【調査レポート】女性農業者の直面する課題についてのアンケート

掲載日: 2025年01月09日 /提供:クボタ

女性農業者は経営への関与度が上がるほど「自分らしく暮らせている」と感じる割合が高まる




株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一、以下「当社」)は、女性農業者が自分らしく暮らしていくために何が必要なのか、どのような障壁・課題に直面しており周囲にはどのような支援が求められるのかを明らかにするため、女性農業者の直面する課題についてのアンケート調査を実施いたしました。
その結果、女性農業者が直面する壁には「農業者としての自分のキャリアに自信が無い」「家事・育児などケア労働の割合が高く、時間がない」ことが挙げられるものの、農業経営への関与度が上がるほど「自分らしく暮らせている」と感じる女性農業者の割合が高まることがわかりました。

当社が2025年1月17日に開催するオンラインイベント「GROUNDBREAKERS」では、3名の女性農業者と女性活躍推進に取り組む自治体担当者が、女性農業者が直面する壁とその乗り越え方や周囲に求められる支援について座談会を行います
女性農業者が農業経営に参画し、より自分らしく暮らしていくために何が必要なのかを考えるコンテンツとなっていますので、ぜひご参加ください。
1.調査結果トピックス
(1) 経営者および共同経営者の女性農業者が直面した障壁・困難・悩みで最も多いのは「農業者としてのキャリアに自信がない」
(2) 農業経営への関与度が上がるほど「自分らしく暮らせている」と感じる女性農業者の割合が高まる
(3) 今後、農業経営に関わりたいと思っている女性農業者の割合は56%。その際の障壁は「ケア労働の負担」と「自信不足」


<トピックス1>経営者および共同経営者の女性農業者が直面した障壁・困難・悩みで最も多いのは「農業者としてのキャリアに自信がない」
現在経営者、または共同経営者として農業に携わっている方に聞いた「農業に従事する中で、過去にどのような障壁・困難・悩みがありましたか」という質問(複数回答可)に対し、最も多かった回答は「農業者としての自分のキャリアに自信が無かった」の40%。次いで「経営や課題解決方法の知識を得る機会や場がなかった」の38%と、自信のなさと教育機会の不足がうかがえる結果となりました。



<トピックス2>農業経営への関与度が上がるほど「自分らしく暮らせている」と感じる女性農業者の割合が高まる
また、現在経営者、または共同経営者として農業に携わっている方に「経営に関わること、自分が関わる経営の領域を広げる前より自分らしく暮らせるようになったと思うか」の質問には、7割以上が「そう思う」と回答しました。
さらに、現在の農業経営への関わり方と、「自分らしく暮らせている」と感じている度合いをクロス集計したところ、「とても感じている」の割合が最も高いのは「経営者として関わっている」、次いで「共同経営者として関わっている」「特定部門の責任者として関わっている」が続き、最後に「パートナーや親族等が経営を行い、必要に応じて意見を述べている」となっており、農業経営への関与度が上がるほど、「自分らしく暮らせている」と感じる女性農業者の割合が高まることがうかがえる結果となりました。






<トピックス3>今後、農業経営に関わりたいと思っている女性農業者の割合は56%。その際の障壁は「ケア労働の負担」と「自信不足」
現在、経営者または共同経営者以外の立場で農業に関わっている方を対象とした「今後、農業経営に関わりたいか」という質問には、半分以上の56%が関わりたいと思うと回答。
その際に「何が障壁になると思いますか」という質問(複数回答可)には、「『女性だから』と家事・育児などケア労働の割合が高く、時間がない」と回答した方が50%にのぼり、次いで「農業者としての自分のキャリアに自信がない」が47%と、ケア労働の負担と、自信の無さが大きな障壁となることが明らかになりました。







2.調査概要

3.オンラインイベント『GROUNDBREAKERS』「壁を乗り越え、自分らしく農業経営をするには?女性農業者座談会」概要

オンラインイベント『GROUNDBREAKERS』への参加申し込みは、以下のURLからご登録ください
https://agriculture.kubota.co.jp/special/groundbreakers/

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