安全性を高めた中山間地などの中小規模農家向けコンバイン「YH2A/3A」シリーズを発売

掲載日: 2025年12月04日 /提供:ヤンマーホールディングス


自脱型コンバイン「YH323A」

ヤンマーホールディングスのグループ会社であるヤンマーアグリ株式会社(本社:岡山県岡山市、社長:所司ケマル、以下ヤンマーアグリ)は、作業性・安全性を高めたコンバイン「YH2A/3A」シリーズ6機種を、2026年1月1日(木)に発売します。

農地の大規模化や担い手の集約が進む一方で、中山間地域は全国の耕地面積の約4割、農業産出額の約4割を占めるなど、日本の農業を支える重要な存在です※1。こうした中山間地特有のほ場や傾斜地で効率的に作業できる2条・3条刈りコンバインのニーズに応えるため、基本性能と使いやすさを両立し、さらに作業性や安全性にこだわったコンバイン「YH2A/3A」シリーズを主に中山間地農家向けに提案し、作業能率の向上と持続的な農業の実現に貢献します。

本機では、フィードチェーンへの巻き込まれ事故を防ぐ「手こぎ安全装置」を搭載し、安全性が向上しました。また、小型機ながら籾の排出作業を効率化するオーガシュータを搭載することで作業性が大幅に向上しました
商品概要
商品名:コンバイン YH214A/YH217A/YH220A/YH320A/YH223A/YH323A
発売日:2026年1月1日(木)
商品価格:2,684,000円~5,346,000円(税込、メーカー希望小売価格)
主な特長
1.充実した基本性能による高能率作業 (YH223A/323A)
「こぎ胴」+「送塵口処理胴」のロングこぎ胴で大量の籾を能率よく脱こくします。さらに「あざやかロータ」が籾から枝梗をしっかり取り除き、籾が揺動板全体に均平に拡散することで、よりきれいな選別が行えます。

「YH323A」での稲刈り作業

脱こく部イメージ

2.作業時の快適性の向上
「YH217A/220A/320A」のウイングハンドル仕様は、新たにオーガシュータを搭載。運転席から排出口先端の向きをスイッチで前後方向に調節し、コンテナやトラックに均一に排出することができます(「YH223A/323A」は旧モデルより搭載済み)

「オーガシュータ」

「YH220A」での籾排出作業

3.セーフティ機能による安全性と、点検・整備がしやすいメンテナンス性を向上
手こぎ安全装置は両手操作方式を新たに採用。手こぎレバーと手こぎスイッチを同時に押している間だけフィードチェーンが駆動するため、作業時の巻き込まれ事故を未然に防止します。 また、収穫作業前に機体各部への注油が簡単に行える集中注油装置や、作業中のトラブルに素早く対応できるマルチオープン機構など、日々のメンテナンス性を追求した機能により、機械トラブルの予防につながります。

手こぎ安全装置(写真は「YH323A」)

商品紹介ページ:
YH214AH/YH214A 
YH217A/YH220A/YH320A
YH223A/323A

https://www.youtube.com/watch?v=B9u0C3kcbIk


※1 農林水産省「令和2年耕地及び作付面積統計」「令和2年生産農業所得統計」
   中山間地域等について:農林水産省
※2 YH217A/220A/320Aのウイングハンドル仕様に搭載

<注記>記載内容はリリース発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。

ヤンマーホールディングス株式会社
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、エンジンなどのパワートレインを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開。環境負荷フリー・GHG フリーの企業を目指し、顧客価値を創造するソリューションを提供しています。未来を育むヤンマーの価値観「HANASAKA」を基盤に、“A SUSTAINABLE FUTURE-テクノロジーで新しい豊かさへ。-”をブランドステートメントとして掲げ、持続可能な社会を実現します。詳しくは、ヤンマーのウェブサイト https://www.yanmar.com/jp/about/をご覧ください。

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