1.プロジェクト概要
静岡県の支援を受け、県内企業2社が連携して「完全栄養非常食」の開発に本格着手しました。本プロジェクトは、災害時の栄養確保と日常の健康維持を両立させる画期的な食品の提供を目指し、2026年の正式発売を計画しています。
プロジェクト名(仮称):静岡発「完全栄養非常食」開発プロジェクト
主要参画企業:株式会社味香美、まつりのあと株式会社
【開発の目的・特徴】
栄養設計:ミネラル、ビタミン、タンパク質など、必要な栄養素をバランス良く配合
保存性・携帯性:長期保存可能で、携帯に便利なパッケージング
食味向上・日常利用:災害時はもちろん、普段の食卓にも取り入れやすい美味しさと手軽さ
【開発スケジュール】
2024年~2025年:実証実験、試作開発、プロトタイプ評価
発売予定:2026年(正式販売を目指す)
静岡県のビジネス創出支援を活用したプロジェクト
- 「令和5年度静岡県フードテック・ヘルステックビジネス創出支援業務」に基づく取り組み
- 県の施策を活用し、事業計画のブラッシュアップやマッチングを実施
県内企業2社(株式会社味香美・まつりのあと株式会社)を中心とした多企業連携
- 素材開発から製造、物流まで総合的な協働体制を構築
- 静岡県内外の企業・研究機関と連携し、革新的な非常食を開発
2026年の正式発売に向け、実証実験を進行中
- 栄養バランス・保存性・味覚・アレルギー対応を多角的に検証
- 災害時・非常時のみならず、日常の健康維持にも貢献
サステナブル&社会課題解決型の新ビジネス
- フードロス削減・地域経済活性化を実現
- 自治体との連携を強化し、持続可能な食品産業を構築
2.開発背景と支援体制
本プロジェクトは、静岡県が推進する「令和5年度 静岡県フードテック・ヘルステックビジネス創出支援業務」を活用して始動しました。事業計画のブラッシュアップや企業マッチングを経て、県内企業の技術を活かすとともに、株式会社スペックホルダー(代表:大野泰敬)の支援を受け、先進のフードテック技術を国内外に展開していきます。スペックホルダーは、フードテック事業を活用し、環境負荷軽減や資源循環型社会の実現に向けた取り組みを推進しており、その技術とノウハウが本プロジェクトの革新性を後押しします。
【ポイント】
フードテック技術のグローバル展開:静岡県発の技術を世界へ広げ、海外市場(特に東南アジア)での事業拡大を目指す
大手企業との共同開発支援:市場認知度向上と製品の市場適応力の強化を図る
3.期待される効果
- 災害時の栄養不足解消と健康維持
- - 災害時に必要な栄養素を長期間保持できる製品の導入により、家庭の備蓄環境の充実を図ります。国内の非常食市場は年間約2,000億円規模(総務省調べ)とされ、広範な社会的効果が期待されます。
- 新たな食文化創出・フードテック産業の発展
- - 静岡県内企業の技術を活かし、2026年までに50万食以上の生産を目指す。
- - 日常時、非常時の垣根をなくすフェーズフリーな新たな食文化の創出、定着に寄与。
- サステナブルな社会実現
- - 長期保存可能な日常食により食ロス削減に貢献。
- - 日常の健康管理に役立つ。
4.会社概要
【株式会社味香美】
代表者:代表取締役社長 柳井 智
所在地:〒430-0842 静岡県浜松市中央区大柳町435-3
事業内容:液体調味料、エキス類、加工食品、健康食品、ペットフード等の研究・開発・製造・販売
代表者: 代表取締役社長 川名 綾香
所在地: 〒436‐0085 静岡県掛川市成滝58‐2 C棟
事業内容: 各種食品の企画・販売・コンサルティング、防災用品の販売及び輸出入等
5.お問い合わせ先
【株式会社味香美】
(代表取締役社長 柳井)
TEL:053-464-3210
FAX:053-489-7872
E-mail:mikami-yanai@mve.biglobe.ne.jp
【まつりのあと株式会社】
(代表取締役社長 川名)
TEL:0537-64-7070
FAX:0537-64-7871
E-mail:info@matsurinoato.co.jp
【株式会社スペックホルダー / 事務局】
担当:高橋
E-mail:shinji.takahashi@specholder.jp