株式会社SANU(本社:東京都目黒区、代表取締役CEO:福島弦)は、2025年5月に子会社化した株式会社ADX代表取締役で、設計・製造・施工を一貫して手がける安齋好太郎を執行役員 CPO - Architecture(Chief Product Officer, Architecture)兼 建築プロダクト本部 本部長に任命し、建築プロダクトの開発体制を本格始動しました。素材の調達から設計・製造・展開まで自社で一貫して手がける「自然共生型モジュール建築」の新プロダクトを、2026年秋に発表します。

執行役員 CPO就任の背景
日本の建設業界は、構造的な転換点に立っています。建設技能労働者数は1997年のピーク(約455万人)から2023年には約305万人へと減少し、就業者の高齢化も進んでいます。加えて、建設業は日本の最終エネルギー消費の約3割、CO2排出の約4割を占める産業でもあり、いかに環境負荷を下げながら建築を届けるかは、業界全体の課題です。
そのなかで、木造建築はひとつの有力な答えになりえます。木はカーボンストックとして機能し、使うほど森の代謝を促す。日本は国土の約67%を森林が覆う森林大国であり、江戸期から積み重ねられた木造建築の技術体系は、この国の気候・風土・材の特性に深く根ざした精緻なものとして世界からも注目されています。ただ、それを「繰り返し、速く、どこへでも届ける」仕組みは未だ確立されていません。
私たちSANUは、これまでも日本全国の美しい自然の中へ建築を届けることに挑戦をしてきました。急傾斜地、豪雪地、高温多湿な環境など、通常の施工ロジックが通用しない現場でのものづくりを重ねるなかで、設計・製造・施工を一体で動かさなければ解けない問いに辿り着きました。そこで、三代にわたり木造建築ひと筋で、東北の自然に建築をつくってきたADXと一体になった今、本格的にその仕組みをつくる条件が揃いました。
建築をプロダクトとしてつくる『自然共生型モジュール建築』とは
安齋が率いる建築プロダクト本部は、過酷な自然環境にも適応しながら繰り返し展開できる木造建築プロダクトを、素材の調達から設計・製造・施工・運用まで自社で一貫して手がける組織です。
従来の建築産業では、設計・製造・施工は分業が一般的です。私たちは、その境界をなくすことで、2029年の国内100拠点、その先のグローバル展開へ向けて、建築を「一品受注生産物」から「滞在体験をもとに進化し続けるプロダクト」へと変えていきます。
【新プロダクトの主な開発内容】
1. 工場生産率90%で「現場で建てる」から「工場で作る」へ進化
BEEで約50%、MOSSで約65%まで高めてきた工場生産割合を、90%へ引き上げます。精密に作られたユニットを現場で組み立てることで、最短2週間という驚異的なスピード施工を実現。建築を、常にアップデートし続ける「進化型プロダクト」へと変貌させます。
2. 木造の限界を突破する構造
国産材が持つしなやかさと強度をデジタル解析と伝統的な木造技術の融合で引き出すことで、これまで木造建築では困難だった大スパン(無柱空間)を実現。多雪環境においても、自由で開放的な空間づくりを可能にします。
3. 建てるほど森が良くなる、循環型R&D
私たちは、木材の新たな価値を切り拓く研究開発(R&D)を推進しています。木を積極的に建材として活用することが、森の代謝を促し、健全な自然サイクルを守る。そんな「作れば作るほど自然が回復する」ものづくりの仕組みを構築します。
「自然共生型モジュール建築」が実現する、100年後の森を見据えたものづくりと自然体験
SANUは「Live with nature. / 自然と共に生きる。」を掲げ、セカンドホームサービス「SANU 2nd Home」を展開しています。ADXは1964年創業・福島を拠点とする木造建築会社。三代にわたり自然の中で建築を成立させる技術を積み重ね、SANUの創業初期から建築開発を共に担ってきたパートナーです。両社の協業による「BEE」「MOSS」の開発過程では、既存の手法が通用しない現実に繰り返し直面しました。
例えば「BEE」の開発では、急傾斜地での基礎工事に対応できる施工機械が市場になかったため、パワーショベルをベースに専用機を自社開発。基礎工期を30日から3日へと短縮しました。「MOSS」では、現地施工14日間を実現し、会員のフィードバックを即座に次のプロダクトへ反映するサイクルを確立しました。

