「沖縄の島唐辛子は、本土でも育つ。」Kukulcanが描く“あきらめない食の未来”

掲載日: 2026年04月01日 /提供:Kukulcan

地域の挑戦から、世界の食の未来を再構築する- April Dream 2026


KukulcanのApril Dream 2026

株式会社Kukulcan(本社:東京都中央区、代表ホンリナ)は、2026年4月1日、「誰も、何も捨てられない世界の実現」に向けた未来の事業構想を宣言します。
私たちは、日本各地での実証と挑戦を通じて、世界の食と農のあり方を根本から変えるシステムの構築に取り組んでいます。
(当社は4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは株式会社Kukulcanの夢です。)
■ 私たちのDream
私たちの夢。
それは、世界中の“食”をはじめとした、あらゆる存在の尊厳が守られる世界を実現することです。
とりわけ、農業や食といったエッセンシャルな産業に従事する人々の尊厳が守られること。
それこそが、すべての人の尊厳を支える基盤であると、私たちは考えています。
まず実現したいのは、 農作物が経済合理性の中で捨てられない世界です。
そしてそれは同時に、世界が持続し続けるための食糧システムの再構築でもあります。

■ 日本各地で始まっている挑戦
Kukulcanはすでに、その未来の実現に向けて、日本各地で具体的な取り組みを進めています。
・沖縄の島唐辛子を本土で栽培成功へ ~ 気候変動時代に対応する新たな栽培モデルの構築

TAKAMIYA AGRIBUSINESS PARK(埼玉県羽生市 通称:TAP)ハウス内で実った沖縄島唐辛子

Kukulcanは、沖縄地域に特有の作物である島唐辛子の埼玉県での栽培に挑戦し、無事栽培成功しました。この春には、最大100kg規模の収穫を見込んでいます。本取り組みは、株式会社タカミヤのTAKAMIYA AGRIBUSINESS PARK内ハウスにて実施することが実現し、安定した栽培環境の構築と検証を進めています。
島唐辛子は、沖縄の食文化を支える重要な作物の一つですが、近年では、気候変動による生育環境の変化、害虫被害の増加、そして生産者の高齢化により、安定した栽培の継続が難しくなりつつあります。
私たちは、この作物を「別の場所でつくる」ことが目的ではなく、沖縄で起きている課題そのものを社会に伝え、未来へつなぐことだと考えています。
本取り組みでは、温度・湿度・日照などの環境データに加え、栽培行動データを蓄積し、AIによる最適化を実施。地域に依存してきた栽培技術を、データとして再現可能な形にすることで、他地域でも持続的に生産できるモデルの構築を目指しています。
将来的には、こうした技術を逆に沖縄へ還元し、地域の農業が持続可能であり続けるための新たな選択肢を提示することも視野に入れています。


TAP島唐辛子栽培担当 金城守一
栽培担当者 コメント島唐辛子の栽培で最も難しかったのは、歴史ある作物でありながら、"正確な栽培情報がほとんどなかったこと"です。埼玉県羽生市で本当に育つのか、正直不安もありました。
それでも、沖縄の農家の方々や、近縁作物の栽培知見を持つTAPの皆さんから応援を受けながら試行錯誤を重ね、収穫までたどり着くことができました。
今後は再現性を高めるためにデータを蓄積し、安定した生産モデルを構築していきます。そして、その成果をふるさと沖縄にも還元していきたいと考えています。



・静岡(三島・伊豆・裾野)での農業活性化 ー地域資源と農業をつなぎ、新たな価値を創出
Kukulcanは、静岡県東部エリアにおいて、地域農業の活性化に向けた取り組みを進めています。
本地域は、豊かな自然環境と観光資源を有する一方で、農業においては担い手不足や収益構造の課題を抱えています。
現在、地域の農家および地域事業者と連携し、年間数トン規模の農産物を対象とした流通・加工モデルの構築に着手しています。今後、規格外や余剰となる農産物を活用した商品開発や販路開拓を進めてまいります。
また、本取り組みでは、大学生や若い世代が農業に参画しやすいモデルの構築にも注力しています。特に、ブランド力の高いいちご農家を中心に、果実を軸とした地域の魅力づくりを推進し、新たな担い手が関わり続けられる仕組みを整えています。
私たちは、農業を単なる生産活動としてではなく、地域の文化・風土・人の営みが詰まった“地域価値そのもの”として再定義することを目指しています。



