「梅ラッシー無料ふるまい&天日干し実演」を8月11日(祝・火)に開催

更新日: 2026年07月21日 /提供:和歌山県 地域振興部 観光局 観光振興課

世界農業遺産の梅がビーチに登場!若手農家×県×観光協会が仕掛ける「梅ラッシー無料ふるまい&天日干し実演イベント」を扇ヶ浜で開催

世界農業遺産の梅がビーチに登場! 若手農家×県×観光協会が仕掛ける 「梅ラッシー無料ふるまい&天日干し実演イベント」を扇ヶ浜で開催

和歌山県西牟婁振興局 農林水産振興部 農業水産振興課は、みなべ・田辺地域の若手梅農家や観光協会と連携し、世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」を体感できるイベント「梅ラッシー無料ふるまい&天日干し実演イベント」を、2026年8月11日(祝・火)に田辺市・扇ヶ浜海水浴場にて開催します。
梅の消費量減少や温暖化による不作・雹害など、梅産地が抱える課題に対し、「若手農家の情熱」と「行政の伴走支援」、「観光地・扇ヶ浜」という三つの力を掛け合わせ、海水浴客をはじめとする多くの来訪者に、梅産地の魅力と現場の取組をダイレクトに伝えることを目的としています。

1.世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」とは

「みなべ・田辺の梅システム」は、400年以上続く梅づくりの伝統と、山・里・海が一体となった循環型の農業システムが評価され、2015年に国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産に認定されました。
本システムでは、
・ニホンミツバチによる受粉に支えられた梅の生産
・急傾斜地でネットを活用した効率的な収穫方法
・薪炭林(しんたんりん)の維持管理による土砂災害防止や生態系保全
といった環境と調和した農業が行われています。
和歌山県では、この伝統を守るだけでなく、「世界に誇る梅ブランド」として国内外へのプロモーションを強化しており、今回のビーチイベントもその一環として位置づけられています。

2.若手農家の挑戦を支える県(西牟婁振興局)の伴走支援

西牟婁振興局では、職員が「普及指導員」として地域の農家と日常的に向き合い、技術指導のみならず、経営面も含めた「伴走型支援」を行っています。若手農家が新たな商品開発や消費拡大に向けた取組を進めるうえで、今回のようなイベント企画も含め、継続的なサポートを実施しています。
主な支援内容は以下のとおりです。
(1)認定農業者制度の登録支援
・認定農業者として登録することで、低金利融資や税制上の優遇、各種研修会への参加など、経営発展に向けた支援策が活用可能となります。
・振興局は、認定に向けた計画づくりから申請手続きまで一体的に支援し、若手農家の「経営者としての自立」を後押ししています。
(2)新規就農相談の窓口機能
・営農技術に加え、資金計画や販路開拓など、農業経営全般に関する相談に対応しています。
・交流会等を通じて、移住者を含む新規就農者と地域の先輩農家とのネットワークづくりを支援し、「相談できる仲間づくり」の場を提供しています。

3.若手農業者組織「西牟婁4Hクラブ」の多彩な活動

今回のイベントの中心メンバーとなるのが、若手農業者組織「西牟婁4Hクラブ」です。
4Hとは、Head(頭)、Heart(心)、Hand(腕)、Health(健康)の頭文字をとったもので、次世代農業を担う若者たちが、知恵と情熱、技術と健全な暮らしを重視しながら活動することを意味します。
メンバーの多くは梅農家で、地元出身者だけでなく移住者や元公務員など、多様なバックグラウンドを持つ若者が集まり、梅産地の未来を見据えた活動を展開しています。
主な取組は以下のとおりです。
(1)出前授業による食育・産地理解の促進
・上富田町や大阪府堺市などの小学校で、「小学生でもできる梅産地の守り方」をテーマに、外来害虫クビアカツヤカミキリの駆除などについてわかりやすく伝える授業を実施。
・梅シロップづくり体験など、子どもたちが楽しく学べるプログラムが好評を博しています。
(2)地域・他地域との交流
・先進地への研修を通じて、全国の若手農家との情報交換や新技術の習得を進めています。
・地域の農林水産業まつりへの出店や、他地域の農業者団体との交流を通じて、梅の魅力発信や販路拡大にも取り組んでいます。

