神奈川県知事記者会見 2021年10月19日 - 発表事項 ●「地域療養」の神奈川モデルを大和市で開始します! ●芹が谷やまゆり園新園舎の開所式を開…

掲載日: 2021年10月19日 /提供:神奈川県庁

定例会見(2021年10月19日)結果概要

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掲載日:2021年10月21日

発表事項

「地域療養」の神奈川モデルを大和市で開始します!

はじめに、「『地域療養』の神奈川モデルを大和市で開始します!」についてです。
自宅療養者のうち、悪化リスクのある方等の健康観察を、地域の医師会に委託し、医療の視点で診る「地域療養」の神奈川モデルについて、新たに、大和市医師会に委託し、10月20日から大和市で事業を開始します。
これにより、16市町村で、このモデルを導入することとなりました。導入されている地域では、悪化の兆候を早期に察知して医療につなげるなど実績をあげていることから、自宅療養者の皆様に、安心して療養していただくため、一日も早く、「地域療養」の神奈川モデルを全県で展開できるよう、引き続き、しっかりと取り組んでまいります。

芹が谷やまゆり園新園舎の開所式を開催します

次に、「芹が谷やまゆり園新園舎の開所式を開催します」についてです。
県は、これまで、津久井やまゆり園再生基本構想に基づき、津久井やまゆり園の再生に向け、全力で取り組んできました。
利用者の皆さんの仮居住先である芹が谷地域において、令和元年度から、新しい芹が谷やまゆり園の施設整備を行ってきましたが、園舎が完成し、いよいよ、利用者の新たな生活が始まります。
この新しい芹が谷やまゆり園の開所にあたって、11月16日火曜日10時から、現地で開所式を行いますので、お知らせします。
私はかねてより、芹が谷やまゆり園の開所を、新しい障がい福祉のスタートと位置付け、その場でメッセージを出したいと申し上げてきました。当事者目線とは、どういったことなのか、障がい当事者の方との対話や支援現場の視察を重ねながら、追求し、練り上げているところでもあり、今も、現場視察などを重ねている最中であります。
開所式では、私からのメッセージを出したいと考えています。
開所式の様子は、全国に、オンラインで配信する予定です。記念すべきこの日を、全国の障がい当事者の方をはじめ、多くの皆様と、一緒に迎えたいと思っていますので、ぜひ、ご覧いただきたいと思います。

令和3年度(第70回)神奈川スポーツ賞受賞者が決定しました!

次に、「令和3年度第70回神奈川スポーツ賞受賞者が決定しました!」についてです。
「神奈川スポーツ賞」は、神奈川新聞社と共同で実施している表彰事業で、神奈川のスポーツの向上発展に尽力し、その功績が顕著な個人又は団体に、贈呈するものです。
また、今年度は東京2020オリンピックパラリンピック競技大会において活躍した、県内の中学校・高等学校出身などの神奈川にゆかりの深い選手に「神奈川スポーツ賞オリンピック賞」及び「神奈川スポーツ賞パラリンピック賞」を贈呈します。
このたび、今年度の「神奈川スポーツ賞」、「神奈川スポーツ賞オリンピック賞」、「神奈川スポーツ賞パラリンピック賞」の受賞が決まりましたので発表します。
まず、「神奈川スポーツ賞」は、水泳競技の小方颯選手です。令和3年度全国高等学校総合体育大会男子200m個人メドレーと男子400m個人メドレーにおいて、見事2種目・2連覇を果たしました。
次に、桐蔭学園高等学校ラグビー部です。令和2年度第100回全国高等学校ラグビーフットボール大会において、見事2連覇を果たしました。
次に、東海大学付属相模高等学校野球部です。第93回選抜高等学校野球大会において、優勝に輝きました。
続きまして、「神奈川スポーツ賞オリンピック賞」、1人目は、山田恵里選手です。東京2020オリンピック競技大会ソフトボールで金メダルを獲得されました。
2人目は、清原奈侑選手です。同じく、ソフトボールで金メダルを獲得されました。
3人目は、髙藤直寿選手です。柔道男子60キログラム級で金メダルを獲得されました。
4人目は、宮澤夕貴選手です。バスケットボールで銀メダルを獲得されました。
5人目は、本多灯選手です。水泳の男子200mバタフライで銀メダルを獲得されました。
6人目は、都筑有夢路選手です。サーフィンで銅メダルを獲得されました。
続きまして、「神奈川スポーツ賞パラリンピック賞」です。1人目は、古澤拓也選手です。東京2020パラリンピック競技大会車いすバスケットボールで銀メダルを獲得されました。
2人目は、欠端瑛子選手です。ゴールボールで銅メダルを獲得されました。
3人目は、伊藤槙紀選手です。卓球で銅メダルを獲得されました。
4人目は、米岡聡選手です。トライアスロンで銅メダルを獲得されました。
以上の11名、2団体の皆様について、先週発表した神奈川文化賞とともに、11月3日「文化の日」に贈呈式を行います。
賞の贈呈式については、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、関係者のみご招待するなど規模を縮小して開催する予定です。
皆様にも、その模様をお楽しみいただけるよう、11月末を目途に、県ホームページで動画を配信する予定です。ぜひご覧ください。

