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2021/07/09
「子育てコーチング」 7月9日(金)初開催レポート
家庭も仕事にも役立つコミュニケーションスキルを学ぶ 「子育て」コーチングを初めて実施
~男性社員2名も参加~
オイシックス・ラ・大地では、2021年7月9日、子どものいる社員の働きやすさをサポートするために、子育てにも業務にも使えるコーチングスキルを学ぶ研修を実施しました。
「子育てコーチング」とは?
子どもを管理したくないのに、気になってつい口を出しすぎてしまう、子どもの才能を伸ばしてあげたいけど、どうすればいいかわからない、忙しくてメンバーとのコミュニケーションがうまくいかないという子育て中の社員に向けて、子どもとのコミュニケーションに効果的な「コーチング」の手法を学ぶ研修です。
コーチングという特性上、「子ども」は言葉でコミュニケーションが取れる程度の年齢を想定していますが、上限はなく、コーチングの相手は大人の方にでも応用可能であり、日々スキル活用できる点で育児にもビジネスにも応用可能な関わり方を学びます。
「子育てコーチング」を実施する狙い
子育てにも業務にも使えるスキルを学ぶことで、子どものいる社員の働きやすさをサポートします。
「子育てコーチング」プログラム内容(抜粋)
- 仕事と子育てを両立させるためのコーチング活用術
- 子どもの自主性を育む安全安心な場づくり
オイシックス・ラ・大地の子育て中の社員へのサポート
育児・介護休業法の改正案が国会に提出され、男性の育児休業取得促進のための柔軟な育児休業の枠組み創設などについて2022年度以降の施行が目指されるなど、国を挙げて働きやすい仕事環境の整備が進められています。(※参考 文末に記載)
当社でも、社員の声を活かした様々な支援制度や施策を導入し、仕事環境整備に力を入れています。
当社には、復職前に育休経験者と交流する機会や、「復職前講座」など独自の「復職プログラム」が存在します。先輩の経験をもとにしたケーススタディで復職後につまずきそうなことや解決の糸口を知っておくと、仕事やプライベートでの不安や心配を軽減することができます。復職日や勤務内容は個別事情に合わせて調整が可能です。
また、2017年春から毎年、育休から復職する社員に向けた「復職式」を開催しています。これは復職する社員へ会社からの期待と歓迎の気持ちを伝えるもので、本年は初めて男性社員が参加しました。
当社では産休後の復職率はほぼ 100 %と、多くの女性社員が出産後も活躍しています。
こうした取組が全社に浸透し、育休取得社員を応援する会社の風土が醸成され、近年では積極的に育休を取得する男性社員も増えました。(下表)
表.オイシックス・ラ・大地の男性社員における育休取得状況
出産や子育てに携わる社員はもちろんのこと、家庭環境に関わらず誰もが働きやすい職場づくりに会社全体で取り組み、「男女とも育児・介護しながらキャリアアップ」できる会社を目指しています。
企画したHR成長推進室の井澤より
子育てコーチングを学ぶことで、子どもが自ら考える力(自主性)を育むことができ、同時に会社でのメンバーとのコミュニケーションにも使えることが、社員の働きやすさにつながるとの思いで企画しました。
子どものいる社員向けのサポートは様々な企業が積極的に取り組んでいると思いますが、金銭や仕組みとしてのサポートではなく、自らスキルを身に着けることで、家庭も仕事にも役立つという取り組みは、出産や育休取得後、復職する社員が多い当社ならではないかなと思います。
講師の佐木馨(さき かおる)先生より
今回、初めて企業向けに「子育てコーチング研修」を実施しました。
私自身が子育てに行き詰まった時、「上司の関わりが変わると部下が自発的に動くようになる」という言葉に惹かれ、親子の関わりに取り入れようとコーチングを学んだ経験から、日々取り入れられる実践的な向き合い方や、「子どもと部下は、何か問題があった時に隠したがる」という共通点から、安心できる場作りからコミュニケーションを変えられる ということをワークも交えながらお伝えしました。
自立を促し、自主的・主体的な行動を引き出すためには何が必要か、日々、仕事帰りの3分を使って、子どもが帰宅したら、今日はどんなこと話すかな?どんなこと聞いてあげようかな?と考えてみることから始めて、ビジネスにも活かしていただけたらと思います。
研修に参加した社員のコメント
佐木先生と参加者の質疑応答
「子どもの立場になってみるワークショップや、具体的な行動の移し方など、課題意識が参加する前と後では全然異なった」
「小学校に上がった子どもとのかかわり方に悩むことが多かったため参加。ワークでの実践を通して子どもの気持ちが理解できました。またビジネスでも応用できることがたくさんありました」
「理論的な部分はビジネス研修で知っていたが、実際に子供が話したくなるような質問を考えたり、“Iメッセージ”への言い換えを作ったり、子どもが帰宅後すぐに使える具体的な内容で、大変実践的だったので満足しています」
「参考になること、意識してやってみようと思うことが具体的にたくさんあったので、とても面白かったです。ワークの時間があったのが良かった」
「認める、聴く、質問する、フィードバックするというそれぞれの内容が、実際のワークを通じて、先生がお話されていたように、まさに腑に落ちました。特に“認める”部分ができていないことを痛感しました」
オイシックス・ラ・大地では、これからも社員の柔軟な働き方を推進してまいります。
※参考:厚生労働省より(2021年5月7日時点)
https://www.mhlw.go.jp/content/000743975.pdf