
ビオトープ

共用棟「ふたばの本棚」(ライブラリー・カフェ・バー)
大和ハウスグループの大和ライフネクスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:齋藤 栄司)は、2026年6月に福島県・双葉町で開業予定のリトリート型ホテル「FUTATABI FUTABA FUKUSHIMA」において、双葉町の自然や地域の歩みに静かに寄り添う空間づくりに取り組んでいます。
その象徴となるのが、かつての生態系に学びながら整備するビオトープと、地域に息づく記憶に寄り添うライブラリーです。専門家の監修のもと、双葉町の自然と文化に向き合いながら、土地の魅力を活かした空間づくりを進めています。
宿泊ご予約はこちら: https://www.futatabi-futaba-fukushima.com/
「FUTATABI FUTABA FUKUSHIMA」とは

福島県双葉町・中野地区復興産業拠点に開業予定の、地域最大規模のバンケット&カンファレンスルームを備えたリトリート型ホテルです。東日本大震災・原子力災害伝承館や、2026年4月に開園予定の福島県復興祈念公園に隣接し、地域の再生と交流の拠点としての役割を担います。
<ホテルコンセプト>
双葉の自然や産業を、ふたたび取り戻したい(再生)。
この町や人の魅力と、ふたたび出会いたい(再会)。
そして、またこの場所へ来たいと思ってほしい(再訪)。
「FUTATABI FUTABA FUKUSHIMA」は、そんな“ふたたび”の想いを込めて誕生します。地域と調和しながら、訪れる人々が心と身体を見つめ直し、静かにととのう時間を過ごせる場所を目指しています。
「再生」への想い
双葉町は、震災と原子力災害を経て、自然環境や地域の姿が大きく変化してきました。避難指示の一部解除後、町には新たな産業や拠点が少しずつ生まれていますが、自然や文化がゆっくりと息を吹き返していくには、長い時間と丁寧な取り組みが必要です。「FUTATABI FUTABA FUKUSHIMA」では、こうした双葉町の歩みを大切にしながら、「再生」「再会」「再訪」という3つの想いをホテルの核に据えています。自然が少しずつ力を取り戻していく過程や、地域に受け継がれてきた記憶がふたたび息づく時間を大切にしています。
こうした想いをかたちにするために、私たちは、自然の再生を見つめるビオトープと、地域の記憶に静かに寄り添うライブラリーを中心に、双葉町の未来へと続く“ふたたび”の歩みに寄り添う空間づくりを進めています。
ビオトープに込めた「自然の再生」(監修:福島大学 黒沢 高秀氏)

「FUTATABI FUTABA FUKUSHIMA」のビオトープは、双葉町本来の自然の姿を静かに感じられる場として整備を進めています。自然が少しずつ力を取り戻していく過程に寄り添いながら、その土地固有の生態系を育んでいくことを目指しています。計画は、福島大学 共生システム理工学類 教授・博士(理学) 黒沢 高秀氏の監修のもと、生態学的な視点を取り入れて策定しました。サンカクイ・ミソハギ・ヒメガマなど、福島県を含む地域に自生する在来の湿地・草地植物を中心に植栽を選定し、気候や土壌に適した植生を取り入れることで、双葉の自然が持つ“本来の姿”に寄り添う環境づくりに取り組んでいます。
「水生昆虫や水鳥が戻ってこられる場所をつくりたい」という想いを軸に、周辺環境がまだ十分に整っていない段階から、専門家の知見を取り入れながら計画を進めてきました。水辺・植生・土壌環境を一体的に整えることで、自然がゆっくりと息を吹き返していく環境を育むことを目指しています。また、元々この地にあった双葉町の土壌の一部を、ホテル建設前に別の場所で保管し、今回の整備にあたって再び敷地へ戻して活用しています。かつての土地の記憶を受け継ぐ土台として、土壌を丁寧に扱いながら整備を進めています。
季節ごとに変化する植物の姿や水辺の生きものの営みを通じて、訪れる人が双葉の“再生の歩み”を静かに感じられる場所となることを目指し、今後も丁寧に取り組みを続けていきます。
【黒沢 高秀氏(福島大学 共生システム理工学類 教授・博士〈理学〉) コメント】
日本でビオトープという用語は、人が作った様々な水辺環境に用いられています。ここではドイツ語biotopeの本来の意味に近い、失われた双葉の生態系の復元を目指しています。そのために、周辺の植物相・植生調査から始まり、表土まきだし法や優占種の間引きによる中程度かく乱、モニタリングと順応的管理などの保全生物学的手法を駆使しました。地元のミズアオイやヤナギヌカボなどの絶滅危惧植物の域外保全や外来種の駆除・抑制など、最先端の植物園や保全施設並の本格的な生物多様性保全にチャレンジします。同時に、将来的にはこの庭の景観の構成要素としての性格も整え、世界でも類例のないと思われる、ホテルの庭での生物多様性保全の可能性を示したいと考えています。
ライブラリーに込めた「記憶の再生」(監修:有限会社BACH代表・ブックディレクター 幅 允孝氏)


