観光地“じゃない”大阪の商店街に10,000人宿泊。「ひったくり発生数ワースト」からの軌跡掲載のサイト公開

掲載日: 2026年01月23日 /提供:クジラ

旅の目的地は、有名スポットから“誰かの日常”へ。地元出身・『コップのフチ子』考案者で漫画家のタナカカツキさんらが帰ってくる!




リノベーション事業および、商店街をまちごとホテルに編集する宿泊ブランド「SEKAI HOTEL(セカイホテル)」を展開するクジラ株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役:矢野浩一、以下「クジラ」)は、2025年のSEKAI HOTEL年間宿泊者数が10,000人を突破したことをお知らせします。

また、“観光地じゃなかった商店街に、10,000人宿泊”という節目を記念して、特設サイト「10,000 dives into the Ordinary.」を2026年1月23日(金)に公開。本サイトでは、東大阪市・布施の商店街を「まちごとホテル」に見立てて運営してきたSEKAI HOTEL大阪布施の7年間の歩みを、数字・イラスト・インタビュー・まち歩きガイドなどを通じて紹介します。

「10,000 dives into the Ordinary.」
https://www.sekaihotel.jp/celebration/

“観光地じゃない商店街”を訪れる意味
SEKAI HOTELの舞台となるのは、いわゆる有名観光地ではありません。大阪府東大阪市・布施商店街や、富山県高岡市の中心市街地など、「ここには観光スポットなんて何もない」と地元の方が口にするような場所です。



それでも2025年、国内外から10,000人を超えるゲストが、これらのまちを“旅の目的地”として選びました。その背景には、以下のような体験価値があります。

・夕食はホテルのレストランではなく、商店街の老舗居酒屋や定食屋へ
・大浴場は館内のスパではなく、地域の銭湯へ
・朝食は純喫茶でのモーニングへ。常連客が広げる新聞越しのささやかな会話




旅行者は共通のパスポート(SEKAIPASS)や風呂桶を手に商店街を歩き、まちの人はその姿を見て自然と声をかける。商店街に点在する空き家や空き店舗を、セカイホテルとしてリノベーション。ものづくりで発展してきた東大阪市の歴史に由来しており、デザインコンセプトは「泊まれる町工場」。旧店舗の看板や素材から懐かしさを、また、リノベーションされた空間から過ごしやすさを実感できると思います。まちなかの暮らしに溶け込んだ客室として、これまで多くの方に過ごしていただきました。





「有名な観光スポット」を巡る旅から、「誰かの日常に飛び込む旅」へ。2025年の年間宿泊者数10,000人という節目は、そんな価値観の変化が具体的な数字として可視化された結果だと考えています。特設サイト「10,000 dives into the Ordinary.」、その内容は以下です。




1.10,000人の共飯者(きょうはんしゃ):3つの感謝企画
SEKAI HOTELでは、布施の日常を共につくってきた人々を敬意を込めて「共飯者(きょうはんしゃ)」と呼んでいます。特設サイトの公開と同時に「共飯者」企画を順次展開していきます。
第1弾:商店街のキャストたちをSEKAI HOTELにご招待
いつもは「もてなす側」である商店街の店主・スタッフを、今度はSEKAI HOTELの“ゲスト”として招待する企画。リノベーションされた「泊まれる町工場」にご宿泊いただきます。

第2弾:地元出身の著名人たちへ「おかえりなさい」企画
東大阪ゆかりの著名人・アーティスト・アスリートの方々に、「ただいま」と言える場所としての布施を体験していただく企画。まずは、『コップのフチ子』考案者で、漫画家・タナカカツキさんが布施にやってきます。その様子は、特設サイトやSNSで発信予定です。

第3弾:共飯者Tシャツプロジェクト
布施の“ふつうの一日”を身にまとえる商店街Tシャツを企画中です。詳細なデザインは今後公開予定ですが、共飯者にとって「着て楽しいTシャツ」になる一枚を目指します。

2.まちの日常を数字で表現(インフォグラフィック)
特設サイトの中核コンテンツのひとつが、商店街での日常を数字で切り取ったインフォグラフィック「DATA of ORDINARY」です。




