発表資料: 2021年12月07日
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花王、東京栄養サミット2021において
「健康経営と職場の栄養改善」に関するコミットメントを発表
花王株式会社(社長・長谷部佳宏)は、このたび、2021年12月7日(火)~8日(水)に開催される東京栄養サミット2021(主催:日本政府)において、「健康経営*1 と職場の栄養改善」に関するコミットメントを発表いたしました。本栄養サミットは、オリンピック・パラリンピックの開催国が主催となり、世界の栄養改善の現状と課題を確認し、課題解決のための国際的な取り組みを推進する会合です。
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* 1 「健康経営」はNPO法人健康経営研究会の登録商標です。
花王はこれまで、花王グループ社員とその家族に対する健康づくり活動を積極的に実施し、その中で、健康的な食事法「スマート和食*2 」による職場の栄養改善に取り組むなど、健康経営を推進してきました。今回、これらの活動を、花王グループだけでなく地域や社会に向けて展開することをコミットし、Workforce Nutrition*3 への貢献をめざします。
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* 2 花王の研究知見に基づき、食事の量ではなく質を改善することによって内臓脂肪蓄積を抑える健康的な食事法。
「スマート和食」は花王株式会社の登録商標です。 -
* 3 職場の栄養改善。世界の栄養改善への重要な取り組みの一つとして重視されています。
当社のコミットメント
花王株式会社は、独自の研究に基づく知見を用いて、非感染性疾患による早世の低減に貢献します。
その一環として、2025年までに、年間20万人をカバーする職場(うち、花王グループ従業員と家族5万人、花王グループ以外15万人)に、以下の要素からなる職場栄養改善プログラムを提供し、健康経営の推進に寄与します。
①健康経営のコンサルティング
②栄養に関連したヘルスチェック(内臓脂肪測定等)
③生活習慣のアセスメント
④健康的な食事(スマート和食)の教育
⑤職場における健康的な食事(スマート和食)の提供
花王株式会社は、この活動を通じ、自力では健康経営およびWorkforce Nutritionを実施できない中小規模の職場とその従業員に、健康と栄養の改善につながる機会を提供します。
花王株式会社は、こうした知見、技術、成果を世界の職場に共有するため、Workforce Nutrition Alliance*4 と連携してまいります。
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* 4 職場を通じて健康のための栄養を広めることをめざし、2019年に設立された国際的な栄養イニシアチブ。
東京栄養サミット2021サイドイベント(主催:農林水産省)への参加
農林水産省では、「栄養改善事業推進プラットフォーム」(NJPPP)を通じ、日本の食品業界にサミットへのコミットメント登録を働きかけており、東京栄養サミット開催当日に農林水産省主催のサイドイベントを開催し、日本の食品業界の取り組みを国内外へアピールします。花王も、このサイドイベントに参加し、今回のコミットメントを発表するとともに、コミットメントの推進組織である「Kao GENKIプロジェクト*5 」についてご紹介します。
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* 5 花王独自のヘルスケアに関する知見や健康状態の可視化技術を用い、花王グループおよび地域・社会の健康づくりを運営するプロジェクト。2020年1月発足。
花王グループは、2019年4月にESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)を策定し、「社員の健康増進と安全」を重点取り組みテーマのひとつとして掲げています。今回の取り組みは、これらを推進するものです。今後も、花王は、経営にESGの視点を導入することで、事業の拡大と、消費者や社会へのよりよい製品・サービスの提供をめざしていきます。そして、豊かな共生世界の実現に向けて取り組んでまいります。
※社外への発表資料を原文のまま掲載しています。