
写真提供:山と本と株式会社
一般社団法人ローカル・スタートアップ協会(東京都千代田区、代表理事:斎藤潤一、略称「LSA」)は、2026年6月5日(金)・6日(土)鹿児島県志布志市で開催される「“ローカルガストロノミー”ツーリズム in 鹿児島堀口製茶」(企画:山と本と株式会社)のオフィシャルパートナーとして参画いたします。
本企画を通じて、地域の食と一次産業の現場を都市部や全国の参加者に開き、関係人口の創出、移住・二地域居住等、鹿児島志布志の地から官民連携で促進してまいります。
開催概要

企画の背景

「ONE SUMMIT 2025」東京開催の様子

本プロジェクトは、2025年10月に東京で開催された、食と農の研修型カンファレンス「ONE SUMMIT(ワンサミット)」の研究会で交わされた議論を起点に、実際の地域の現場へと接続し、単発の観光消費にとどまらない継続的な地域参画の入口を創出することが特徴です。
机上の空論に留まらず、都市部で醸成された知見や熱量を直接地域の現場へ接続することで、面的かつ継続的な地域参画モデル構築に取り組みます。
国の政策「二地域居住」の実装モデルとして
2025年の住民基本台帳人口移動報告で東京圏の転入超過が12万人を超えるなど、東京一極集中の是正は喫緊の政策課題です。これに対し政府は、地方創生の鍵として「関係人口の創出」を掲げ、現在では全国の約8割の自治体が戦略に盛り込むなど、将来的な移住・定住の裾野拡大が急務となっています。
本プロジェクトは、国土交通省が推進する「二地域居住」の制度整備や先導的プロジェクトの方向性に呼応し、実際に一次産業の現場に深く触れることで、将来的な移住や二地域居住を現実的な選択肢として捉える土壌を耕します。地域経済を支える「食の経済圏」の再構築を通じ、国が推進する「地方への人の流れ」を官民連携で促進まいります。
また、2024年の農林水産物・食品の輸出額は1.5兆円を初めて突破し、GI(地理的表示)や商標を活用したブランド化など、高付加価値化の重要性が明確に示されています(※1)。地域の食と風土を物語や体験と結び付けて価値化する取り組みは、一次産業の成長余地を広げる観点からも注目されています。
(※1)関連情報:農林水産省「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」
大隅半島を拠点とした「一次産業の高付加価値化」への挑戦
今回の舞台である鹿児島県志布志市は、世界トップクラスの品質を誇る茶業をはじめ、日本を代表する食と産業の集積地です。本ツアーでは、堀口製茶が提唱する「大隅半島版テロワール(風土の個性を活かした価値創造)」を実体験の核に据えます。
本プログラムでは、農業経営革新の第一人者である岩佐大輝氏(株式会社 GRA 代表取締役)、地域企業の伴走支援を担う香月稔氏(有限責任監査法人トーマツ パートナー 、 地域未来創造室 中小・スタートアップ支援全国リーダー)をナビゲーターに迎え、生産、経営、外部視点を交差させることで、一次産業をブランド、体験、販路を組み合わせた「高付加価値型産業」として再編集を、志布志の地から実証していきます。
今後の展望:「大隅未来ラボ」の本格始動

「大隅未来ラボ」キックオフイベント(2026年3月都内開催)
当協会は、本取り組みを一過性のイベント発信にとどめず、志布志市に関心を持つ人材との継続的な接点づくりへつなげていきます。地域を「訪れる場所」としてだけでなく、「関わる場所」「暮らす可能性のある場所」として発信することで、移住・定住や二地域居住の候補地としての認知向上を図ります。
また、新たに始動した、鹿児島県大隅半島・志布志市を拠点とした実装型プロジェクト「大隅未来ラボ」においては、地方と都市、地域資源と企業技術、そして実践者と政策を接続し、新たな産業と雇用を創出するプラットフォームとして、単なる観光に留まらない「地域経済への参画」をデザインすることで、大隅半島から地方創生の新たなスタンダードを提示してまいります。
コメント:斎藤 潤一氏(一般社団法人ローカル・スタートアップ協会 代表理事)

「都市部で開催された、食と農の研修型カンファレンス「ONE SUMMIT」での議論から、このように地方へ人の流れを生み出す具体的な動きが生まれたことを、とても嬉しくいます。東京一極集中の是正が求められる中で、地域の現場に足を運び、将来的には移住や二地域居住に繋がる機会を継続的に創出することには大きな意味があります。鹿児島県志布志市には、世界トップクラスのお茶や、まだ十分に知られていない魅力的なコンテンツがあります。今回のツアーが、それらを参加者とともに見つける場となり、これをきっかけに志布志へ移住する人や、二地域居住という形で関わる人が増えていくことを期待しています。」
企画者コメント:山本 雄生氏(山と本と株式会社)

「地域から色々な価値を生み出すプレイヤーが出てくる中で、一次産業の生産者から、地域そのものにアプローチをしている事業者はまだ珍しいです。そんな中、堀口製茶は単なる『生産者』という枠に留まらず、自ら地域へ投資し、具体的な行動を積み重ねることで、商品の価値だけでなく、地域そのものの価値を底上げしようとしています。
今回のツアーでは、堀口製茶が挑む『大隅半島版テロワール』を現地で体感しながら、ミガキイチゴを通じて農業経営の概念を変革した岩佐大輝さん、そして地域に伴走するデロイトの香月稔さんにも、ナビゲーターとして加わってもらいます。
この外部の視点も入れることで、現場の圧倒的な熱量に触れながら、単なるプレゼンテーションではなく、みんなと考えるディスカッションの場へと昇華させます。これからのニッポンの力となる『新たな食の経済圏』をどう構築していくか、全員でその解を見出すための探索です。
多様な背景を持つ皆さんとともに、大隅半島という現場に立ち、地域の価値を最大化させるモデルを深く考え、形づくる時間にしていきたい。単なる『視察』を超え、地域の未来をともに描く『一人ひとりの挑戦』へと繋がる時間にしていきましょう。皆さんの参加を、心からお待ちしています。」
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- 「ONE SUMMIT 2025 Autumn」研究会レポート『ローカルブランドの世界成長戦略』:https://local-startup.jp/news/9qjzGTdC
- 「大隅未来ラボ」に関するプレスリリースhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000181109.html
一般社団法人ローカル・スタートアップ協会について(Local Startup Association / LSA)

私たちは、「食と農の未来を耕す」をコンセプトに、産学官金の連携で地域経済活性や事業創出を支援する中間支援団体です。食と農の研修型カンファレンス「ONE SUMMIT(ワンサミット)」を中心に、行政、スタートアップ、企業、金融機関、大学・研究機関、生産者など業界を越境する多様なプレイヤーが繋がる場づくりを通じて、地域資源を活かした新産業の創出に取り組みます。
HP:https://local-startup.jp/