いよいよ来年秋に開催!ねんりんピックがやってくる!

次に、「いよいよ来年秋に開催!ねんりんピックがやってくる!」についてです。
高齢者を中心とした、スポーツ、文化、健康と福祉の祭典である「ねんりんピックかながわ2022」を令和4年11月12日から15日まで開催します。
大会の盛り上げに向けて、次の取組みを実施します。
まずはじめに、「ねんりんピック応援大使広報キャラバン隊リーダー特別応援団長が決定」についてです。
神奈川にゆかりのある著名人にご協力をいただき、大会をPRします。「ねんりんピック応援大使」は榊原郁恵さんとラッキィ池田さん。「ねんりんピック広報キャラバン隊リーダー」は波戸康広さん、田崎日加理さん、梅小鉢の小森麻由さんと高田紗千子さんのお二人。「ねんりんピック特別応援団長」は草笛光子さんにお願いをしました。以上のメンバーで大会を大いに盛り上げていきます。
次に、河村隆一氏作詞作曲のオリジナルソング、ラッキィ池田氏振付のオリジナルダンスを制作」についてです。河村隆一さんとラッキィ池田さんにお願いし、幅広い世代に親しみを持ってもらえるような楽曲・振付を作っていただきました。大会専用ウェブサイト及びかなチャンTVにて本日から公開しますので、ぜひご覧ください。後程投影する、オリジナルソング曲名公募PR動画では、その一部をお見せします。
次に、「オリジナルソングの曲名等の募集」についてです。オリジナルソングの曲名については、河村隆一さんからのご提案もあり、公募することとしました。オリジナルソングの曲名募集にあたって、河村隆一さんからメッセージをいただいておりますので、こちらの動画をご覧ください。
このオリジナルソングオリジナルダンスを活用した大会PR動画を年度末の公開に向けて制作していきます。ねんりんピック応援大使など、ねんりんピックに関係するさまざまな方にご参加いただき、「恋するフォーチュンクッキー神奈川県バージョン」のように歌とダンスで大会の楽しさや本県の魅力を感じていただけるような内容を予定しています。
他にも、大会入賞者に贈呈するメダルなどのデザインや大会の運営などをお手伝いいただくボランティアも募集します。
詳細は、大会専用ウェブサイトに記載の応募要項をご確認ください。たくさんのご応募をお待ちしております。
最後に、「県庁舎の渡り廊下外壁への装飾等の実施」についてです。PRバナーの掲出は11月中旬から、カウントダウンボードは新庁舎1階に本日から設置します。「神奈川に 咲かせ長寿の いい笑顔 未病改善でスマイル100歳」をテーマに、県をあげて「ねんりんピックかながわ2022」を盛り上げていきたいと思います。

知事出席主要行事

知事出席主要行事については、事前送付した資料のとおりです。特に私から付け加えることはありません。私からの発表は以上です。皆さんからのご質問をどうぞ。

質疑

「芹が谷やまゆり園新園舎の開所式を開催します」について

記者: やまゆり園の開所式の関係で、知事が新たなメッセージを出したいということですけれども、事件を受けて今回の節目というのを知事としてどういうふうに位置付けて、新たにどういう運営をしていきたいのかということをお伺いしたいと思います。

