地域のパン屋さんと消費者をつなぐプラットフォームを構築する株式会社パンフォーユー(本社:群馬県桐生市、代表取締役:矢野 健太、以下パンフォーユー)は、山形県を拠点に移動販売・卸を展開する「新日本製パン」(運営:新日本製パン株式会社、所在地:山形県山形市)と業務提携を締結し、同社のパンを「パンフォーユーオフィス(https://office.panforyou.jp/)」を通じて全国のオフィス向けに提供開始したことを発表します。
原材料高騰や少子化に伴う給食依存リスクなど、地域に根ざしたパン屋さんが直面する構造的課題を、冷凍技術と全国配送インフラ、そして営業・企画支援の共創モデルで解決する事例として注目されます。

■ 業界背景:地域のパン屋さんが抱える構造的課題
国内のパン業界は、原材料(小麦・バター・油脂)の高騰が続くなか、地域に根ざしたパン屋さんを中心に経営環境が厳しさを増しています。とりわけ深刻なのが、学校給食や高校・大学の売店など「教育機関依存」による収益リスクです。少子化の進行によって生徒数が年々減少するなか、こうした販路への依存度が高い事業者ほど、売上構造の脆弱性が顕在化しています。加えて、新たな販路開拓に不可欠な営業活動や商品企画の人的リソースが圧倒的に不足しているという声は業界全体に共通します。製造・配送に追われるなかで「自社のパンをもっと多くの人に届けたい」という意欲があっても、それを実行に移す仕組みを持つ事業者は限られているのが実情です。
■ 新日本製パンについて:地域に根ざした“生活インフラ型”ベーカリー
新日本製パンは、山形県を本拠地に移動販売・卸を組み合わせたビジネスモデルで成長を続けるパン屋さんです。「宅配事業」に着目し週1回の定期訪問という形でお客様の日常生活に寄り添うスタイルからスタートしました。現在は移動販売と卸を二本柱に事業を展開し、卸先はスーパー、高校・大学売店、保育所、学童、病院・福祉施設、直売所、カフェ、キッチンカーなど多岐にわたります。営業エリアも山形県を中心に青森県・岩手県・群馬県へと拡大しており、地域密着型でありながら東北・関東にまたがる存在感を示しています。
同社のパン作りの根幹にあるのは「当たり前の工程を毎日正直に繰り返すこと」というシンプルな哲学です。粉の温度管理から発酵・焼き色まで基本を徹底し、「ソフトで柔らかく、毎日食べても飽きない普段着のパン」を提供し続けています。移動販売でお客様と直接対話できる強みを生かし、声を商品づくりに反映させる姿勢が支持を集めています。
また、東日本大震災発生時にも1日も休まず営業を継続したという実績は、同社が地域の「生活インフラ」として果たしてきた役割を象徴しています。


■ 提携の背景と課題:「もっと多くの人に届けたい」
一方、同社が長年抱えてきた経営課題は、多くの地域パン屋さんと共通するものでした。製造・配送業務に追われるなかで営業活動まで手が回らず、新たな卸先の開拓も容易ではありません。自社のパンをもっと多様な場面で届けたいという思いがあっても、それを実現する仕組みを持つことが難しいのが実情です。パンフォーユーとの出会いは、あるテレビ番組でパンフォーユーの事業を知ったことがきっかけでした。冷凍技術と全国配送の仕組みに共感し、提携へと踏み切りました。

