- No.13960(2021/8/3)
公益信託「サントリー世界愛鳥基金」2022年度助成先募集開始
― 「鳥類保護団体への活動助成」部門において海外の団体も応募可能な「グローバル募集スキーム」を開始 ―
渡り鳥の保護には、国境を越えた活動が必要。 | 過去の助成先 (公財)山階鳥類研究所のアホウドリ |
サントリーホールディングス(株)が設立した公益信託「サントリー世界愛鳥基金」は、2022年度の助成先を9月1日(水)から募集開始します。「鳥類保護団体への活動助成」「地域愛鳥活動助成」「水辺の大型鳥類保護」の3部門計で約4,000万円の助成を行います。
当社は、野鳥が環境のバロメーターであることへの気づきから、1973年より愛鳥活動を開始しました。当基金は、さまざまな鳥類保護活動への助成により地球環境の保全に貢献することを目的として1989年にサントリー(株)が創設、1990年に公益信託として許可されたものです。これまでに延べ451件、約6億円の助成を行ってきました。
今回の募集より、「鳥類保護団体への活動助成」部門において、海外の鳥類保護団体も応募可能※となる「グローバル募集スキーム」を開始します。これまでも海外の野鳥保護や調査などに対して助成を行ってきましたが、今後は海外の多様な鳥類保護活動に対して一層支援の輪を広げていきます。
※日本の活動団体を通じた申請が必要
●サントリーの愛鳥活動について
鳥類保護活動を通じて地球環境を見つめなおすことを目的に、1973年に「愛鳥キャンペーン」を開始。新聞広告やポスターなどによる啓発活動のほか、白州蒸溜所の敷地にバードサンクチュアリを設け、野鳥調査や観察会、巣箱かけなどを行ってきました。1989年には、愛鳥活動のいっそうの充実を図るため、公益信託「サントリー世界愛鳥基金」を創設し、多様な鳥類保護活動を支援・推進しています。
また、全国15都府県21箇所で森林保全活動を展開している「サントリー 天然水の森」において、専門家による詳細な野鳥調査を継続実施し、その調査を踏まえ、森林整備や自然保全にも活かしています。生態系ピラミッドの頂点に位置する上位捕食者である猛禽類が、営巣(えいそう)・採餌(さいじ)・子育てが可能なくらいに豊かでバランスのとれた自然環境を目指す「ワシ・タカ子育て支援プロジェクト」にも取り組んでいます。
― 記 ―
●「サントリー世界愛鳥基金」助成概要
▼助成対象
「鳥類保護団体への活動助成」部門
自然環境保全のため野生動植物の保護・繁殖に関する業務を行うことを主たる目的とする法人又は任意団体
「地域愛鳥活動助成」部門
鳥類の保護・観察活動を行う学校のクラブ・委員会または自治会やボランティア団体等の地域グループ
「水辺の大型鳥類保護」部門
コウノトリ・トキ・ツル等の保護、生息環境となる水田、湿原などの整備等を行う団体。但し、地元自治体、他の鳥類保護団体等と連携し、活動エリアに確たる拠点を確立している、または確立できる団体が対象
▼助成金額
「鳥類保護団体への活動助成」部門
総額2,000万円(予定)
「地域愛鳥活動助成」部門
総額200万円(予定)
「水辺の大型鳥類保護」部門
総額2,000万円(予定)
▼応募期間 2021年9月1日(水)~10月15日(金)※当日消印有効
▼応募方法
当基金のホームページ(http://www.koueki-suntory-aityou.jp/)より申請書をダウンロードのうえ、下記宛先まで郵送でご応募ください。
〈申請書の宛先・本件に関する問い合わせ先〉
〒105-8574 東京都港区芝3-33-1
三井住友信託銀行 個人資産受託業務部 公益信託グループ
サントリー世界愛鳥基金 申請口
TEL 03-5232-8910(受付:平日9時~17時)
FAX 03-5232-8919
▼結果の通知 2021年12月(予定)
▼サントリーグループの環境活動 https://www.suntory.co.jp/eco/
▼サントリー愛鳥活動 https://suntory.jp/BIRDS/
▼サントリー「天然水の森」 https://www.suntory.co.jp/eco/forest/
以上