秋田県知事会見録 2021年11月08日 - 幹事社質問 ●(1)衆議院議員総選挙の結果 その他質問 ●(1)秋田米新品種「サキホコレ」の先行販売 ●(2…

掲載日: 2021年11月08日 /提供:秋田県庁

令和3年11月8日知事記者会見

2021年11月12日 | コンテンツ番号 61318

●知事発表
なし

●幹事社質問
(1)衆議院議員総選挙の結果について

●その他質問
(1)秋田米新品種「サキホコレ」の先行販売について
(2)ブラウブリッツ秋田のJ2残留について
(3)わらび座への支援について
(4)年末にかけての新型コロナ対策について

(幹事社)
11月幹事社の共同通信です。よろしくお願いします。
今日、知事、冒頭のご発言はないということなので、幹事社の方から冒頭質問させていただきます。
改めてではあるんですけれども、衆院選の結果について2点お伺いします。
自民は議席を減らした一方で単独過半数を上回る結果となりました。野党については、選挙協力した立憲と共産が議席を減らした一方で、維新が躍進を見せました。まず、この結果について、知事としてどう受け止めているのかということをまず1点。
次2点目なんですけれども、立憲と共産の選挙協力について、いずれも与野党一騎討ちとなった県内選挙区での勝敗結果も含めて、どういうご所感持っているかお伺いします。

(知 事)
前回、あのくらい取ってないですから、今回は予想以上に自民党は、善戦したんじゃないかなと思います。
また、最初の予想も相当減らすだろうと。ただ、全体から言えば、これまでの自民党の選挙の中では、この261(議席)というのは、多い数ですので、善戦したかなというふうに(思います)。
また、立憲の方が相当(議席を)減らしたと。相当というか、自民党の方は十幾つで、ただ、全体的に(約)300ですから、そういうことからすると、立憲の方が率にすると非常に減らしたと。これは、やっぱり全体的に若い方が意外と保守傾向で、これがほとんど維新にいったと。そういう意味からすると、何となく立憲の方の訴え方が古いと。維新が相当、国政情勢、あるいは国民目線で、全国的に(票を)取ったと。本県でも絶対数は少ないですが、維新は前の倍の(票を)取ってますから。
また、立憲と共産党の選挙協力は、郡部に行くとあまり抵抗はないけども、都市部の方は若い方が多いですから、若い方には、そういう意味からすると抵抗があったのかなと。
また、一般の勤労者層(が加入する)(労働)組合。こちらの方は、共産系の組合もありますが、絶対数が多いですから。そういう意味からすると、そこら辺があまり立憲の方にいかずに、逆に県内で、比例の方を見ますと、国民民主に、根っこはないですが、ある程度入っていると。そういうことからすると、立憲の方の選挙協力の様相が、全国的にはそううまくいかなったろうと。
県内の方は、ほどほどこれが奏功したかなと。ただ今回、全国的にも県内的にも、各候補の選挙の仕方によって、相当勝敗を左右したと。ですから、本県の方は、1区、2区とも激戦区という見方がありますが、そこら辺は大体予想したような結果です。

(幹事社)
ありがとうございます。
衆院選に関して、何か関連した質問がある方、挙手お願いいたします。

(記 者)
今、最後の方に1区、2区は激戦区で、大体予想した結果だと今おっしゃったかと思うんですけれど、それは1区、2区で富樫さん勝って、結果的には緑川さんは2区、小選挙区では勝ちましたけれど、こういった結果を予想されていたということなんでしょうか。

(知 事)
やはり1区、2区のどちらも激戦ですが、選挙の手法からすると、1区の冨樫さんが勝ったというのは、ある程度、私自身も何といいますか、選挙中もそう感じてましたし、また、途中のいろいろな推計も、ぎりぎりであっても冨樫さんの方が若干有利であろうという見方が多かったです。特にこの秋田市では、冨樫さんはある程度農村部に強いですから、根っこのところの一般的な組織に、無党派層もある程度取りますから、そういう意味からすると、冨樫さんの方は1区、2区と比べますと、もし勝つとすると冨樫さんの方が可能性が高いだろうと。2区の方は、前回も相当僅差ですんで、今回は非常に、本当に厳しいなと思ったところです。

(記 者)
選挙始まる前に佐竹知事は、自民党3人を応援されるというふうな意向を示されておりましたし、2区にも足を運んだとも聞いてはいるんですけれども、金田さんが負けたことに関しては、どういうふうに捉えていますか。

(知 事)
残念ですが、これは選挙民の選択ですんで、これは素直に受け止めるべきだと思います。
やはり、2区の方の年齢の差、あるいは様々な要素があって、なかなか2区は、昔から自民党がある程度そう強くないところもありますんで、そういう意味からすると、あの結果がある程度予想はされたところです。私自身は、金田先生は相当県のために頑張っていますんで、しっかり応援しようということで応援したところであります。

(記 者)
とはいえども比例で復活したというところなんですけど、今後何か期待している、2区で、緑川さんも当選しましたし、2人に期待しているところは何かございますでしょうか。

