高齢者施設向けに完全調理済みの安全・安心でおいしい冷凍食品の献立を提供しているクックデリ株式会社(本社:東京都港区・大阪府大阪市、代表取締役社長:鷲谷健)は、誰もが“最後まで口から食べる喜び”を感じられる介護食(嚥下食)を目指し、「クックデリの介護食」シリーズ(ソフト食/ミキサー食)を本格展開いたします。本シリーズは、おいしさと栄養価のバランス、そして食べ切れる適切な量を兼ね備え、これまでの介護食の常識を覆す新商品です。食欲低下・摂取量不足・介助者の負担など、介護現場で長年指摘されてきた多くの課題に対し、新たなソリューションを提供しています。

商品概要】
・クックデリのソフト食(UDF区分:舌でつぶせる相当)
舌でつぶせるほどやわらかく、飲み込みやすいように工夫した介護食。
・クックデリのミキサー食(UDF区分:かまなくてよい相当)
なめらかで飲み込みやすく、ペースト状に工夫した介護食。

【商品の特長】
◆「おいしさ×栄養価」の両立
栄養強化に伴う苦味やえぐ味を徹底的に抑え、数え切れない試作を重ねて“おいしい上に栄養価が高い”介護食を実現。
◆「やわらかさ×形状保持」のバランス
特にソフト食には、舌でつぶせるやわらかさが求められる一方で、時間が経ってもそのやわらかさを維持できることも必要です。この相反する要素を両立するため、素材の特性や独自の製法で、時間が経っても飲み込みやすいやわらかさを実現しました。
◆「食べきれる量」で無理なく栄養摂取
栄養価が満たされていても、食べきれなければ意味がありません。クックデリは提供重量を適正化し、「完食できること」にこだわり商品化しました。「食べきれた」という利用者の満足感や介助者の負担軽減にも貢献します。
商品化の背景にある”深刻化する高齢者の低栄養とフレイル”
厚生労働省の調査によると、65歳以上の約6人に1人が低栄養傾向にあり、その約半数が「フレイル予備軍」とされています。フレイルとは、加齢によって心身の機能が低下した状態を指し、放置すると要介護につながる可能性があります。フレイルの予防には、しっかりと栄養を摂ることが何よりも重要です。しかし、高齢になると筋力や神経の衰えにより、噛む・飲み込むといった基本的な食事動作が難しくなり、栄養摂取そのものが困難になるケースがあります。

厚生労働省 令和5年「国民健康・栄養調査」の結果
介護食における介護現場での課題も

さらに、心身機能の低下により嚥下機能が低下した方向けの介護食には、以下のような課題がつきまといます。
例えば、水っぽく見た目が悪いため食欲をそそらない、食感や味に乏しく完食できない、さらにとろみ剤などでかさが増えた結果、提供量が多くなり食べきれないといった問題が頻発しています。また、量が多いと食事介助の手間も増え、介助者の業務効率も悪化します。
嚥下機能の低下には介護食が不可欠である一方、その介護食の品質が低ければ栄養摂取が不十分になり、結果として低栄養やフレイルをさらに進行させるという、悪循環に陥っていたのです。クックデリはこうした介護現場の声と社会課題を一蹴し、味・量・栄養バランスのすべてを兼ね備えた「クックデリの介護食」シリーズで、低栄養やフレイルの予防に貢献していきます。
【クックデリについて】
高齢者施設のための完全調理済み冷凍食品メーカー。毎日17万食を約6,000施設にお届けしています。
日本は超高齢化に伴い、高齢者施設が増える一方、人手不足という社会問題に直面しています。当社はそのような施設に向けて、完全調理済みの冷凍食品を提供することによって、施設では少ない人数で料理を提供することを可能にしています。安全・安心で栄養バランスの整った美味しい食事を提供し、ご利用者様をはじめ関わるすべての方に喜びと笑顔を提供し、高齢者の食の未来を創造していきます。
【クックデリ株式会社 概要】
法人名:クックデリ株式会社
代表:代表取締役社長 鷲谷健
所在地:大阪市西区北堀江1-6-17 シオノビル2F
電話:06-6536-2302
設立:2016年
事業内容:
フレイル予防の為の食料品の研究と開発
高齢者向け食料品の企画・製造および販売
ホームページ:https://www.cookdeli.com/
