
2020年以来ルイ・ヴィトンは、「文化のメゾン」としての役割に沿って、ホスピタリティにおける発見の旅を続けてきました。世界各地で提供されるダイニングの体験はどれも、ガストロノミーであれ、ラグジュアリー・スナッキング(豪華な間食)であれ、妥協を許さないメゾンのクラフツマンシップの延長線上にありますが、その卓越性へのこだわりは、ルイ・ヴィトン 美食コミュニティによってさらに育まれています。それはアルノー・ドンケル(Arnaud Donckele)とマキシム・フレデリック(Maxime Frederic)が、リス広場(Place des Lices)に面したシュヴァル・ブラン サントロペ(Cheval Blanc Saint-Tropez) で共に働いていた際のコラボレーションから生まれた、インスピレーションと美食の伝道をコンセプトとしたユニークなもの。この2人のシェフをメンターとし、ルイ・ヴィトン 美食コミュニティが世界各地の才能ある料理人を育てながら、メゾンが大切にしている創造性と革新のビジョンや価値観を表現しています。現在、カフェは、パリやロンドン、ニューヨーク、ミラノ、ドーハ、東京、大阪、バンコクに広がっており、それぞれのカフェは、美食コミュニティのメンバーや友人によって監修されています。
ルイ・ヴィトン 美食コミュニティ発祥の地であるサントロペで、このレストランが 再び、これからの季節にぴったりのデスティネーションに。また、世界各地でメゾンの卓越性とサヴォアフェール(匠の技)が、ホスピタリティにどう広がっていくかという長期的なビジョンを体現する場ともなっています。
マキシム・フレデリックは次のように述べています。「ルイ・ヴィトン 美食コミュニティでは、メゾンのホスピタリティに沿いながらも、シェフたちがそれぞれ独自のスキルと創造性を生かして活躍ができるよう、彼らの挑戦を後押しています」。
「私たちは、サントロペであろうと、世界中のどの場所であろうと、お客様に心地よいルイ・ヴィトンの美食体験をお届けすることに努めています」とアルノー・ドンケルは語ります。「マキシムと私は、このレストランを唯一無二の存在たらしめるためにできる限りのことをしながら、これからのシーズンを心待ちにしています」。
このレストランのメニューは、旬の食材を贅沢に探求しており、絹のようになめらかなマーブル模様のトマトやジロール(アンズタケ)を詰めたラヴィオリ、ローストした鶏肉のヴルーテソース添え、海藻と柑橘類を使ったブリル(欧州産ヒラメ)のムニエルなど、さまざまな料理が楽しめます。ミシュランの1つ星を獲得したメニューは、味覚を通じて素晴らしい旅へ誘うものばかり。国際色豊かな料理、型破りな料理、文化的な料理という3つの柱で構成されており、いずれも、その土地ならではの旬の食材にこだわっています。風味と調理法は、地中海料理やフランス料理、また世界各国の食文化を背景に構成されたもので、香り豊かなブイヨン仕立ての和牛はポトフからインスピレーションを得ている一方、マグロはアジアの影響を受けています。その土地で調達された最高の食材を使った洗練された料理は、地中海の文化を際立たせながら、ルイ・ヴィトン 美食コミュニティのシェフたちがトランクに詰めて運んできたかのような、旅の味覚を醸します。鮮やかにグリルしたブルーロブスターはシソ風味のソースで味わいが一段と引き立てられ、シタビラメは地元産のハーブや花々に囲まれています。


甘いものがお好きな方は、午後にマキシム・フレデリックのルバーブのヴァシュランを堪能するもよし、ヘーゼルナッツのメレンゲやレモンのソルベに舌鼓を打つもよし。爽やかな風味であれ、濃厚な味わいであれ、どれもが、夏の日差しの下、至福のひとときを提供します。


サントロペのレストランの店内は、2025ウィメンズ リゾート・コレクション全体でフィーチャーされているモチーフに似た明るく爽やかなフローラル・パターンや、「コンステラシオン」テーブルウェア・コレクションでまとめられています。モノグラム・フラワーを再解釈したエレガントな幾何学模様を特徴とするこのテーブルウェア・コレクションは、エクストラホワイトの最高級リモージュ磁器。魅惑的な雰囲気をさらに高めるのは、バーバー & オズガビーによってデザインされた「Mini Bell Lamp」や、編み込みレザーに包まれたザネラート / ボルトット作のランプなど、再解釈された「オブジェ・ノマド」の作品です。