BEE外観

BEE内観
初代プロダクト「BEE」は、環境大臣賞の受賞や内閣総理大臣による視察を受けるなど、環境負荷少なく、解体までを考慮したサーキュラー建築の最先端として高い評価を獲得。

MOSS外観

MOSS内観
「MOSS」は、4m超の豪雪地にも耐える強度と、最短2週間の現地施工を実現する工場生産・量産システムを確立。
「つくる」技術を持つADXと、「届ける」基盤を持つSANU。この2つが一体になることで、建築は建てて終わりの作品ではなく、自然の中で検証され、改善され続けるプロダクトへと進化します。都市と自然を行き来するライフスタイルを、誰もが選べる選択肢にしたい。
100年後の森を豊かに保ちながら、今の私たちが自然の奥深くに身を置いて生きられる社会を、建築からつくっていきます。
執行役員 兼 建築プロダクト本部長(CPO - Architecture)安齋 好太郎 コメント
「私たちの仕事は、ものづくりです。
だから、かたちを描くだけでは終わらない。
どんな材料を選び、どうつくり、どう自然の中で使われ続けるかまで含めて考え抜く。
つくるための機械がなければ、自分たちでつくる。
つくり方が間違っていれば、すべてやり直す。
これまで、建築だけではできなかったことがあります。
SANUと一体になったことで、自然をどう社会に届け、どう進化させていくかという問いに向き合えるようになりました。
私たちは、森の可能性を引き出し、木造建築の新たな世界をつくっていきます。
そして、自然の中に一人でも多くの人が踏み出すきっかけをつくります。
木造建築を通じて、自然を、もっと多くの人に届ける。」
SANUは現在、この自然共生型モジュール建築を共に推進するメンバーを募集しています。
開発設計マネージャー
設計
構造設計
研究開発(R&D)
安齋好太郎による詳細ストーリーはnoteにて公開中。
noteはこちら
SANU 2nd Home
個々のライフスタイルに最適な形で、日本の美しい自然の中に独自に建築したシェア別荘―「自然の中のもう一つの家」を提供するサービスです。「Live with nature. / 自然と共に生きる。」をコンセプトに、都市と自然を行き来する新しいライフスタイルを提案します。
▼ライフスタイルに合わせて自然の中での暮らし方を選択できます。
1)ゲスト宿泊
自然の中の暮らしを、1泊から。来年は “自然とともに過ごす時間” を、日常の選択肢に。公式サイト・公式LINEからのご予約が最もお得です。
2)サブスクリプション|個人向け
気軽に自然の中での暮らしを始められるサブスクリプションプラン
3)サブスクリプション|法人向け
福利厚生として導入し、社員のウェルビーイング向上を目指す企業様向けの法人契約プラン
4)共同オーナー型セカンドホームサービス|個人・法人向け
自然の中での暮らしを必要な分だけ所有する、共同オーナープラン
5)1棟所有・運用型セカンドホームサービス|個人・法人向け
自然の中の暮らしと資産運用を両立する、運用型別荘プラン
また拠点が広がるほど人と自然の距離が近づき豊かになるリジェネラティブな仕組みを育みながら、現在36拠点・240室を運営(2026年4月時点)。2029年には、国内外100拠点以上へと広がります。
株式会社SANU
「Live with nature. / 自然と共に生きる」を掲げるSANU<サヌ>は、人と自然が共生する社会の実現を目指すライフスタイルブランドです。人が自然と調和し、楽しく健康的にこの地球で暮らし続けるために必要なことを、新しい生活様式の提案を通じて人々に発信していきます。真面目に、未来の生き方を考える。 明るく、私たちのライフスタイルを変えていく。
所在地:〒153-0061 東京都目黒区中目黒3-23-16
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