アクプランタ、ザンビアの農業資材企業と基本合意書を締結

掲載日: 2026年05月20日 /提供:アクプランタ

高温乾燥対策剤「スキーポン」の販売および現地農家での実証試験を通じ、干ばつに直面する同国の食料生産の安定化を支援


アグリフォーカス社と基本合意書を交わす金 鍾明代表取締役CEO(左)

アクプランタ(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:金 鍾明)は、2026年4月17日、ザンビアの農業資材企業AgriFocus(以下、アグリフォーカス社)と、植物の高温・乾燥ストレスへの耐性を高める農業資材「Skeepon(スキーポン)」の販売および現地農家での実証試験の推進に関する基本合意書(MoU)を締結しました。

アグリフォーカス社は、ザンビア国内で農業資材を扱う企業で、現地の農業協同組合や農家とのネットワークを有しています。今回のMoUにより、同社はスキーポンの販売代理店として、ザンビア国内での普及に向けた取り組みを進めます。また、現地農家との実証試験の調整や、試験導入先の仲介などを通じ、同国の栽培環境に即した技術導入を支援します。

ザンビアは、アフリカにおけるスキーポンの普及展開において、ウガンダに続く2カ国目となります。

ウガンダでの取り組みを契機に、ザンビアでの導入が進展
当社は、アフリカでのスキーポンの展開に向け、これまでウガンダでの取り組みを進めてまいりました。2025年8月にウガンダでのスキーポンの製品登録を完了、9月には、ウガンダ政府系の農業研究機関であるNational Agricultural Research Organisation(NARO)とMoUを締結し、同国の農家向け研修や技術普及に向けた取り組みを進めています。

2025年6月26日、アクプランタは東京大学大学院農学生命科学研究科との共催で、国際シンポジウム「地球規模の気候変動時代におけるアフリカ農業と日本の最新技術の活用」を開催しました。同シンポジウムにご出席されたザンビア政府関係者が、ウガンダでのスキーポン普及プロジェクトに関心を示されたことを機に、ザンビア政府との協議が始まりました。

その後、2026年1月に当社の金代表取締役CEOがザンビアを訪問。政府高官と同国でのスキーポンの活用可能性について協議いたしました。現在、製品登録に向けて、ザンビア政府系農業研究機関であるZambia Agricultural Research Institute(ZARI)との実証試験に着手するとともに、農家への普及を見据え、民間企業であるアグリフォーカス社と協議を進めてきました。今回のMoU締結は、こうした取り組みを具体化するものです。

MoUに基づき、アグリフォーカス社はザンビア国内におけるスキーポンの販売代理店として、農業協同組合や農家への紹介・販売に向けた活動を展開します。また、現地農家での実証試験の実施に向け、アグリフォーカス社が試験に協力する農家との調整や試験圃場の確保を担い、アクプランタはスキーポンの使用方法や試験設計に関する技術的な支援を行います。

すでにザンビア国内の一部の農家で、スキーポンを使った実証試験が始まっており、現地での使用状況については映像での記録も進めています。今後、実証試験の結果をもとに、ザンビア国内での本格的な普及に向けた取り組みを進めていきます。

代表取締役CEO 金 鍾明 コメント
乾燥地域が広がるザンビアではトウモロコシが主食ですが、近年は干ばつ傾向が強まり、収穫が不安定になっています。2023~24年には、雨季に発生したエルニーニョ現象の影響で深刻な干ばつと熱波が起き、トウモロコシの生産に大きな被害が出ました。高温、干ばつ下でも農作物の安定生産を支える技術的な対応が喫緊の課題となるなか、作物の高温・乾燥ストレスへの耐性を高めるスキーポンへのニーズは非常に高まっています。

今回、アグリフォーカス社とMoUを締結できたことは、ザンビア国内でスキーポンを普及させるための大きな一歩と考えています。現地の関係機関や企業、農家の皆さまと連携しながら、気候変動と干ばつに直面するザンビアの農業生産を支える技術として、スキーポンの導入を進めてまいります。


高温・乾燥耐性資材「スキーポン」について


スキーポンは、酢酸(酢の主成分)の作用を活用した農業資材です。酢酸の作用で、植物の乾燥や高温への耐性を高めることで、収量や品質の維持、節水に繋げます。



アクプランタ株式会社について
創業者・CEO代表取締役社長の金鍾明が、理化学研究所の研究員だった2017年、学術誌「Nature Plants」に発表した、植物の高温及び乾燥耐性を高める酢酸の作用を活用した農業資材「スキーポン」を開発したアグリバイオスタートアップです。気候変動や減農薬・減化学肥料の需要の高まりを背景に、国外では米国やウガンダなど14カ国で、スキーポンによる高温・乾燥対策の実証実験に取り組んでいます。
国内では、北海道、群馬、愛知、和歌山、三重などの各県農業試験場および農業普及所、全国各地の農家、農業グループ、企業などと取り組んでいます。第6回 アグリテックグランプリ最優秀賞/第1回JAアクセラレーター優秀賞/AgriFood SBIRピッチ2023ビジネス構想最優秀賞、日本経済新聞社主催「超DXサミット インパクトピッチ」日経賞など、受賞多数。
会社概要
本社所在地:〒113-0034 東京都文京区湯島2-16-9 ちどりビル3F
設立年月日:2018年2月7日
事業内容:乾燥・高温・塩害耐性を備えた農業資材の研究開発、製造及び販売、農業用資材、芝生用資材、園芸用資材、森林用資材、緑化用資材の製造及び販売、植物工場や農場での節水等システム管理
ホームページ:https://ac-planta.com/
【本件に関するお問い合わせ先】
アクプランタ株式会社広報担当
E-mail: info@ac-planta.com


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