「FUTATABI FUTABA FUKUSHIMA」の共用棟「ふたばの本棚」に設けたライブラリーは、震災の経験や地域で育まれてきた視点を受けとめ、未来へとつないでいく場として構想しています。監修を務めるのは、有限会社BACH代表でブックディレクターの幅 允孝(はば よしたか)氏です。幅氏は、読書空間を「記憶をつなぐ、過去から未来への架け橋」と捉え、本や人々の思索が交わることで、声にならない思いとの対話が生まれると考えています。
選書は、震災や復興に限らず、福島の風土や文化、自然、技術、芸術、哲学など、多角的に「生きること」や「継承」を見つめ直す本を約2,000冊(予定)揃えています。
震災の影響で利用できなくなった双葉図書館の状況を踏まえ、このライブラリーはホテルの利用者だけでなく、地域の方々にも開かれた読書空間として整えていきます。双葉の記憶に寄り添いながら、地域とともに育っていく場となることを願い、そのための対話の機会も大切にしています。
【ライブラリーづくりに向けたワークショップ】

2025年1月、ライブラリーの構想を進めるにあたり、幅氏とともに双葉町役場で地域住民の方々とワークショップを実施しました。当日は、机いっぱいに並べられた本の中から、参加者が「気になった一冊」を手に取り、その理由を語り合う時間を設けました。「どんな本に惹かれるのか」「どんな本があれば読みたいと思うのか」といった対話を通じて、参加者それぞれの思いや関心を共有し合いました。こうした声は、今後の選書や空間づくりに活かしていきます。
【幅 允孝氏(有限会社BACH代表・ブックディレクター) コメント】
このライブラリーは、震災の記憶をひとつの「大きな物語」としてとじてしまうのではなく、この場でこれからも続く旅や暮らしのためのエネルギーに充ちた空間になればと思い制作しています。現在の双葉に住む方々と交わした言葉や、これからこの地を旅する誰かのことを想像し、ささやかだけど新しい一歩を踏み出せるような本、即効性ではなく長い時間をかけて物事の理解を深めていく遅効性をもった本を大切にしていきたいと考えています。
また、このライブラリーは単なる情報の蓄積ではなく、個々の人が持つ視点や経験を「小さな確かさ」として尊重し、記憶の断片として共有しながら、声なき声との対話を生み出す媒介でもあります。時間の奪い合いがきびしい生成AIの時代に、敢えて紙の本(=他者)とゆっくり向き合い自身の内側をのぞきこむこと。そんな読書のスイッチを入れる静かで落ち着いた場所として、このライブラリーが機能することも目指しています。
【共用棟「ふたばの本棚」(ライブラリー・カフェ・バー)利用案内】
・ライブラリー
ご宿泊のお客さま:7:00~22:00の間、自由にご利用いただけます
一般のお客さま:10:00~17:00の間、併設のカフェで利用いただけるワンドリンク付き入館券(税込550円)をご購入のうえご利用いただけます
・カフェ&バー(時間帯に応じてカフェ/バーとして営業します)
10:00~17:00 カフェ営業
18:00~22:00 バー営業 ※バー営業は金・土・日限定/ご宿泊のお客様限定
日常を離れて、ととのう旅へ――「FUTATABI FUTABA FUKUSHIMA」が提案するリトリート体験

「FUTATABI FUTABA FUKUSHIMA」には、“自然”と“記憶”の再生をテーマにした空間とともに、心と身体を整えるための多彩な施設を備えています。
国産木材の温もりに包まれるスパエリア、約2,000冊(予定)の蔵書が並ぶライブラリー・カフェ、地元の旬の恵みを味わえるオールデイダイニング、そして四季の移ろいとともに表情を変えるビオトープ。これらの施設は、日常からそっと距離をおき、心静かに自分と向き合う時間をゲストに提供します。
ホテル概要
名称 : FUTATABI FUTABA FUKUSHIMA構造・規模 : 鉄骨造(共用棟など一部は木造)・5階建て
所在地 : 福島県双葉郡双葉町大字中野字宮ノ脇7 番1(予定)
アクセス : JR 常磐線「双葉駅」からシャトルバスにて約5分の「産業交流センター前」から徒歩5分
客室数 : 98室
施設 : バンケット&カンファレンスルーム(4ルーム・最大約430平方メートル )、レストラン、ショップ、ラウンジ、ライブラリー、スパ、フィットネスジム等
敷地面積 : 約23,000平方メートル
建築面積 : 約2,500平方メートル
延床面積 : 約7,000平方メートル
工期 : 2024年9月着工、2026年春竣工
開業 : 2026年6月
設計・施工 : 大和ハウス工業株式会社
運営事業主 : 大和ライフネクスト株式会社
※本リリースに掲載の画像は全てイメージです。
また、前回のプレスリリースでご案内しておりましたスイートの定員(5名)につきましては、建築仕様の調整に伴い、現在は4名での運用を予定しております。
会社概要
分譲マンション・賃貸マンション・ビル・物流施設・商業施設・ホテルなどの建物管理サービス、法人向け賃貸マンション・シェアハウス・カンファレンスホテル・リノベーションホテルの運営、オフィス移転サポートといった法人向けサービスなど、広くお客さまの住生活・不動産に関わる領域でサービスを提供しております。私たちは、”いま、ここから、よりよい未来を切り開いていく”という想いを持つ人の集合体であり続け、一人ひとりの個性、一人ひとりの考え方・価値観・感性を大事にしながら、お客さま、そして社会とともに、より豊かな暮らしを共創し続けることを目指します。大和ライフネクスト株式会社
所在地 : 東京都港区赤坂5-1-33
設立 : 1983年3月8日
資本金 : 1億3,010万円
代表者 : 代表取締役社長 齋藤 栄司
事業内容 : マンション管理事業、ビル・商業施設等管理事業、建設業、警備事業、貨物利用運送事業、損害保険・生命保険代理店事業等
URL : https://www.daiwalifenext.co.jp/