(知 事)
期待というのかな、県政上は、一般的に与党に対し、いろいろな政策的な提言、要望をしますので、野党のパイプはいりません。いらないというか、実質ないんですよ。野党は政策の決定権がないですから。そういう意味からすると、これを言っちゃうとあれですけど、実際、予算のときは、与党(である)自民、公明にしか実質的に決定権がありませんから。そういう意味からすると、金田先生が復活ということで、今後も県の要望のパイプはしっかり残ったということで良かったなと思っています。

(記 者)
分かりました。ありがとうございます。

(記 者)
知事、お話の中で、立民と共産の選挙協力ですけれども、県内では奏功したというふうなお話もありましたが、ただ、1区、2区ともに奏功して、それによって票が増えたというふうにお考えなんでしょうか。

(知 事)
2区の方がうまくいったんじゃないかな。というのは、2区の方は、共産党の出方が弱かったんですよ。1区の方は強かった。私が立憲(の候補)だったら、ちょっと強すぎた(と感じる)。選挙のテクニック(として)、もう少し1区は、共産党が後ろでやったとすると、もっと(票の差が)詰まったのかなと。2区の方は、緑川先生も立憲も党派をほとんど出さず、個人の若さでやったもんですから、あまり共産党というイメージ出てこなかったです。

(記 者)
そうしますと、1区に関しては、共産党のカラーが出たことによって、マイナスの面があったということでしょうか。

(知 事)
私はそう思う。もともと1区は、自民と公明で、いくらいってもね6万票なんですよ。無党派層も、寺田さんの方にもいってますが、そこら辺の若い層は、そう簡単にいかないんですよ。共産の党のイメージ見れば。(私は)そう思う。

(記 者)
分かりました。ありがとうございます。

(幹事社)
選挙関連はよろしいでしょうか。
それでは、その他の質問で質問がある方は挙手をお願いいたします。

(記 者)
改めて、サキホコレ、週末に先行発売ということになりましたけれども、全国的なこの反応の大きさですとか、手応えの部分、どのように感じてらっしゃるか教えてください。

(知 事)
名称の募集の時点から100万円ということで、あの時点からプロモーション、そういうイメージでやっていって、また名称の決定の過程も相当情報発信したので、まずは、いいスタートかなと。
問題は、今年は数も少ないですが、来年は全国的にデビューですので、これから来年に向かってどう知名度、そして単にお米というよりも、露出度、いろいろな料理番組とかそういうところで、いかに出していくか、これが課題でしょうね。

(記 者)
知事もトップセールスでPRされたと思うんですけれども、現地の反応としてはどのように捉えてきましたか。

(知 事)
やはり首都圏も、少し値段が高いですが、逆にこのコロナの中で、家庭で食べる米に、少し高くても、どんなもんだろうという興味が非常に多かったように思います。ですから、まず最初の知名度は、相当上がったのかなと。

(記 者)
ありがとうございます。
別な話題になりますけれども、改めてブラウブリッツ秋田がJ2残留を決めましたけれど、そのことに関しての受け止めなど教えてください。

(知 事)
残留しないことにはね。あれが当たり前で、頑張ってやってますが、残留って言葉があるうちは、まだだめよ。J2の中で上位を目指すと。そこがファンの獲得の原点かな。

(記 者)
ありがとうございます。

(記 者)
今月に入って仙北のわらび座、民事再生法の適用を申請したと思うんですけども、改めて知事としての受け止めと、あと今後、県としてどういうこと、何かできること考えていらっしゃるか、コメントをお願いします。

(知 事)
あの件は、私も1週間ぐらい前、説明を受けてます。ただ、債権者との話し合いの結果、ああいう状況で、また、スポンサーもあるようで、まずは民事再生そのものは残念ですが、あのままで残るということは、非常に良かったなと思ってます。
ただ、これから経営上、どこまで手を広げるか、あるいはどういう路線を進むのか。県としてはありがたいですが、少しローカルの方に偏りすぎるところをもう少しオールジャパンの方にシフトすることも必要かなと。
県は、経営上のダイレクトな支援はできませんが、今度できますミルハス、あそこの劇場には、二つ舞台があって、800席で、あちらの方は、日本でもトップレベルの演劇の上演場ですので、あそこをうまく活用して、もう少し客層を常時広げると。また、観光客以外に、仙北市にいるよりも(客が)集まりやすいですから、そういう意味で、あそこをうまく使っていただいて、経営の安定ということも必要かなと。そういうことはできるのかなと思っています。

(記 者)
なかなか現状だと、何かお金出したりとかっていうのは、厳しいというお考えですか。

(知 事)
原則的に、経営支援は財政法上できません。そういう生の金銭的支援はできませんので。

(記 者)
そのミルハスなどの施設をどんどん活用するなどして、ちょっと、少しでもわらび座の何ですかね、経営、そういう面ではサポートできるんじゃないかというお考えですか。