Arnaud Donckele & Maxime Frederic at Louis Vuitton
Hotel White 1921
Place des Lices - 83990 Saint-Tropez - France
営業時間:
・5月15日(木)-6月8日(日) 12:30-22:30
・6月9日(月)-9月30日(火) 15:00-22:30
PHOTO CREDIT:LOUIS VUITTON
シェフ アルノー・ドンケルについて
アルノー・ドンケルは、1977年3月29日、北フランスのセーヌ=マリティム地方にあるルーアン市に生まれました。祖父母は農業、父母は豚肉店・ケータリング店を営む環境の中、真のノルマン人である彼は幼い頃から食品業界に入り込み、ガストロノミーを愛する早熟な少年でした。一家の菜園や農場で育てられた食物に彩られた子供の頃の記憶が、クリエイティブな職人ともいうべき自らのシェフとしての人生を今も形づくっています。フランスの優秀なシェフたちと共に修行を積んだのち、パリの「グルマン・プルニエ」で料理のコツを覚え、その経験が最上級のレストランへの扉を開くことに。ユージェニー=レ=バンにあるミッシェル・ゲラールの「プレ・ユージェニー」、アラン・デュカスが率いるモナコの「ル・ルイ・キャーンズ」とパリの「ル・プラザ・アテネ」で働き、同じくパリにあるレストラン「ラセール」では、瞬く間にシェフ ジャン=ルイ・ノミコスの右腕になりました。こうした何年もの料理の修行で腕を磨き、高い水準に到達し、オーセンティックな食材を熱心に追求した彼は、ついに頭角を現し、「シュヴァル・ブラン サントロペ」と「シュヴァル・ブラン パリ」の厨房を率いる存在となったのです。
シェフパティシエ マキシム・フレデリックについて
権威あるレストランガイド『ゴ・エ・ミヨ 2022』で「ペイストリー・シェフ[パティシエ]・オブ・ザ・イヤー」賞に輝いた、ノルマンディー出身の若きシェフパティシエ。この料理の天才は、数々の著名なレストランで腕を振るい、意識の高い農業にいち早くスポットライトを当てた1人です。2019年10月、「ル・ムーリス」のセドリック・グロレのスーシェフとしてスタート。ラグジュアリーホテル「ジョルジュサンク」のミシュラン3つ星レストランのシェフパティシエを務めた後、「シュヴァル・ブラン パリ」でアルノー・ドンケルのチームの一員に。そこでは、毎シーズン、ホテル内の3つのレストラン「プレニチュード」、「ル・トウ・パリ」、「ランゴステリア」のためにスイーツの全メニューを生み出すという、途方もない仕事を成し遂げました。その輝かしい評判は、彼の完璧な素材──特に小麦や小麦粉──の知識の上に築かれています。この知識が、ペイストリーやベイクドスイーツをいつどのような場合でも真に人の心を揺さぶる体験に変えてしまう、彼の高度な技と一体化しているのです。
ルイ・ヴィトン 美食コミュニティについて
ルイ・ヴィトン ホスピタリティは、メゾンの体験を拡張してお届けするものであり、上質なダイニングを提供するルイ・ヴィトン レストラン、スイーツを心ゆくまで満喫できるル・ショコラ マキシム・フレデリック、アート・オブ・ラグジュアリー・スナッキング(豪華な間食)の世界を旅するルイ・ヴィトン カフェで構成されています。2020年に大阪でお目見えしたルイ・ヴィトン初のカフェとレストランを皮切りに、こうしたユニークな美食コンセプトはサヴォアフェールや、旬の食材、地元にインスパイアされた味覚にフォーカスしながら世界各地に広がっています。創造性や革新、そして卓越性の伝達というビジョンの下、ルイ・ヴィトン 美食コミュニティはサントロペで誕生しました。率いるのは著名なシェフであるアルノー・ドンケルとマキシム・フレデリックで、両名は各地域の有能なシェフたちの輪を広げるメンターの役目を果たします。ミシュランの星を獲得したレストランからカフェのシグネチャー・メニュー、オート・パティスリー(高級菓子)とチョコレートの極上のセレクションにいたるまで、どのホスピタリティ・コンセプトも、ルイ・ヴィトンとの新たな、そして喜びに溢れる出逢いと触れ合いを提供します。
ルイ・ヴィトンについて
1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的である、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家やアーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ & ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。