黒大豆ポリフェノールで「血管のしなやかさの維持」機能性表示食品の届出が公開

掲載日: 2021年11月15日 /提供:フジッコ

2021 年 11 月 15 日

黒大豆ポリフェノールで「血管のしなやかさの維持」機能性表示食品の届出が公開

フジッコ株式会社(本社神戸市:代表取締役社長執行役員 福井正一)は、「黒大豆ポリフェノール」を機能性関与成分とした「血管のしなやかさの維持」に関する機能性表示食品について、消費者庁への届出を行い、2021 年 11 月 8 日に公開されました。

近年、食生活やライフスタイルの変化に伴って、高血圧、脂質異常症、糖尿病などに代表される生活習慣病が増加しています。生活習慣病は動脈硬化を加速させ、日本人のおよそ5人に1 人は動脈硬化による心臓や脳の病気で亡くなっています(厚生労働省、2020 年人口動態統計の概況より)。古来より食されてきた黒大豆は、生薬として利用され、漢方の書物の中には様々な効能を有すると記されています。特に「血流改善効果(活血)」については、複数の書物(神農本草経、補欠肘後方、張文中)に見られます。また実際に黒大豆の煮汁の摂取により血流の促進、高血圧や狭心症が改善したという報告もあります。本年度のNHK 大河ドラマ「青天を衝け」の第一話でも、黒大豆の健康効果について取り上げられています。「毎朝黒豆を 100 粒食べて牛乳を飲む」という健康法は、水戸藩主の徳川斉昭公が、息子である江戸幕府十五代目将軍の徳川慶喜公に勧めていたという記録があります。徳川慶喜公は江戸時代最も長生きした将軍です。昔の人々も経験的に黒大豆の健康効果を感じていたようです。

このような効果は黒大豆の種皮に含まれているポリフェノール成分に由来すると考えられています。そこで我々は、黒大豆の種皮より抽出・精製した機能性食品原料「黒大豆ポリフェノール(クロノケア SP®)」についての様々な機能性研究を行い、黒大豆ポリフェノールを配合したサプリメントの通信販売や素材販売を進めてきました。黒大豆ポリフェノールは低分子のプロシアニジンという成分を豊富に含み、非常に高い抗酸化作用を示します。これまでの研究により、黒大豆ポリフェノールの抗酸化作用は体内の酸化ストレスを低減し、血管をしなやかにする効果や、冷え・むくみの改善といった血流に関する機能性効果を発揮することを明らかにしました。また、加工食品の「煎り黒豆」を一日 30g、8 週間摂取すると、「血管年齢」が若くなることも確認しました(Yamashita Y., et al. Arch Biochem. 688, 2020 )。今回の機能性表示食品届出は、これまでの黒大豆ポリフェノールによる血管内皮機能の研究成果をまとめた SR を作成し、消費者庁への届出を行ったものです。今後は、既に臨床試験で効果を確認している「抗疲労」や「眼の疲れ」などの新たな機能性表示食品の届出を進めるとともに、黒大豆ポリフェノール「クロノケア SP®」を配合した自社の新たな機能性表示食品の開発や、機能性食品原料として、飲料やサプリメント等の素材販売を進めていく予定です。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.fujicco.co.jp/corp/upload/pr_211115_2.pdf

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