株式会社プレイド(東京都中央区:代表取締役CEO 倉橋 健太)の社内起業組織 STUDIO ZERO(スタジオゼロ)は、大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原 正隆)エナジーソリューション事業部 計画部市場戦略チームと共催で行った、イベントレポートを公開いたしました。
STUDIO ZEROでは、伴走型新規事業開発サービスを提供しています。
新規事業開発やグロースの経験あるメンバーが企画や実行を代行する役割だけでなく、企業の主体性を尊重した上で、時には半歩先をリードしたり、時には後ろから背中を押したりしながら、知見や経験が当事者および社内に蓄積されるような「内製化」を推進しています。
第三者的なアドバイスや調査レポートの提出といった「支援」という関わり方だけでなく、実行の部分も力強く行う「事業共創」という形で、自らも結果にコミットし、共に新しい事業創造を目指しています。
本セミナーでは、ご支援先である大阪ガス株式会社エナジーソリューション事業部計画部市場戦略チームの村井氏・春日氏をお招きし、大阪ガスの新規事業であるFitDish事業での戦略立案について深堀りし、事業成長に携わるお二人の生の声をご紹介しました。
大阪ガス株式会社 エナジーソリューション事業部計画部市場戦略チーム 村井 椋 氏
大阪ガス株式会社 エナジーソリューション事業部計画部市場戦略チーム 春日 和 氏
株式会社プレイド STUDIO ZERO Senior Business Architect 上田 貴弘
株式会社プレイド STUDIO ZERO Senior Business Architect 難波 佳代子
大阪ガスの新規事業「FitDish」
村井氏は、まず大阪ガス株式会社の概要を説明しました。「創業は1905年で、100年以上続く関西を中心としたガス会社という印象を持っていただいていると思います。FitDishのようなライフビジネスソリューションの領域にもチャレンジしており、事業のポートフォリオを変えながら、さまざまな新しいことに挑戦しています」
また、大阪ガスグループの目指す姿として「暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループ」であること、「暮らし全般の様々なお困りごとを解決する」ことを挙げました。
新規事業「FitDish(フィットディッシュ)」については「冷蔵のおかずパウチを宅配するサブスクリプションサービス」と説明し「おまかせ診断で顧客に合わせた商品を届ける点が特徴」だと強調しました。2023年9月にサービスを開始し、当初は主に共働き世帯をターゲットとしていたものの、現在は20代から60代以上まで、幅広い世代や世帯にご利用いただけるサービスとして発展を続けています。
事業立ち上げ時の課題
新卒3年目で新規事業立ち上げに取り組んだ村井氏は、以下の課題を感じていたそうです。
新規事業未経験による戸惑いと業務の優先順位付けの困難さ
新規事業に適したKPI設計と整理に課題があった
実績集計後の分析・活用不足
村井氏「サブスクという事業でもあるので、新規と継続を今後どのように伸ばしていくのか、頭の中では漠然とあっても、言語化が難しく、自分の中で実は整理ができていなかったこともありました」と、素直な感想を口にすることもありました。
改善のステップ
STUDIO ZERO上田は、村井氏が挙げた新規事業立ち上げ時の課題を解決するため、以下の改善ステップを説明しました。
新規獲得施策の最適化
定量データの可視化と分析
UI/UX改善
顧客の声の収集と分析
本セミナーでは、上記4つの改善ステップのうち、サブスク事業を伸ばす鍵となる「顧客理解」をより深めるため、「顧客の声の収集と分析」にフォーカスして、お話ししました。
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