知事: 5年前のあの悲惨な事件、そして、あのようなことを二度と起こしてはならないという強い決意のもとで、ともに生きる社会かながわ憲章というのを作って、その理念の普及啓発に努めてまいりました。そのような中で障がい福祉のあり方そのものを根本から見直すという作業もやってまいりました。そのような中でたどり着いた新しいコンセプトといったものが当事者目線の障がい福祉といったことでありました。当事者の皆さんの安全・安心のために、ということではなくて、当事者の目線に立つといったこと、ここの部分が今までの社会福祉の中で、障がい福祉の中で抜けていた視点ではなかったかということを感じています。それに合わせた形でこの作業をずっとやってまいりました。それが意思決定支援ということでもありました。その中で、皆さんがどこにお住まいになりたいのか、2か所に今回、施設が分かれましたから、津久井やまゆり園と芹が谷やまゆり園の2か所に分かれました。皆さんお一人お一人はどちらに住みたいのか、またそれ以外の、例えばグループホーム等々にお住みになりたいのかといったあたりを丁寧に意思決定支援という作業を進めてまいりました。これはまさに当事者目線に立った作業だったと思います。そのシンボルとしての建物が2つ完成するといったこと、これが芹が谷やまゆり園の完成によって完結するわけであります。ここからまさに、新しい当事者目線の福祉が始まるのだといったことの思いを全国の皆さんと共に共有したいと考えております。そして、当事者の皆さんとの対話といったもの、これをずっと重ねてまいりました。きのうも、小田原のアール・ド・ヴィーヴルといったところで、絵画等を一生懸命描いていらっしゃる皆さんとともに議論をしてまいりました。そういったことを重ねながら、開所式のときにメッセージといった形でしっかりとした発信をしたい。こういった障がい福祉の歴史に残るようなメッセージにしたい、そのように考えているところであります。

記者: あと関連して、定員が66人ということですけれども、現在、見込まれる入所者数が分かれば教えてください。

県立障害者施設指導担当課長: 現在54人程度の入所が見込まれております。

衆議院選挙について

記者: 本日、衆院選の公示を迎えましたけれども、知事として注目する点や期待する論議などがあれば教えてください。

知事: まさにきょうから選挙が始まったわけでありますが、その少し前には自民党の総裁選びといったものもありました。その総裁選のプロセスを経ても、日本の抱える課題、そしてその後どういうふうに進んでいけばいいのか、議論が自民党総裁候補の中で行われたといった中で岸田総裁が選ばれた。それを受けた形で、今度は全部の政党の皆さんが、それぞれの候補者の皆さんが、日本の国をどうしていくべきなのかといったことについてもさまざまな想いをぶつけられるといったことであります。その中で、やはりわれわれコロナとずっと闘ってまいりました。その中で、このコロナとの闘い、今かなり収束しているような、今はそのような雰囲気はいたしますけれども、これから先どうしていくのか。また再びこういったことが起きたときにどうすれば良いのか。そして、これまでしっかりと抑えていた皆さんのお気持ち、経済活動、こういったものを再開していくには、どのようにしていけば良いのか。そのような中で、このコロナだからこそ、できたこともあるし、できなかったこともある。そういったことを踏まえて、ポストコロナ時代というのはどういうふうな社会になっていくのか。大きな変革といったこともきっとあるだろう。そういった中で、それぞれの皆さんが、それぞれのビジョンを示しておられるわけですから、それを国民の皆さんがどういう選択をされるか、大変注目をしたいと思っているところであります。

地域療養の神奈川モデルについて

記者:2点ほど伺いたいのですけれど、まず1点目は、地域療養の神奈川モデルの件なのですけれども、これで16市町村と大体ほぼ半分に来たと思います。藤沢から始まって、半分近くまで来たご感想と言いますか、今後の展開について、伺えればと思います。

知事: 現在は、相模原市医師会、茅ケ崎医師会で具体的に、実施の準備を進めている状況であります。またその他の地域でも実施に向けた検討が始まっておりまして、現在、県内すべての地域で実施を検討しているところであります。今後調整が整った地域から順次導入し、速やかに全県展開したいと考えています。こういった作業というのは、かなり丁寧にやっているといったことです。本来ならば、もっと一遍に進まないのかと思われる方もいらっしゃるでしょうが、やはり、それぞれのところとしっかりと丁寧に話をしながら、その地域、地域の実情に合わせた形で、形を作っていくということをやっているといったことなので、少し時間はかかっているかのように見えるかもしれませんが、しかし、こういった体制がしっかりでき上がってくると、万が一第6波といったものがあったときに、皆さんの安心・安全にしっかりつながってくるのではないかと思っています

記者: しっかり地域の事情に合わせて、しっかり話し合いながらやっていくという話ですが、例えば、いつごろまでに全県展開したいといった希望みたいなものはありますか。

知事: せいぜい年内くらいには、全部、33市町村なれば良いと思っていますが、なるべく早ければ早いほど良いと思います。

「いよいよ来年秋に開催!ねんりんピックがやってくる!」について

記者: ねんりんピックの件で、河村隆一さんが作詞作曲ということですが、神奈川県内で数多くのアーティストがいる中で、河村さんになった経緯と言いますか、なぜ河村さんなのかというところが、もしありましたらお願いします。

