株式会社NTTアグリテクノロジー(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:酒井 大雅、以下「NTTアグリテクノロジー」)と株式会社農業総合研究所(本社:和歌山県和歌山市/代表取締役社長 堀内 寛、以下「農業総合研究所」)は、2024年9月3日に締結した資本業務提携に基づき、農産物の高付加価値化やフードロス削減に資する加工食品の共同開発を進めて参りました。この度、第一弾商品として、簡単調理で日々の食卓に彩りを加える3種類の国産乾燥野菜を、農業総合研究所が展開する関東スーパーマーケット17店舗の産直コーナーから、2025年3月11日より販売を開始します。

商品(イメージ)
1.背景
NTTアグリテクノロジーは、「食の安定供給」「食の安全」などの社会課題解決をめざし、大規模施設園芸の設計・施工、自社農場での生産・販売事業、さらにICTを活用したデータ駆動型農業の実装など、さまざまな事業に取り組んできました。こうした取り組みの中で、規格外という理由で廃棄される野菜の存在をあらためて認識し、可食でありながら形状や傷などの理由で市場に流通しにくい野菜が活用されずに廃棄される現状を、持続可能な農業の観点から解決すべき重要なテーマと考えています。
また、一般家庭においても、賞味期限が過ぎたことによる食品廃棄の課題があげられます。
そこで、これら二つの課題を解決する糸口として、保存性を高めることでフードロス削減につながり、規格外野菜も活用した乾燥野菜「野菜を食べる」シリーズの開発に取り組みました。
農業総合研究所は、生産者と生活者を直接つなぐ新しい農産物流通の形を確立し、全国のスーパー(約2,000店舗)で農産物の産直販売を実現した「農家の直売所事業」や、生産者から農産物を買い取り、ブランディングしてスーパーに卸す「産直卸事業」を展開してきました。今回の乾燥野菜「野菜を食べる」シリーズの販売においても、強みとする生産者との密接なネットワークや、これまで培ってきた小売販売流通網を活用し取り組んでまいります。
この取り組みを通して、両社は、フードロス削減と農産物の高付加価値化への役割を果たしてまいります。
2.特長
乾燥野菜「野菜を食べる」シリーズは、「時間がない中でも料理はしたい」、「家事・育児・仕事と多忙な中でも家族に野菜を食べさせたい」、「ふとした時に使える野菜をストックしておきたい」、「サステナビリティに資する商品を応援したい」というお客様ニーズを元に開発されました。
原材料はすべて国産野菜を使用し、かつ可食でありながら形状や傷などの理由で市場に出回らない規格外野菜も活用することで、フードロス削減に寄与しています。
3.商品概要
「簡単・便利・手軽に、野菜を食べられる」ように、下ごしらえに手間がかかる野菜をミックスした商品ラインナップとしました。調理時間を短縮することで家族や自分自身の時間を作りたい、というお客様の声に応え、まな板や包丁も使わない、フライパンひとつで完成する基本のレシピも開発しました。
1.時短調理可能
調理工程の中で乾燥野菜を戻すことが出来る基本のレシピを開発し、その調理時間が約10~15分程度となるようにしました。
2.使いやすい内容量
1袋2~3人前のサイズ設計で無駄なく使い切れ、乾燥野菜を使ったことがない方にも手に取っていただきやすい内容量です。
3.3種類のバリエーション
チャーハン用、キーマカレー用、パスタ用と、食卓で人気な基本メニューのレシピを開発いたしました。
価格 :各324円(税込)
■乾燥野菜「野菜を食べる」シリーズを使った基本メニューの調理後イメージ※
※本商品は乾燥野菜です。乾燥野菜以外の具材は含まれません。

チャーハン

キーマカレー

パスタ
レシピ掲載URL
チャーハン
https://www.ntt-agritechnology.com/ec/foods/recipe/001.html

キーマカレー
https://www.ntt-agritechnology.com/ec/foods/recipe/002.html

パスタ
https://www.ntt-agritechnology.com/ec/foods/recipe/003.html

4.今後に向けて
両社は、今後も食農分野における社会課題解決に貢献できるよう、加工食品開発・販売事業を共同で進めてまいります。