2008年に発表され、発売当時は注目されずのちにその強烈なタイトルや内容への賛否両論でカルト的な熱量の高いファンを生むも、流通量の少なさから古書が高騰して幻となっていた小説、飛鳥部勝則『堕天使拷問刑』。2023年に書泉・芳林堂書店限定で復刊販売を行い、発売1年で重版部数5,000冊が完売致しました。この度『堕天使拷問刑』は2025年1月22日に早川書房より文庫化され、奇跡の一般書店での再流通を果たします。
書泉・芳林堂書店は『堕天使拷問刑』の復刊後、他の飛鳥部作品の復刊も続けて実施し、「芳林堂書店と、10冊」という企画のなか、現在までに計8作品の長篇小説を復刊販売致しました。復刊後の合計販売数は1万3千冊を突破しています。
飛鳥部勝則氏と書泉・芳林堂書店の共同取組の集大成として、書泉・芳林堂書店は2024年12月1日に同人誌『フィフス』を制作・発売いたしました。2010年に発表された短篇「フィフス」に新規書き下ろしとあとがきを加え、イラストレーターの鈴木康士氏の装画で文庫にまとめたこの同人誌は、ファンが待ち望んだ新刊です。文学フリマ東京39への参加・頒布を皮切りにその後も好調に店頭・オンラインでの販売にて読者を増やし続けています。
この度、文庫版『堕天使拷問刑』の発売に併せまして、同人誌『フィフス』を重版致します。そして新たに、紀伊國屋書店新宿本店での取り扱いも決定いたしました。『堕天使拷問刑』を読み、飛鳥部作品の魅力の虜になったかたは、どうぞ『フィフス』をお手に取ってください。
<この企画を起案した、芳林堂書店高田馬場店 店長 山本さん コメント>
文学フリマ東京39にて販売をスタートした飛鳥部勝則先生の『フィフス』ですが、ファンの皆様に好意的に迎えて頂き、この度重版ができることになりました。応援頂きましたお客様方のおかげです。ありがとうございます。重版にあたって作品内容の変更はございませんので、買いなおしは不要です。細部の配置ミスを修正し、違和感なく読めるように変更を行いましたことと、奥付の更新のみとなっております。デザイン面では遊び心といたしまして、カバーを外した書籍本体の表紙印刷インクの色を再版用に変更したほか、調子に乗って帯に「重版出来」マークをデザイン致しました。書店で働いていて、自社商品で「重版出来」のワードを使用できる機会があるとは夢にも思いませんでした。もしよろしければこの同人誌のマイナーチェンジを店頭で見比べていただけますと幸いです。
遂にリリースされる文庫版『堕天使拷問刑』をお読みになり、次の飛鳥部作品に手を伸ばしたくなった読者の方は、どうぞ書泉・芳林堂書店、さらに紀伊國屋書店新宿本店でも飛鳥部勝則最新刊『フィフス』を販売しておりますので是非お買い求めください。またそれ以外の作品をお求めでしたら、書泉・芳林堂書店へお越しくださいませ。『フィフス』の他にも復刊した飛鳥部作品を多数ご用意しております。飛鳥部沼へようこそ。
【商品情報】
『フィフス』
販売価格:1,500円(税込)※本体価格1,364円+136円(消費税)
JAN:2570000031161
判型:A6判 ページ数:総132P(表紙込み)
あらすじ:
夜、大学生の鈴森一気が廃工場裏で目撃したのは、斧で人間を切断する美少女・蘭冷の姿だった。組み敷いた一気に対して少女はいう。「今日からお前は私の奴隷だ。」推理と怪奇を併せ持つ血みどろライトなエンタメ小説。
■重版商品発売日:2025年1月22日(水)
紀伊國屋書店新宿本店(店頭販売のみ・完売次第販売終了となります。)
書泉オンライン:https://shosen.tokyo/?pid=183337837
書泉グランデ/書泉ブックタワー/芳林堂書店高田馬場店
書泉では、一緒に『フィフス』を販売してくださる書店・そのほか販売店を募集をしております。
ご興味を持って頂きました方は、以下のメールアドレスへお問い合わせください。
条件・納期に関してご案内いたします。
shosenkikaku@shosen.co.jp 書泉企画部 担当:手林
株式会社書泉
「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号の書店を展開。「鉄道」「アイドル」「プロレス」をはじめ「数学」「占い」など様々なジャンルの本・雑貨を深く扱っています。著書にまつわるイベントも多数実施。
<参考>「書泉と、10冊」企画概要と、これまでの販売実績数
昨今、さまざまなネットサービスで過去に出版され、探しても見つからない数々の本が法外な値段で取引されています。「欲しい人が払える分の値段を払う」ということは一見、今の世の中の「当たり前」に見えますが、私たちは「そうではない」と考えます。
ファンの方が熱望するあの名作、私たちも是非お勧めしたいあの名著を「適切な価格」でお届けすることに私たちは挑戦していきます。
そして、それは私たち“本屋”だけでは実現できません。
著者の方々、出版社のみなさま、ファンのみなさま、などご縁のある方と協力しながら、少しずつでもこの挑戦をカタチにしていけると信じています。
この企画を「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」という名前にしました。
「書泉と、ご縁ある方で世に送り出す10冊」という願いを込めての企画タイトルです。
この企画で改めておススメしたい本を2023年8月よりお届けしています。
2024年8月までの、第1シーズンでは25の作品を再度世の中に送りだし、総計で2万冊以上を販売することができました。
「書泉と、10冊」 第1シーズン(2023年8月~2024年8月)
「芳林堂書店と、10冊」 第1シーズン(2023年9月~2024年8月)
この後も、この取り組みを一過性ものにせず「書泉と言えば、10冊だよね」「芳林堂書店といえば、10冊だよね」と言っていただけるようなレギュラー企画に育てていきたいと想いを新たに、2024年11月より第2シーズンも始めております。
「書泉と、10冊」 第2シーズン
「芳林堂書店と、10冊」 第2シーズン
これからも引き続き、企画に賛同いただける出版社・著者のみなさまからのお声かけもお待ちしております。
<掲載記事リンク>
復刊した飛鳥部勝則さんの作品が、芳林堂書店・書泉だけで売上1万部を突破!デビュー作『殉教カテリナ車輪』を、紀伊國屋書店と蔦屋書店の計5店舗でも7月1日(月)から販売開始決定!!
https://www.bunkanews.jp/article/prtimes_posts/384226/
『堕天使拷問刑』の著者、小説家 飛鳥部勝則最新刊『フィフス』 を、(株)書泉が「芳林堂書店と、10冊 第2シーズン」の第1弾として同人誌で出版致します! 2024年11月5日(火)より予約受付開始!!
https://news.biglobe.ne.jp/economy/1105/prt_241105_8492432944.html