知事: 河村さんは大和市出身で、本県との縁がありますとともに、神奈川観光親善大使、これを務めてくださっています。そういった意味で本県の魅力に精通しているといったところに、数々の素晴らしい楽曲を作成されてきた、そういった実績を踏まえて、依頼をさせていただきました。

飲食店への時短要請等の見直しについて

記者: 飲食店の時短営業の期間が間もなく24日で終わりますけれども、一部報道では、東京は認証を取っているところは無制限で、取っていないところは9時までと、そのような報道もなされているところですけれども、神奈川県としての現状の方針と、今後、方針を決めるとしたらいつごろ決めるのか、このあたりの見通しについて伺えればと思います。

知事: 対策本部会議をあした開く予定にしております。そこで25日以降どうするかといったことは決めたいと思っています。

記者: 具体的な方針はさておいて、現状の感染者数の減少ですとか、だんだん寒くなってきている、こういったところも踏まえて、現状の感染状況をどのようにとらえるか、このあたりをお願いします。

知事: きのうは、20人台。23人です。よくぞここまで減ったものだと思います。病床ひっ迫度なども、病床全体では8.7%とか、重症用病床も6.67%と、本当に劇的に減ったということでありまして、皆さんがわれわれの呼びかけに対して応えてくださったといったこと、その成果がここに表れていると思って、心から感謝を申し上げたいと思います。しかし、海外の例を見ても、下がった中でも、ワクチンの接種が広がった中でも、再び大きな波を迎えているといったところはありますので、こういったことになったといったことで完全に気を緩めるというわけではなくて、やはり少し臆病でありながら、恐る恐る経済活動を回していく必要がまだしばらくはあるだろうとは思っています。
ですから、これまでと同じように、ゆっくりゆっくりと、社会経済活動を回していきたいと考えています。やはり経口薬が開発、承認されると、そしてこれが一般化するといったことがないと、まだまだ気を抜けないのではないかと思っています。

ワクチン接種について

記者: 今、ワクチンの話がちょっと出たので、また伺うのですが、3回目の接種について、厚生労働省から通知がいって、3回目接種は市町村が担うということは承知の上で伺いますけれども、県内いつ頃始まって、見通しと言いますか、現在どこまで作業が進んでいるのか、このあたりについて教えてください。

知事: 3回目接種につきましては、2回目接種を終了した方のうち、概ね8か月以上経過した方を対象にすることとしておりまして、早ければ、12月からの開始が想定されております。先週15日、国から、来年1月までの3回目接種に必要なファイザー社ワクチンの都道府県割り当て量が示されまして、本県は195箱、22万8,150回分の割り当てがありました。11月中旬以降に配送されるスケジュールとなっておりまして、市町村とも情報を共有し、円滑に3回目接種を実施できるよう準備を進めてまいりたいと考えております。

第6波への備えについて

記者: 今の質問に少し絡むのですが、これ以外に、第6波に向けた県としての何かしら事前の対応や備えは今どのように進められているのでしょうか。

知事: 基本的にわれわれ神奈川モデルを次々と打ち出してまいりまして、その形の中でかなり闘う体制ができ上がってきていると思います。先程申し上げたような、地域療養の神奈川モデルの全県展開、これを目指していくといったこと、これをしっかりやっていくことが必要だと思っています。それとこれは県がというわけではないでしょうけれども、先程申し上げた経口薬、この治験が今行われているところであります。ここでの治験がスムーズに進むように県としてもできる限りの支援をしていきたい、そのように考えています。

リバウンド防止措置期間以降の対応について

記者: 25日以降の対応のところで、認証制度を活用して、認証店にインセンティブをというのは引き続き続くと考えてよろしいでしょうか。

知事: それも含めて、明日議論したいと思っています。これまではマスク飲食実施認証店というものに対して、特別な優遇策はもともとお約束をしておりましたから、それをやってまいりました。それを今回25日以降、そもそも時短要請といったものをどうするのかといったこと、酒類の提供をどうするのかといったこと、決めてまいりますが、その中で、マスク飲食実施認証店をどうするかといったことも、一緒に併せて、決めていきたいと思います。

記者: 25日以降の対応については1都3県の足並みを揃えるべきだと、考えておられるのでしょうか。

知事: これまでも1都3県で足並みを揃えていこうということを言っておりますので、基本的な大枠では1都3県揃うと思いますけれど、一つ一つの細部にわたってどうなのかといったことは、少し今の段階では分かりませんけれど、大枠の方向性は揃っていると考えています。

(以上)

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