・佐賀のいちごを活用した「Purelution」プロジェクトー廃棄予定作物を価値ある商品へ転換する循環モデル

Kukulcanは、佐賀県において、廃棄予定だったいちごを活用し、ピューレとして加工・販売する「Purelution」プロジェクトを展開しています。日本の農業現場では、規格外や余剰、需給ミスマッチなどにより、本来食べられるはずの農作物がどうしても廃棄されています。いちごは特に傷みやすく、流通の制約も大きいことから、廃棄リスクの高い作物の一つです。
本プロジェクトでは、そうしたいちごを回収し、ピューレとして加工することで、保存性と付加価値を高め、新たな商品として再流通させる仕組みを構築しています。
これまでの実証では、廃棄予定のいちごを回収し、大阪・関西万博への展示を皮切りに商品化・販売を実現しました。生産・回収・加工・販売までを一貫して行うことで、再現可能な循環モデルとしての基盤を確立しつつあります。
また本取り組みでは、単なる加工にとどまらず、収穫見通しに基づいた“廃棄前提ではない流通設計”を目指しています。AIによって余剰発生を事前に把握し、加工・販売へとつなげることで、廃棄そのものを減らす仕組みの構築を進めています。
今後は、年間20トン規模への拡張(売上1億円規模)を見据え、分散型加工拠点の整備と連動しながら、より広域での展開を進めていきます。

大阪万博でのピュレ提供の様子

・福島県浜通りでの再生型農業モデル
震災後の地域課題に向き合う持続可能な農業の再構築


福島県大熊町に現在も残る町の入り口表記
Kukulcanは、創業当初から福島県浜通り地域において、震災後の農業再生に向けた新たなモデル構築に取り組んでいます。同地域では、震災以降も帰還が進まない地域が残り、農業従事者が戻っていない状況が続いています。その結果、担い手が不在となり、かつての果樹園も管理されないまま荒廃するなど、農業基盤そのものの維持が困難な状態にあります。
現在、いちご圃場を中心に、栽培データを収集し、収穫タイミングを見通すAI実証を実施中です。本取り組みでは、環境データとともに、栽培行動や生育状況を統合的に解析し、収穫ピークを2~4週間前に予測する技術の確立を目指しています。

さらに本モデルでは、佐賀で展開しているPurelutionのような分散型加工拠点と連携することで、地域内で価値を循環させる仕組みの構築も視野に入れています。
私たちは、この取り組みを単なる技術実証にとどめず、農業・加工・流通が一体となった「ゼロウェイスト型農業モデル」として確立することを目指しています。
今後は、3年以内に地域内でのモデル確立および横展開を進め、一度なくなってしまった、当地の「フルーツの香り」を取り戻し、農業を軸とした持続可能な地域産業の再生に貢献していきます。



■ すべてをつなぐ「Kukulcanシステム」分断された農業を、データと仕組みで再接続する
Kukulcanが各地で取り組んでいる挑戦は、個別のプロジェクトではありません。
沖縄の島唐辛子、静岡の地域農業、佐賀のPurelution、福島の収穫見通しAI。これらはすべて、「農業における分断」をつなぎ直すための一つの構想のもとにあります。Kukulcanが目指しているのは、単なる農業支援ではありません。
私たちは、生産・加工・流通・販売をデータでつなぎ、“誰も、何も捨てられない”食のインフラを世界に実装することを目指します。現在の農業は、生産・加工・流通・販売がそれぞれ分断されており、その断絶が「余剰」や「廃棄」、そして「価格の不安定さ」を生み出しています。Kukulcanはこの構造に対し、データとテクノロジーによって、すべてを一つの流れとして再設計します。
この構想が実現すれば、食べられるものが捨てられず活用され、地域ごとの農業が持続可能となり、農業が盛り上がる、そんな社会・世界が、特別な努力ではなく“当たり前”になります。
Kukulcanは、沖縄、静岡、佐賀、福島という異なる課題を持つ地域から、この構想を実証し、拡張していきます。
そしてこの取り組みを、誰よりも早く、日本全国、そして世界へと広げていきます。


株式会社Kukulcan代表取締役CEO  ホンリナ
代表コメント私たちは、“仕方がない”で済ませてきた構造を、終わらせるためにこの世界に存在します。農業は、社会の根幹を支える産業です。それにも関わらず、食べ物が捨てられ、生産者が正当に報われない現実がある。 この状況を、私たちは受け入れません。
人類学者の故・デヴィッド・グレーバー は、現代社会における無意味な労働を「ブルシット・ジョブ」と呼びました。 そして、本当に人間生活においてなくてはならない仕事ほど軽視されてきた構造について彼は論じましたが、私たちはそれを真っ向から変えて行きます。
食べ物が捨てられないことが“当たり前”の社会になること、人が生きるために必要な産業従事者が、選ばれる仕事になること。
Kukulcanは、その実現のために存在しています。
引き続き、応援よろしくお願いいたします!




■ 会社概要
会社名:株式会社Kukulcan
所在地:東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 3F
代表者:ホンリナ
設立:2024年2月
事業内容:
・栽培支援AIの開発
・農産物の加工および販売(Purelution)
・農作物マッチングプラットフォームの開発

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