■ 提携の内容と意義:設備投資なしで「究極の全国展開」
今回の業務提携において、パンフォーユーは自社が構築した冷凍設備・全国配送インフラ、そして法人営業・企画支援の機能を提供します。新日本製パンは製造に専念しながら、これまで届けられなかった東京・大阪をはじめとする、パンフォーユーオフィスを通じた全国のオフィスへの販路を獲得します。提携の主なポイントは以下のとおりです。
1. 冷凍技術による品質維持
冷凍技術により、焼きたての風味・食感を損なわずに全国配送が可能。レンジアップ後も味が落ちない仕組みを、自社設備投資なしで活用できます。
2. 営業・企画支援まで含む共創モデル
パンフォーユーは単なる販売代行にとどまらず、「イタリア特集」などのテーマ別企画提案も行います。作り手が「ワクワクできる」商品開発の機会も提供します。
3. 設備投資を抑えた全国展開
大規模な冷凍設備を自社で導入せずに済むため、初期コストを大幅に抑えながら全国流通が実現します。
4. 丁寧な事務サポート
発注・請求などの事務対応が丁寧で、製造に専念できる環境を支援します。
「この提携を一言で表すなら、『究極の全国展開』です。 --新日本製パン代表」
■ 今後の展望:地方ベーカリーの新成長モデルへ
今回の提携は、新日本製パンにとってパンフォーユーオフィスを通じた全国のオフィス市場への本格参入を意味するだけでなく、「地域のパン屋さんが設備投資なしで全国流通を実現するモデル」として、業界全体に示唆を与えるものです。パンフォーユーはこれまでも全国各地のパン屋さんと提携を重ね、独自の冷凍配送インフラと法人向け営業網を活かした販路拡大を支援してきました。今回の提携はその取り組みをさらに深化させるものであり、今後も同様のモデルを全国のパートナーのパン屋さんへ横展開していく方針です。
新日本製パンは今後、ホテルや百貨店向けのオーダーメイド開発、全国フェスやイベント販売にも意欲を示しており、パンフォーユーとの連携をさらに深めていく予定です。
【株式会社パンフォーユー代表取締役・矢野健太 コメント】
地域で長く愛されてきたパン屋さんの多くは、「もっと多くの人に届けたい」という思いを持ちながらも、設備投資や営業リソースの制約から新たな販路開拓が難しいという課題を抱えています。今回の提携を通じて、新日本製パンさんが大きな設備投資をすることなく、全国のオフィスという新しい市場にパンを届けられることを大変嬉しく思います。パンフォーユーはこれからも、冷凍技術と全国配送インフラ、そして法人向け営業ネットワークを活かし、地域のパン屋さんが製造に専念しながら販路を広げられる仕組みを提供していきます。地域で丁寧に作られたパンが、場所を超えて多くの人の日常に届く、そんな新しいパンの流通モデルを広げていきたいと考えています。
■ 置き型社食サービス「パンフォーユーオフィス」について

地域パン屋さん、地域パン工場の手作りのパンが、冷凍庫を置くだけで、オフィスでいつでも食べられる福利厚生サービスです。企業規模やオフィスの広さに関わらず、社員食堂の代わりに手軽に導入でき、これまで400社以上に導入されています。冷凍パンの購入価格を企業が半額負担し、社員は冷凍パンを安く購入することができる福利厚生サービスで、「置きカフェプラン」はパンフォーユーが冷凍庫運用から冷凍パン補充作業まで実施し、食事パン・惣菜パン・おやつパンなど各地から集まる最大8種類のパンを月替りでお届けします。
契約形態:法人契約
URL:https://office.panforyou.jp
●会社概要
株式会社パンフォーユー地域のパン屋さんが抱える運営や販路拡大などのあらゆる課題を、独自の冷凍技術とDXによって解決するスタートアップ企業です。「新しいパン経済圏を作り、地域経済に貢献する」をミッションに、”冷凍×IT”でパン屋さんと消費者をつなげる様々なプラットフォームサービスを提供しています。
社名:株式会社パンフォーユー
URL:https://panforyou.jp/
所在地:本社 群馬県桐生市本町五丁目368番9号
設立日:2017年1月17日
代表者:代表取締役 矢野 健太
企業ビジョン:魅力ある仕事を地方にも
事業ミッション:地域パン屋のプラットフォームとして、地域経済に貢献し、新しいパン経済圏をつくる。
事業内容:
・冷凍庫を置くだけ!食の福利厚生サービス「パンフォーユーオフィス」の企画・運営
https://office.panforyou.jp









