双日、双日船舶株式会社の株式の一部を譲渡

掲載日: 2025年03月19日 /提供:双日

 双日株式会社(以下「双日」)は、当社が100%株式を保有する双日船舶株式会社(以下「双日船舶」)の発行済み株式の一部について、オリックス株式会社(以下「オリックス」)および正栄汽船株式会社(以下「正栄汽船」)へ譲渡することでそれぞれ合意し、3月17日に株式譲渡契約を締結しました。(以下「本資本提携」)

 双日グループは、70年以上にわたり船舶事業を展開しています。高い専門性・運行管理能力を持つ人材を擁し、国内ほかギリシャをはじめとする欧州などの船主との幅広いネットワークと、国内を中心とする造船所との強固な関係性を活かし、とくに船舶トレーディング事業(新造船・中古船売買、傭船および Sale & Lease Back の仲介、貨物輸送事業、船舶管理)において数多くの実績を有しています。2025年1月23日に発表した「船舶トレーディング事業の会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ」に記載のとおり、双日は、グループ全体の事業の最適化に向けて、本事業の規模拡大と専門人材の能力発揮を図るべく、他社との事業提携を検討することとし、その実現に向けて2月12日に双日船舶株式会社を設立し、3月31日を効力発生予定日として対象事業を継承します。事業継承後の新会社名は、「ソメック株式会社」とする予定です。

 オリックスは、多角的金融サービス業を展開しており、船舶事業においては50年以上の事業経験を有しています。船舶の保有・運航管理事業や売買・仲介、国際的な船舶ファイナンス事業など、幅広い船舶事業を手掛け、事業拡大を進めています。正栄汽船は、日本最大の造船会社である今治造船のグループ会社として船舶貸渡業(船主業)を手がけており、主に国内外の大手海運会社に船舶を提供しています。

 日本の海事業界は、造船業から舶用機器製造、仲介業、貸渡業、船舶金融まで幅広い事業が集積する世界でも稀な市場です。また、船種の多様化や投資規模の拡大、事業のグローバル化といった変化への対応が求められています。本資本提携により、双日船舶は、造船業や船主業をはじめとする海運関係企業とのさらなる提携も視野に入れ、既存の船舶仲介業という枠を超えた幅広いサービス提供体制を構築し、海事産業の発展に寄与します。


(ご参考)
【双日船舶の概要】


【オリックスの概要】


【正栄汽船の概要】


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