坂倉準三設計の文化財建築を再生したホテル『泊船』、2025年7月21日に開業決定

掲載日: 2025年05月13日 /提供:船谷ホールディングス

5月13日より宿泊予約受付スタート

船谷ホールディングスグループ(本社:三重県伊勢市村松町1364番地8/代表取締役:船谷 哲司)は、三重県伊賀市の市指定文化財である旧上野市庁舎(南庁舎、1964年竣工)を再生したスモールブティックホテル『泊船(はくせん)』を、2025年7月21日(祝)にグランドオープンすることをお知らせします。それに先立ち、2025年5月13日(火)11時より宿泊予約受付を開始します。重厚なモダニズム建築と伊賀地域の豊かな文化を融合させた唯一無二の空間で、訪れる皆さまに心安らぐ滞在体験を提供します。


スイートルーム客室イメージ

■ホテル『泊船』の特徴とコンセプト
『泊船』は、建築家・坂倉準三氏が設計した旧上野市庁舎(1964年竣工)を再生した、全19室のスモールブティックホテルです。歴史あるモダニズム建築の魅力をそのままに、現代の快適さを融合させ、地域と旅人に開かれた新たな場として生まれ変わります。建物は、自然光が降り注ぐ中庭を中心に設計され、東西南北に広がる回廊の先に客室がレイアウトされています。各客室からは、伊賀上野城を望む街並み、古い城下町の風情、周囲の山々など、方角ごとに異なる景観を楽しむことができます。なかでも、かつて市政を司った旧市長室を改装したスイートルームは、特別な存在です。重厚な歴史を感じさせる空間に、上質な寛ぎを加え、ここにしかない滞在体験を提供します。さらに『泊船』は、2026年春開業予定の伊賀市中央図書館と同一施設に位置し、宿泊しながら本と触れ合える新しい体験も可能に。本施設では、地元・伊賀焼や伝統工芸品の展示、文化イベントも予定されており、単なる滞在を超え、地域文化との豊かな出会いを育みます。

スーペリアツインルーム客室イメージ

■伊賀の文化的背景と建築再生の意義
『泊船』が位置する伊賀市上野丸之内は、伊賀上野城公園に隣接し、俳聖・松尾芭蕉の生誕地、そして伊賀流忍者発祥の地として知られる歴史と文化の薫るエリア。古くから京都・奈良・伊勢を結ぶ交通の要衝として栄え、豊かな自然とともに独自の文化を育んできました。さらに、今回再生する旧上野市庁舎は、坂倉準三氏の「建築は生きた人間のためのもの」という信念を体現した歴史的建造物。土地の高低差を巧みに活かした水平に伸びる建築は、周囲の自然に溶け込むように設計され、市民に開かれた心地よい公共空間を形作ってきました。今回の再生計画では、そうした思想を受け継ぎつつ、現代にふさわしい滞在空間へと昇華させる試みを行っています。文化財建造物の保存と活用を両立し、地域の新たな知と憩いの拠点となることを目指す『泊船』は、旅人にとっても、地域にとっても、心豊かな時間と出会いを紡ぐ存在となることを目指します。

旧上野市庁舎 建築家・坂倉準三が設計し1960年代に完成

■スケジュール
宿泊予約受付開始:2025年5月13日(火)
グランドオープン:2025年7月21日(祝)


客室タイプや宿泊プランの詳細は公式サイトをご覧ください。
https://hakusen-iga.com/

■ ホテル概要


名称:泊船(はくせん)
WEBサイト:https://hakusen-iga.com/
所在地:〒518-0873 三重県伊賀市上野丸之内116
客室数:19室
開業日:2025年7月21日(祝)



■ 運営会社概要
会社名:船谷ホールディングスグループ
創業年:1877年
本社所在地:三重県伊勢市村松町1364番地8
代表者名:船谷哲司
公式ウェブサイト:https://funatani-hd.jp/

本件に関するお問い合わせ先
info@hakusen-iga.com

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