出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:酒井則明、以下「出光興産」)は、グループ会社である株式会社エス・ディー・エス バイオテック(以下「SDS」)およびアグロ カネショウ株式会社(以下「アグロ カネショウ」)を統合し、2027年4月に新会社「出光クロップアーツ株式会社(以下「出光クロップアーツ」)」を設立します。
本統合により、農薬を中心とした研究開発力・製造技術を有するSDSの強みと、農業現場に密着した提案力・技術支援力を有するアグロ カネショウの強みを掛け合わせ、農業分野における課題解決と生産性向上に貢献する事業体制を構築します。

近年、世界的な人口増加や気候変動の進行により、農業にはこれまで以上に、安定した生産性と持続性の両立が求められています。加えて、国内外の農業現場では、人手不足や技術継承の難しさといった構造的な課題も顕在化しています。こうした環境変化の中で、作物や地域ごとに異なる課題に対応したきめ細かな技術提案や現場での支援の重要性が高まっています。
出光興産は、農業を取り巻く世界的な課題を踏まえ、中期経営計画(2026-2030年度)で、農薬・機能性飼料で食糧増産を支えるアグリライフ事業を、重要な事業領域の一つとして位置付けています。出光クロップアーツの設立は、この方針にのっとった事業体制強化の一環です。
出光クロップアーツは、SDSとアグロ カネショウの強みを掛け合わせ、国内事業では、農薬を販売するにとどまらず、作物や地域ごとの課題を踏まえた最適な農薬の提案と、適正な使用技術の普及を通じて、農業現場に寄り添った運営を推進します。研究開発では、創薬・製剤技術を基盤とし、「現場が本当に求めるものを、より早く、より確実に届ける」ことを目指し、出光興産が有するMI※/DXや、外部パートナーとの連携を取り入れることで、研究開発力を強化します。海外事業では、各地域の農業事情を深く理解する現地パートナーと協働し、地域ごとの課題に向き合いながら価値を共創します。国内で磨き上げた「現場起点」の考え方を基盤に、現地の知見や技術、ネットワークを尊重した共創型の事業モデルを構築していきます。
出光クロップアーツは、農薬・機能性飼料の価値を、「製品」から「現場起点で生まれるソリューション」へと引き上げていきます。農業現場からの信頼の積み重ねによって、現場課題に対する解決力を磨き続け、グローバルで独自の存在感を発揮する企業を目指します。
※AIやデータ解析を使って、新材料の探索や開発を大幅に高速化・効率化する手法
【会社概要】
■株式会社エス・ディー・エス バイオテック
本社 :東京都千代田区神田練塀町3番地
代表者 :竹田 正俊
主な事業内容:農薬、機能性飼料、工業用防カビ剤、防疫薬剤および特殊化学品の製造・輸入・販売
■アグロ カネショウ株式会社
本社 :東京都千代田区丸の内1丁目8番3号
代表者 :山本 修
主な事業内容:土壌消毒剤、害虫防除剤、病害防除剤、除草剤、展着剤、液肥などの農業薬品の製造・販売・輸入業務
【新会社概要】










