食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社の投資子会社Future Food Fund株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:松本浩平、以下Future Food Fund)は、 株式会社オレンジページ(本社:東京都港区、代表取締役社長:立石 貴己、以下オレンジページ)、株式会社CAMPFIRE(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中島 真、以下CAMPFIRE)、東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:喜? 陽一、以下JR東日本(東京感動線))、株式会社STUDIO HOLIDAY(本社:東京都港区、代表取締役:堀内 弘誓、以下STUDIO HOLIDAY)の4社と共催で“食”のピッチコンテスト「K,D,C,,, Food Challenge」の最終審査を、2025年2月27日(木)に開催しました。
食分野で新しいチャレンジをしたいベンチャー企業や個人の方々と、食に関わる大手企業をつなぐことを目的に、2021 年に始まった本コンテストも今回で 7 回目。過去最多となる 27 組のエントリーから、9 組が最終審査に進出。34 組の企業とのマッチングが成立しました。

最終審査に進んだプロダクト

出場企業および審査企業の皆様
最終審査へ出場した企業9社の紹介

■過去最多、幅広いプロダクトがエントリー
過去最多となる 27 組から応募があった第 7 回には、ドッグフードや災害食、知育菓子など、これまで以上 に幅広い視点で考案されたプロダクトもエントリー。また、すでに販売している商材のさらなる販路拡大を 目指した参加も多く、全体的にクオリティの高いプロダクトが揃っていたのも印象的でした。
■ハイレベルな最終審査で、参加者と審査員のディスカッションも白熱!
食分野等で活躍する方々を審査員に招き開催された最終審査。参加者のプレゼンテーション・試食のあと、「興味あり」または「協業したい」と思った審査企業が札を挙げていくマッチング形式で進行しました。
審査員から「食品プロダクトとしておいしいのは当たり前。プロダクトを通して世の中に何が還元できるか、という点までストーリーに落とし込み、社会に伝えようとする姿勢が全体を通して感じられた」と総評が寄せられた今回。参加者のそれぞれの想いが込められた内容に、発表後の審査員とのディスカッションも白熱!
製品のさらなる可能性や市場での具体的な展開まで、深く掘り下げられる場面が多々見受けられました。
■グランプリは「日本草木研究所」の日本ハーブ・スパイス
ハイレベルな審査の中、グランプリを受賞したのは、在来ピンクカルダモン、アオモジの実など、日本独自のスパイス・ハーブを採取、製品化してきた「日本草木研究所/株式会社山伏」。
〈日本の森を、食の切り口で高付加価値化。国土面積の7割を、宝の山に。〉を企業ミッションに掲げ、茶葉や調味料などの商品を開発、ホテル・高級レストランを中心に販路を拡大してきました。審査員からは、新規性の高い日本のハーブの風味、また日本の林業支援に事業をつなげた社会貢献度が特に評価され、審査企業 8 社のうち 7 社とのマッチングが成立しました。

日本草木研究所代表 古谷知華さん
準グランプリは、「Coloridoh Inc.」のカラフルなクッキー生地。粘土のように好きな形を作って焼くだけ、アレルゲン&グルテンフリーで、親子間のコミュニケーション促進に着目したプロダクト設計が高く評価されました。第 3 位は「合同会社あきらめの悪い人たち」。卵の代わりに甘酒を使ったソース「甘酒マヨ」を発表。マヨネーズとほぼ変わらぬ食感でさっぱりと食べやすく、試食した審査員たちに大好評でした。
■恒例の懇親会で次のステップへ!
白熱したピッチコンテスト後には、審査企業との懇親会も実施。参加者にとっては次のステップへのヒントや改善点、ビジネスチャンスを見いだす貴重な場となりました。また、リアルタイムでオンライン配信された審査会の視聴者数も過去最大となり、イベントへの注目度の高まりが感じられました。

~最終審査のアーカイブ動画を公開中!~
https://kdc-foodlab.com/news/kdc-food-challenge07-3/
「Kimchi,Durian,Cardamom,,,」(K,D,C,,,)について
2025 年 3 月 28 日で開業 4 周年を迎える、新大久保駅直上にあるフードラボ。食の交流拠点として、食に関わる様々な人の交流を促進しながら、新たなフードビジネスや食文化を創発する様々な取り組みを行っています。
https://kdc-foodlab.com
第7回「K,D,C,,, Food Challenge」開催概要
■名称 :K,D,C,,, Food Challenge
■応募資格:食品(外食および包装された小売り向け食品)のプロダクトまたはアイディアを持ち、
新たな展開を考えているベンチャー企業および個人
実際にプロダクトがある、または試作できていることが応募条件
■エントリー期間 :2024年11月8日(金)10:00 ~ 12月24日(火)12:00
■一次審査結果発表:2025年2月13日(木)コンテスト特設ページにて
■最 終 審 査 :2025年2月27日(木)
■共 催 :株式会社オレンジページ、株式会社CAMPFIRE、
東日本旅客鉄道株式会社(東京感動線)、株式会社 STUDIO HOLIDAY、
Future Food Fund株式会社
■審査員 : 「K,D,C,,,」サポート企業等が行いました。(順不同)
・住商ベンチャー・パートナーズ株式会社 ・ハウス食品グループ本社株式会社
・ロート製薬株式会社 ・オイシックス・ラ・大地株式会社
・株式会社 CAMPFIRE ・株式会社紀ノ國屋
・株式会社 JR 東日本クロスステーション フーズカンパニー
・株式会社 JR 東日本クロスステーション リテールカンパニー
特典
・マッチング特典:採択された企業、個人の方へは、商品の社会実装や販路拡大の支援などを行います。
・最多マッチング賞:マッチング数が一番多かった企業・個人の方に、共催 5 社が企画する成長・支援プログラム「キムジム」(※)を提供。受賞企業と共催社で実施内容を検討し、「K,D,C,,,」4階を活用しながら、6カ月間で更なる成長や事業拡大のサポートをします。
成長・支援プログラム「キムジム」サポート内容の一例
・エキナカ出店の優先交渉権
・「K,D,C,,,」4階コワーキングスペース等の6カ月間無料利用の権利
・実践経験のあるバイヤーやマーケティング担当者との相談機会の提供
・「CAMPFIRE」におけるクラウドファンディング実施時のサポート
・企業・商品ブランディング等のサポート 他

Future Food Fund株式会社について
Future Food Fund株式会社は、2019年8月に日本の食のスタートアップエコシステムを作る為に、フードイノベーション領域に特化した国内外のスタートアップ企業への出資を目的としたCVCファンドを運営する投資子会社として、オイシックス・ラ・大地株式会社により設立されました。パートナー企業とともに、国内外の先進的な食・農・ヘルスケア領域への積極的な投資と、販売や商品開発などの支援も可能としており、日本国内で、スタートアップ企業を支援するエコシステムの構築を目指しています。
(「Future Food Fund」サイトURL:https://futurefoodfund.co.jp/)

オイシックス・ラ・大地株式会社について
オイシックス・ラ・大地株式会社(代表:高島宏平)は、有機・特別栽培野菜、添加物を極力使わない加工食品など安心・安全に配慮した食品の宅配サービスを「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の 3ブランドで展開しています。
当社は「これからの食卓、これからの畑」を理念に掲げ、食に関する社会課題をビジネスの手法で解決する事業を推進しています。