4.扇ヶ浜海水浴場での「梅ラッシー無料ふるまい&天日干し実演」概要

今回、若手農家と県、観光協会がタッグを組み、世界農業遺産の梅システムを多くの方に知ってもらうため、海水浴客で賑わう扇ヶ浜海水浴場で、伝統的な梅の天日干しと、新たな梅ドリンク「梅ラッシー」の無料ふるまいを行います。
1)開催日時・場所
日 時:2026年8月11日(祝・火)
場 所:田辺市 扇ヶ浜海水浴場
※荒天時の対応等は別途、県ホームページ等でお知らせします。
2)主な内容
(1)梅の天日干し実演
・世界農業遺産を支える伝統作業「梅の天日干し」を、あえて白い砂浜のビーチ上で再現します。
・梅をざるに並べ、太陽の光をたっぷり浴びせる工程を実演し、普段は山間部の梅畑で行われる作業を間近に見学できます。
・若手農家が、梅干しができるまでの工程や、品質へのこだわり、気候変動の影響などについて解説を行います。
(2)白干し梅と「梅ラッシー」の無料ふるまい
・塩と梅だけで仕上げた伝統的な「白干し梅」を試食いただき、素材そのものの味わいを体験していただきます。
・あわせて、若手農家が開発したオリジナルドリンク「梅ラッシー」を無料提供します。
 ― 梅ラッシー:梅シロップ・牛乳を合わせた、さっぱりとした飲み口が特徴のドリンクで、夏の熱中症対策や子どもから大人まで楽しめる新しい梅の楽しみ方として提案します。
・梅の酸味とミルクのまろやかさが特徴の「飲む梅干し」を通じて、梅の新たな消費スタイルを発信します。
※無料ふるまいの数量には限りがあります。無くなり次第終了となります。
3)協力体制
本イベントは、みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会の「住民提案型地域活動支援事業」を活用し、
・和歌山県西牟婁振興局(行政)
・地元観光協会(観光・プロモーション)
・西牟婁4Hクラブをはじめとする若手梅農家(生産者)
が三位一体となって企画・運営します。


5.背景:梅産地が直面する課題と、本イベントのねらい

梅は日本の食文化を支えてきた伝統食材である一方、近年は食生活の変化等により、家庭での梅干し消費量が減少傾向にあります。また、地球温暖化の影響による不作や、雹害など自然災害の頻発により、生産現場は厳しい状況に直面しています。
そこで今回、若手農家のアイデアと行動力、県の伴走支援機能、観光の力を融合し、
・「ビーチで天日干し」というインパクトのある演出により、梅づくりの現場に関心を持ってもらう
・梅ラッシーなど新たな楽しみ方を提案し、若い世代や観光客にも梅を身近に感じてもらう
・世界農業遺産の価値や環境保全の取組をわかりやすく伝える
ことを通じて、梅産地のファンづくりと消費拡大、さらには地域全体の活性化につなげることを目指します。

6.今後の展望・メッセージ

西牟婁振興局では、本イベントを単発で終わらせるのではなく、若手農家や地域団体との連携を深めながら、世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」の価値を発信し続ける仕組みづくりを進めていきます。
【担当者コメント】
平岩(和歌山県西牟婁振興局):
「行政の情報発信力と、農家さんの技術力・情熱を掛け合わせることで、『みなべ・田辺の梅』を世界一のブランドに育て、地域の活性化につなげていきたいと考えています。今回のビーチイベントをきっかけに、より多くの方に梅産地の魅力を知っていただければ幸いです。」

小谷(若手梅農家・西牟婁4Hクラブ):
「私たちは、農業が一番輝いている地域にしたいと思っています。子どもたちが『将来は梅農家になりたい』と自然に言えるような、誇りと夢のある産地づくりが目標です。扇ヶ浜でのイベントを通じて、梅の可能性と、私たち若手農家のチャレンジを感じてもらえたらうれしいです。」

【本リリースに関するお問い合わせ先】
和歌山県 西牟婁振興局 農林水産振興部 農業水産振興課
TEL 0739-26-7941
FAX 0739-26-7945
E-mail hiraiwa_r0001@pref.wakayama.lg.jp

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