(知 事)
あとは、県の様々なイベント、あるいは知名度を上げるいろいろなね県のPR作戦。こういうものに活躍してもらうというようなことはできるかなと。

(記 者)
分かりました。知事としても、やっぱりわらび座っていうのは、何ですかね、思い入れだったり、大切なものだっていうお考えは、やっぱりございますか。

(知 事)
自分の生まれたところが、そう遠くないところにあって、小さい時から行ってますんで。あの劇場は、地元ではあって当たり前。あと、様々な面で県の知名度向上、あるいは観光誘致の貢献がありますんで、そういう意味からすると、県としてはあの存在は、非常に大きな存在だと思ってますんで、うん。

(記 者)
分かりました。ありがとうございます。

(記 者)
ちょっとサキホコレに関連してですけども、オークション、Yahooオークションであるとか、メルカリであるとか、私もさっき覗いたら、高額転売というか、普通の値段よりも高く出ていたりしてて、そのことは知事はちょっと受け止めと、何か県として対策とか何かできることってありますか。

(知 事)
私も見たんだけれども、ああいうものを完全に防止できませんので、やはりあまりうまくないことではあるけども、逆にとれば、知名度(が高い)、あるいは希少品という捉え方もできますんで、今のところ、県であれをどうこうしようということは思ってません。来年には相当数出ますんで、今のところは、ああいうものは最初ああいうことがありますんで、まずは静観です。

(記 者)
ありがとうございます。

(記 者)
改めてなんですけど、年末にかけての新型コロナ対策等、特に忘年会の在り方について、どう考えるか教えてください。

(知 事)
第6波がどうなるか。いずれワクチンの接種は、65歳以上(の方は)、今のところ年末までいくと、94パーセントぐらいいくんです。あと、若い層も80パーセント近くいきます。そういう意味からすると、相当抑止効果はありますが、今、特に子どもさん方に(新規感染者が)ぽつぽつ出てますんで、そういう意味からすると、大人でクラスターはそう大きく出ないと思うけれども、子どもさんの方で、学校とか学級、家族で、ぼっと出る可能性があります。いずれ忘年会シーズンは、ちょっと通常と違って、静かに、今まで以上に気を付けて、これまでの注意事項をしっかり守ってほしいと思います。

(記 者)
人数制限などは設けない考えですか。

(知 事)
ホテル、あるいは宴会場、ああいう広い場所で、あと、単純に言えば、1人当たりの面積は、東京と違って、そんな狭い店がありませんので、まずは、あまり密にならないように、可能な限り席を離して、ゆったりと座って飲食を楽しむということで、相当抑止力が働くんじゃないかなと思います。

(記 者)
ありがとうございます。

(記 者)
関連して、コロナの件なんですけども、現時点では年末年始の帰省に関してはどういうふうに知事はお考えですか。

(知 事)
まだ状況を見ながらです。県内の状況がそう(新規感染者が)出てなくても、首都圏、仙台圏、ああいうところが高まってきますと、それが本県に飛びますんで、全体的に首都圏等の状況を見ながら、注意喚起、あるいは県の態勢の対応をしてまいります。

(記 者)
ありがとうございます。

(記 者)
すいません、冒頭の選挙の話題に戻ってしまうんですけれども、2区についてなんですが、小選挙区では金田さんではなくて緑川さんを選んだ有権者が多かったわけですけれども、さっきその知事がおっしゃっていたような野党としてのメリット、県政の利益誘導的な面とか、キャリアが豊富だとかということを有権者の多くはメリットと考えたというよりかは、むしろその反対の刷新とか若さとかっていうのを期待して緑川さんを選んだ方が多かったのかなと思うんですけれども、そういった多くが一般市民である有権者側の意識と、あと、知事をはじめ地元の市町村長さん方の国会議員に求める資質が、結構異なるというか、乖離があるっていう点については、知事としてどういうふうに考えていらっしゃいますか。

(知 事)
単純に言えば、現実の面でどうかと。当然、選挙民が若い方、フレッシュ(を選ぶこと)は、別に悪いことじゃない。だから、そこは、別の次元として捉えることが必要かなと。

(記 者)
別の次元というのは。

(知 事)
若い方を望むというのは、自然の流れですんで、これはこれで別に悪いことじゃない。だから、我々行政は、与党と関連をしっかり持つという面からいうと、金田さんが復活で何とか残ったことはいいことだと思っています。

(記 者)
行政側としては、その若さだけというよりかは、むしろキャリアとか実績とかに重きを置いた選択を。

(知 事)
若い方の発想は必要です。当然、国政の場でも県政でも、その声を拾う、若い感性で十分に酌み取るということは必要です。ただ、現実、政策、あるいは国への要望となりますと、与党の議員しかパイプはできませんので、そういう意味からすると、金田さんにはそっちを頑張ってもらうと。緑川さんには、若い感性で、十分に国会で様々な意見を言ってもらうと。そういうバランスがとれるのかなと。

(幹事社)
そのほか質問ある方は、いらっしゃらないでしょうか。
じゃあ質問がなければ、こちらで終わらせていただきたいと思います。
ありがとうございました。

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