■喫茶店でモーニングをした回数
■銭湯で風呂桶を持って暖簾をくぐった回数
■商店街でもらった“おまけ”の数
■旅のあとにレビューを残してくれた人の数
■LINEでつながり続けている旅人の割合
■世界各地から布施を訪れた国・地域

など、これまで蓄積してきたデータを、イラストとコピーで“物語のある数字”として表現しました。観光地のような派手な指標ではなく、「モーニングの回数」「おまけの数」といったささやかな数字を積み上げることで、“ふつうの商店街”が確かに変化してきたことを可視化しています。

3.まちの重鎮と仕掛け人が語る現在地
特設サイトでは、布施の変化を内側から見てきた2名のインタビューも掲載します。「無理のない、ちょうどいい距離感」 と街の重鎮が語れば、「意思決定に踏み込みすぎない」と支配人も応える。観光客視点だけではなく、地元商店街と運営側、両者の視点から「まちごとホテル」の現在地を描きました。




まちごとホテルが生み出す「三方良し」の循環

SEKAI HOTELでは、宿泊・飲食・大浴場といった機能を一棟の館内に完結させるのではなく、商店街の飲食店や喫茶店、銭湯などと提携し、まち全体で滞在を分担します。
この仕組みによって、以下のような「三方良し」の循環が生まれています。

1:旅行者にとっての価値(旅のアップデート)
・ガイドブックには載りにくい、地元の商店主や常連客との偶然の会話
・その土地のことばや時間の流れに触れる「生活目線の観光体験」

2:商店街にとっての価値(売上と誇りの両立)
・宿泊者の飲食・買い物・入浴などによる新たな売上
・「うちのまちには何もない」と感じていた地元の人が、自分たちの日常を誇りとして語り直すきっかけ

3:地域全体にとっての価値(持続可能なまちづくり)
・空き家・空き店舗のリノベーションによる街並みの維持・活用
・まちを知る人材(スタッフ・ガイド・インターンなど)の育成と、関係人口の増加




私たちは、古い建物や歴史ある商店街こそが、これからの日本の観光資源であると考えています。「SEKAI HOTEL」という宿泊サービスは、その価値を体験として可視化し、消費されて終わらない観光のかたちを模索するためのプラットフォームです。




クジラ株式会社代表取締役 矢野浩一

2018年9月にSEKAI HOTEL Osaka Fuseをオープンして以来、私たちは「観光地ではない場所に、どうすれば人が訪れるのか」という問いに向き合ってきました。 地域のありのままの日常(ORDINARY)をコンテンツとするSEKAI HOTELは、オーバーツーリズムに象徴される「消費・消耗する観光」ではなく、まちの日常と旅人が自然に交わる「共存する観光」を目指しています。
「まちごとホテル」という取り組みを通じて生まれた街の変化が、これからの日本における観光や地域との関わり方に、ひとつの可能性を示す存在になればと願っています。


SEKAI HOTELについて
SEKAI HOTELは、「旅先の日常に飛び込もう」をコンセプトに、まち全体を一つのホテルに見立てて運営する「まちごとホテル」です。客室は商店街やまちなかに点在する空き家・空き店舗をリノベーションして整備し、飲食や大浴場などの機能は地域の飲食店や銭湯と連携。旅行者は、SEKAI HOTELのフロントでチェックインしたあと、まるでそのまちに暮らしているかのように、商店街での食事や買い物、入浴を楽しむことができます。


会社概要
会社名:クジラ株式会社
代表者:代表取締役矢野浩一
所在地:大阪府大阪市北区中崎2-5-18
設立:2007年11月14日
資本金(資本準備金を含む):255,017,560円
事業内容:リノベーション事業、まちごとホテル「SEKAI HOTEL」、その他不動産・建築業
URL:https://kujira.ltd/
関連:SEKAI HOTEL(https://www.SEKAI HOTEL.jp/)

本件に関するお問い合わせ
クジラ株式会社広報(担当:上沼)
E-mail:〔yuki-kaminuma@kujira.ltd〕

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